2010年5月31日月曜日

第4テーマ報告批評*家政5+2班

<しゃもじ>

ロラン班への批評
・中国と日本の二国関係を、政治面、文化面、経済面などさまざまな観点から細かく調べられてあり、概要が分かりやすかった。ただ歴史的背景について書かれていなかったのが残念だった。日本と中国の歴史において第二次世界大戦では濃く暗い歴史が少なからず存在していることや、戦後の国交の正常化が1972年の日中共同宣言まで時間がかかっており、その宣言によって現在の政治・経済の二国関係が発展しているのこと。そのような点をもう少し挙げることができていれば、指導要領における「国際理解」に繋がってゆくのではないだろうか。
・文化関係や各種交流の部分を政治面のつながりだけでなく、もっと身近な文化交流などについても知りたかった。
・子どもたちとの関わりにおいて文化や食品、環境問題に絞るとあったが、国際交流や国際理解がテーマであるので、小学生ならまずは文化だけで十分だと思う。
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<地産地消班>       

しゃもじ班

パワーポイントを用いて発表をしていたため、様々な写真などが使われていてとてもわかりやすかった。また日本と韓国を比較されているとこがあり、身近に感じることができたため理解しやすかった。冠婚葬祭について全体的に内容に加えて補足知識もたくさん記述されていたためとても興味をもつことができ、良いと思った。
結婚式に関する部分ではその順序などについて細かく説明していた上に、日本と韓国との伝統の違いについて対比されていて面白いと思った。
途中伝統が衰退してきたという話がでてきたが、その原因や社会背景についても詳しく知りたいとおもった。また子供たちとの関わりについての記述が少し少なく感じたのでもっとあるのではないかと思った。

ロダン班
問題点と解決策の部分が例などを交えて具体的に発表をしていたのでとても分かりやすかった。また国別好感度調査の部分で日本と中国間の調査結果に、韓国と日本間の調査結果を比較したことによって中国と韓国でなぜ好感度に差が生じたかを論じることができ、中国に関する問題点と解決策の部分にスムーズにつながっていて良いと思った。
しかし、プリントに題名と班名がなかったため、最初にテーマを把握するのに困惑した。またレジュメの書き方がその部分部分で異なっており、分かりにくかったので書き方は統一してほしいと思った。
最初にたくさん説明をしていてとても分かりやすかったが、それらがプリントに書いてなかったことについての説明がなかったため困惑してしまった。あらかじめそれらに関して説明をしたりプリントに記述したら良かったと思う。
また専門用語が多く、それらの語についての説明がなかったので理解していく上で難しい所があった。近年の交流関係だけではなく歴史的視点からとらえて考えてみるべきだと思った。プリントのグラフが薄く、見えずらいと感じたので事前にコピーなどをして見え方を確認したほうが良かったと思う。ブラックな報道に対する具体的な記述がなかったため、少し例をあげてみるともっと理解しやすかったのではないかと思う。

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<ビタミン>A班

<しゃもじ>

異文化理解がテーマであると冒頭に述べていて、ただ韓国を紹介するだけでなく日本も出して比較している点が分かりやすく、韓国の伝統的文化について詳しく知ることができ、自国の伝統ついてより深く知りたいという意欲がわいた。
スライドで写真を載せるという効果的な利用が印象的だったが、説明が全くない場面が多々あった。
葬儀は全体の割合からして多く、深く突っ込みすぎた印象を受けた。
文化だけでなく、韓国と日本の過去から現在までの政治や経済面の関わりにもふれるべきだ。
儒教の教えや考え方が色濃く反映されているのであれば、プリントやスライドに「儒教」について説明する項目があっても良いと思う。発表時間が限られているからこそ、何を伝えるべきなのかを班内でよく話し合い、本当に大切な部分を伝えそびれないようにするべきだ。

