2010年7月22日木曜日

急告! 7月22日は休講


ミワの体調が悪いため、本日7月22日の授業は休講とします。
土壇場の決定となったことをお詫びします。
授業は、1週間ずつずらし、来週7月29日と8月5日に行います。
このブログを読んだ人は、他の受講者仲間に連絡して下さい。

「スーパー」導入授業案批評*家政


<3LDK>


<フライパン班>

・資料だけでなく、スライドも用意していて理解しやすかった。

・写真を見せてからクイズといった形式は、児童の興味関心を引くと思うし、その写真からもっと知りたい、調べたいという気持ちを引きだすのも可能だと思うので、良い考えだと感じた。

・ただ見た目から分かることだけでなく、具体的な数字を考えさせるのは良い考えだと思うが、児童がその数について考えるのは漠然としており、少し児童にとって難しいのではないかと感じる。

・問題を連立していることを知らせるとあるが、児童が受けている授業が1つに繋がっていることを理解することで、自分たちが何を学んでいるのか、これからどのようなことを学んでいけばいいのかが明確にわかるので、良いと思う。

・実際にスーパーへ訪問するという授業が1時間では足りないと感じる。また、まとめの授業も実際にスーパーへ行って感じたことだけでなく、今まで学んだことをまとめるので、設定されたまとめの時間では少し足りないのではないかと感じる。


<ニュートン班>

・フライパン班ではとりあげられていなかった、コンビニについての価格の違いなど、比較していて授業に取り上げられていたおり、児童は比較することによってよりわかりやすく理解することができると思うので、良いと感じた。

・その時間ごとに詳しい内容の説明やその時間における目的が述べられていたので、児童がどのようなことを学ぶのかが明確にわかって良いと思う。

・3時間目において、好きな献立を聞き、その材料から価格の違いへとつなげていく授業の内容はおもしろいと感じた。児童も献立から価格へとつながって考えることは興味を引くと思うし、児童が主体となって考えることができると感じる。

・単元の目標が、「物の流通の仕組みや流れを知る」となっているが、授業全体が価格の差に偏りすぎていると感じる。導入部分は主に価格中心で授業を進めるということだが、仕組み・流れへとわかりやすくつなげるために価格の差だけに絞らずに、もう少し幅を広げて授業を展開しても良いのではないかと思った。

・全体的に見て、児童が中心的に考えられるような授業が考えられており、児童が自発的に知りたい、学びたいと思うことができる授業の内容だったと思う。

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しゃもじ班


フライパン班への批評

・導入授業の展開が最初ショッキング方式で行われており児童の興味・関心を喚起させやすいためとてもよいと思った。クイズの導入も児童が楽しむことができるので良いと思う。さらに児童の発問が予想されているのも授業を展開していく上では必要となるので良いと思った

・キャベツを潰す写真を見せて何トンあるのかという問は、児童が想像しにくく、かつ、理解へと繋がらないので、ここは「なんでキャベツが潰されているのか」という発問をした後で、「どのくらいの量が潰されているのか」ということを聞き、その量を具体的な量(東京ドーム何個分の広さを使うなど)に置き換えさせることが必要だと思われる。

・全体としてスーパーと生産・販売・消費・廃棄を理解させるとあるのに、スーパーに行こうのところでは生産・販売・消費・廃棄の関連性が見えない。スーパーに行ったとしても生産を聞くことはできないし、廃棄についてもお店側としては言いたくない部分であると考えられるため、スーパーにいったとしてもただの見学で終わってしまうのではないかという懸念が挙げられる。


ニュートン班への批評


・教師中心に授業を進めていくのではなく、児童を中心に進めていたのは良かったが、児童にどう感じたかという感想を聞くだけで終わってしまって、一回一回のまとめが入っていないのが、児童の知識の定着に繋がらないと思われるのでもったいないと感じる。

・導入を通して価格の違いについて児童に問いかけを続けていたがその答えが展開まで先延ばしになっているのは良くない。

・この授業計画だと少しインパクトが薄いのではないかと思われる。導入とは無関心だった事象に対して児童に興味や関心疑問を持たせることが大切であるので、導入の導入を工夫する必要がある

