2010年5月20日木曜日

第1ステージ・第1テーマ<ごみ問題>報告改訂版:T2ファージ





<ゴミ問題の現状>
・産業廃棄物:事業活動に伴って生じた廃棄物のうち、燃え殻、汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック類その他政令で定める廃棄物
      →平成19 年度総排出量約4 億1,900 万トン

・一般廃棄物:産業廃棄物以外の廃棄物
       →平成20年度ごみ総排出量約4,811 万トン

→ごみの内訳

<わたしたちの生活とゴミ問題との関連>
①根本的問題
ごみ排出量の増加…〈原因〉・人口の増加に伴う一般廃棄物の増加
・快適な生活を求めることによる新しいものの購入
・使い捨て型の商品や容器の普及
・オフィスのOA化による紙ごみの増加
         〈影響・問題〉・埋立地の枯渇と新たな開発をする土地の減少
                ・燃焼時に発生する有害ガスの影響。
                ・廃棄物処理にかかる費用の増加
         〈解決策〉・生産(新商品の開発を含む)を減らす…産業廃棄物は減り,買い手も買い替えの頻度が落ちるかもしれない。がしかし、会社の出す利益は大幅に下がる。もちろん国としての利益も下がり、経済衰退となりかねない。⇒『経済成長はしたい,そのうえごみ(=生産量 とする)を減少させたい』という今の世の中の考えには矛盾が生じる。
               ・使い捨て型の商品の購入を控える。企業としては,この商品の原料をリサイクル可能なものにする
②身近な取り組み例
・ゴミの分別…リサイクル率の向上、発生ガスの限定
・買い物袋の持参&個装の少ない商品の購入…袋というプラスチックごみの減少
・缶,ペットボトルをつぶして捨てる…輸送費の削減
<リサイクル>
リサイクル量(2009年度)…約1760万トン   ←排出量の約3割
種類…ペットボトル・アルミ缶・スチール缶・牛乳パック・トレイ・段ボールetc
○リサイクルされたのちにできるもの
リサイクル前と同じものを作るリサイクルを“マテリアルリサイクル”、
違うものを作るリサイクルを“ケミカルリサイクル”と呼ぶ。
ペットボトル…ペットボトル・繊維ex,カーテン・シートexクリアファイル・ボールペン・ごみ箱 など(PETボトルリサイクル推進協議会HPより)
アルミ缶…アルミ缶(『CAN TO CAN』)・品質の良い鉄を造るための脱酸剤・アルミ鋳物製品(自動車部品など)(アルミ缶リサイクル協会HPより)
牛乳パック…トイレットペーパー (全国牛乳容器環境協議会HPより)

リサイクル歴が長いアルミ缶についての近年の状況



3R…リデュース(発生抑制)・リユース(再使用)・リサイクル(再資源化)
  ○近年これに加えて『サーマルリサイクル(熱回収)』も行なわれている。

これらを踏まえたうえで、子供たちとの関わりについて考えをまとめてみる。
企業廃棄物よりも一般廃棄物のほうがなじみがあると思うので、一般廃棄物を具体的に取り上げる。
日本は世界の中で面積が小さく狭い方である。その日本からでる大量のゴミが何のごみであるのか、を授業で教える。そのなかで私たちの努力によって減少させられるものは何であるのかを話し合いなどで挙げてもらう。家庭ごみの項目がでなかったら総括のようなもので教師側が提案する。そして実際にゴミを減らすための取り組みをしてもらう。
 家族の方に協力していただいて一定期間何もしないでゴミを捨てた場合と、ゴミを減らすための取り組みをした場合でどれくらいゴミの量が変わるのかを目で見て自分で体験して感じてもらう。この体験をしてもらう前にレジ袋を使わないでMYバッグを持っていくとか、牛乳パックをリサイクルするとかをするとゴミがどれくらい減るのかというのをスーパーの方や環境センターの方の協力を得て、社会科見学がてら現場で働いている人が実際感じていることを話していただくことが子どもの関心をより強くひきつけ、自分もリサイクルしてみよう。と思ってもらえてリサイクルするのが普通だと思えるようになることが学習指導要領にある内容だと思う。


考察
ゴミ問題が近年ではかなりの頻度でマスコミや、学校などで取り上げられているせいか、ゴミの量が年々減少している。これらは、大人だけではなく、子供たちにもリサイクルなどのかたちでうまく浸透しているからではないかと思われる。また、今後も学校教育などで取り上げられることでよりゴミ問題に関する意識が強くなり、よりゴミの量が減少していくのではないかと考えられる。

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