<ロラン>
限られた紙面の中でたくさんの情報をコンパクトに整理している点は良かったが、最初はプリントを棒読みだったことが気になった。また、貿易額の輸出と輸入を合計していたのはどうしてか。合計したことで何が読み取れるのかその見解を知りたかった。口頭説明があればもっと良かった。
文化関係・各種交流に関して、それらの活動が実施された結果、何がどのように変化したのか、活動の成果を教えて欲しかった。
「韓流ブーム」は昨年始まったものではないので、2009年と2008年で韓国での対日Mainly Positiveの上昇したことには他の要因があるのではないか。
「情報源は外務省のHPに限定して…」という発言があったが、外務省発の情報だけではわからないこともたくさんあるし、外務省は偏見がなく絶対に正しいのだという確証はないのでないか。本や新聞なども含め(発信者が明確な)資料を比較してみることで得ることもたくさんあると思う。
「将来の国際交流につながる学習をすべき」と述べていたが、将来の国際交流が一体どのようなものなのか、説明がほしい。

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「フライパン」

<しゃもじ班の批判>
・全体像
冠婚葬祭と言う日本と比較しやすい国際的文化を取り上げている点で総合的に理解しやすかったと言える。さらに発表形式としても、スライドをうまく使って写真付きの発表であったため、とても見やすかった。
しかし、国際理解に必要なものは冠婚葬祭の 知識だけなのだろうか。もちろん冠婚葬祭はどの国においても非常に大切な文化行事であり知る必要性のあることだが、それを理解するだけでは国際理解をしたと言い切ることはできないと思う。人口や政治体制などある一定レベルの情報を理解させておくべきなのではないかと思った。また韓国を取り上げるならば指導要領から見るに歴史的背景をある一定レベル教員側が理解しておく必要性を感じる。
・問題点
問題点が明確化されていなかった。
自らみつけることもできるのではないか。

・子供たちとのかかわり
子どもとのかかわりがあまりに薄い。韓流ドラマ・韓国料理の二つしかかかわりがないとは考え難い。ほかの観点から子どもとどうかかわっているのかを見つけるべき。

<ロラン班>
・全体像
政治・経済・文化・各種交流関係と多岐にわたって、国際理解に必要なものがほぼ網羅されている。数字だけになってしまうわけでなく、BBCの具体的データなど興味深いものを出すことによって読む側としても面白く理解しやすいものとなっている。
・問題点
環境・政治・文化の面からしっかり問題点を指摘できている。解決策においては、もう少し具体的に調べてほしかった。国務院が乗り出しているさらなる環境問題への取り組みとはどんなことがあるのか、経済の質の向上とはどのようなことか、そのあたりを具体化する必要があると思う。
・子どもたちとの関わり
全体像とリンクさせることによりまんべんなくかかわりを説明できているし、多方面からのかかわりを示唆することで国際理解もしやすく指導横領にも配慮して考えられている。マイナスなかかわりに関しては、解決策も述べられていてとてもよい。調べる対象の要点をあげ、そのあと具体的にどのようなことを調べる必要があるのか明記されているので調べる意欲もわいてくる。

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<ペクチン班>

・ロラン班
 身近な近隣諸国として中国を取り上げ、なおかつ国際交流の観点から政治や経済などといった部分にはあまり踏み込まずに、文化や環境といった内容のみに絞った点は非常に良かったのではないかと思う。
 気になった点としては、インターネットを使った調べ学習において国管理のホームページのみに絞って行うということである。最近googleの撤退問題があったように、中国は情報操作を国家レベルで行っている。そのような国の公的機関のみをもとにした調べ学習のみでは、都合がいい部分だけしか理解できなくなってしまい、正確な調べ学習ができなくなってしまうのではないか。しかし、インターネットの信憑性に関する問題は確かに存在するわけで、調査対象をある程度絞った範囲にすることは必要だということもわかる。そこで、国レベルのサイトに加え、第三国の主要な情報機関のサイト(例えば、BBCやニューヨークタイムズなど)にまで調べる対象を広げてもいいのではないかと思う。第三国からみた客観的でかつ、ある
程度の信用性のあるデータが得られるのではないかと思う。
また、もう少し視覚的な資料(図表、グラフなど)があればよりよかったのではないかと思う。

・しゃもじ班の講評
先生の話にも出たように、ある国の社会について全体像をすべて把握することは困難で、今回の発表のように文化の中の、冠婚葬祭にまとを絞って調べたのは正解だと思った。しかし、冠婚葬祭のあれこれをいかにして子供たちに結び付け、社会科学習に生かすのかの考察がほとんどなかったことが残念だ。食事や家の中の決まりごと、流行など、子供たちの実体験に近いようなトピックにしたら子供との関連がすぐに連想され、より良い授業の提案になっただろうと思う。
また、授業を実際に行う上で、外国の風習、文化を学ぶとき、その風習で、日本に該当する風習とはどんなものだろうかと、疑問の矛先を逆輸入(?)するような支援もあれば、興味が深まり、なお子供の学習に対する関心が高まるのではないかと思った。
説明的な文章はプリント。視覚的な説明はパワーポイント。そして両者をつなげる口頭での説明。この発表の仕方は説明をより分かりやすくするもので、とても参考になった。

=========<以下は遅刻>===============

<三畳>
しゃもじ班への批評
冠婚葬祭というテーマにしたのは文化の違いにおいて非常にわかりやすく、興味をもてた。このような内容であれば、小学生が食いついてきてくれると思う。また、パワーポイントを用いた発表がわかりやすかったのでよかった。だが時間的にはもう少し簡潔にまとめた方がよかったかもしれない。またそれぞれの細かい内容の発表の時間配分をもう少し見直せば(具体的には、葬儀についての時間配分を短縮して、写真の説明等をもっと詳しくした方がよい)よりよい発表になったのではないか。発表の内容では、子供との関わりで「韓流ドラマ」を取り入れるのは、テーマである冠婚葬祭とずれが生じてしまいおかしいし、教育上どうなのか、と思った。もう少し事前の練習等を行えばすばらしい発表になったと思う。

ロダン班への批評
全体的に具体的な内容の発表であったため、非常にわかりやすかった。さらに様々な面から問題点、解決点、子供たちとの関わりをとらえており充実した発表であったと思う。だが、その内容をどう社会の学習にいかしていくかが疑問に思った。中国と日本の二カ国間の問題を小学生に興味を持たせ、その上でうまく伝えるのは難しい。ロラン班はどのような指導方法を考えているかもっとくわしく知りたかった。資料は内容が濃くよいものであったのに、基本的なこと(班名や題名、資料名、グラフの見やすさ等)がややかけていたのが残念であった。そしてもう少し口頭で説明した内容をレジュメに記載したほうがよかったと思う
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<3LDK>
第4テーマ報告を受けて
<しゃもじ班>
発表の仕方としては、パワーポイントを利用したりと工夫がなされていたが、若干文章が長く理解しにくい部分があったので、より文章を簡潔にし、パワーポイントをしようするのであるのならば、アニメーションも効果的に使って発表するとよりわかりやすくなるのではないかと思う。声の大きさに関してはマイクなしでもちゃんと聞こえたし、後ろの人にも聞こえているか声かけをしていて、配慮がされていると思った。口調も早すぎず、遅すぎず聞きやすかった。
発表の内容としては、取り上げたテーマは斬新でよいと思う一方、最近の韓流ブームだけを理由とするのでは、理由不足であるように感じる。確かに最近はドラマなどのメディアを通して韓国に興味をもつ者も増えてきている。しかし、それはあくまで最近の話であり、さらにその中でも冠婚葬祭をピックアップすることは抽象的すぎるのではないかと感じる。ただ単に、この冠婚葬祭の発表を聞く分には日本と比較しながら発表していて、違いがわかりおもしろいと思うことができる。しかし、冠婚葬祭を学ぶことでどのような知識に結びついていくのか、学ぶことにどのような意味があるのか、具体的に示して欲しかったと思う。

<ロラン班>
発表の仕方としては、口調が少し早すぎるのではないかと感じた。ただでさえ、レジュメに載せてない部分があるので、もっとゆっくり話すべきだったのではないかと思う。資料であるレジュメに関しては長々しい文章が少なく、簡潔にまとめられていてわかりやすかった。
発表の内容について、若干あれもこれもという感じがして、しゃもじ班と比較すると内容についての深さが浅かったように感じる。しかし、全体としてはまとまっていており、具体的な問題点や解決策も挙げられていたのでよかった。Ⅲの子どもたちの経験と関わりの中で、国際交流の学習として、調べる対象も絞るとあって、良いと思った。子どもたちが調べ学習をするにあたって、内容の範囲が広すぎると生徒側も何をどのように調べていいのかがわからなくなってしまうので、対象を絞ることは大切であって、自分が調べ学習を指導するにあたっても配慮しなければならない部分であると思う。

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