・3時間目の授業で値段の差を求める内容があったが、これだと安いものを買うべきで、高いものを買わないという考えを植えつけてしまう恐れがある。高い商品にも安い商品にはない質の良さがるためどちらがいいという決め付けはできないことからこの点に関するフォローを教師側から行うべきである。

・自分の好きな料理で値段の差を求めるとあるが、共通の料理での比較を行うことで流通ルートによる価格が異なることで、消費生活にも差が生じるため違いがわかりやすくなるのではないだろうか

・指導案は規定枚数より多くなっているが、とても読みやすく概要がわかりやすいため良いと思った。

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<地産地消班>


まず最初に、取り上げられた問題が2班とも難しいと思った。これらの問題をより生徒に興味・関心を持たせながら目的のある授業作りをするためには、教師の努力が必要となると思う。


・ニュートン班

スライドが3ページあったせいか、内容が充実していて分かりやすかったと思う。

計算が苦手な子も、教師と一緒にしていくことで理解しやすくなると思うので良いと思う。

3時間目の授業の展開で、価格の差が一つ一つの商品で見た場合と複数で見た場合とでは、大きく異なるということを分からせるために、献立を立てるという作業は有効であると思う。

価格の差について、2時間分の授業案を展開しようとしていたが、そこまでそれらの内容について触れなくても良いのではと思う。


価格の差についての授業の展開が多すぎるため、本時の目標である「流通経路について知る」という目標が希薄になってしまっているのではないかと思う。

2時間目の授業の展開で、価格の差が大きいと感じる子と小さいと感じる子がそれぞれいて、その感じ方は個人によって異なると考えさせるまでは良いと思うが、その意見について班に分かれて友達の意見と討論させるという意図分かりにくかった。


・フライパン班

発問の例などがレジュメに載っていたので、どのような授業展開がされるのか分かりやすかった。

スーパーを訪問し、実際に商品を見るだけでなく流通の仕組みを店長にインタービューするということは良かったと思う。

スライドを使っていたため、生産・消費の様子が分かりやすかった。

班活動を行う理由がはっきりしていたので納得できた。


写真と共に具体的な数字も載せるという工夫は良いと思う。そのうえで、実際に子どもたちに廃棄量の重さについて体験を通した学習によって理解させると良いと思う。例えば、それらに類似した物を教師が用意し活用することで、より理解が深まると考えられる。


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<ペクチン班>


フライパン班

・子どもたちへのつかみとして、写真を用いたクイズ形式を用いるという発想は良かったのではないかと思う。

・導入授業の計画で、生産、販売、消費・廃棄までのサイクルを知り、問題が連立していることを知る。とあったが、小学校での一単元の授業の中ではこの大きな4つの項目を取り上げていくことは難しいのではないかと思う。確かに、これらの問題が深くかかわっているといことを理解していくことは重要であるが、そのことを踏まえたうえで、授業で取り上げる内容を絞ることが必要ではないかと思う。消費や廃棄に関してはスーパー以外の内容(ゴミ問題など)との関連性を持たせることもできると考えられるので、今回は販売や流通の流れや仕組みといった範囲に絞った方が良かったのではないかと思う。その上で、子どもたちの話し合いの中から上がってきた疑問点などについて整理し、スーパーへ実習に行くという構成の方が

良いと思う。そうすることで、まとめの発表時にスーパーの流通に関してという一つの大きなテーマができているので子どもたちにとっても理解しやすく、まとまりがある発表になっていくのではないかと思う。

ニュートン班

・価格やその計算という観点から学習を展開しようとする考えは、子どもたちが興味・関

心を持ちやすくいい方法ではないかと思う。しかし、内容が小学校で行うものとしては

少し難しすぎるのではないかと感じた。

・価格の差という観点から学習を行った場合、それが販売者側の工夫によるという点につ

いて学んでいくのか、または国産や外国産などの違いによるところなのかという点につ

いて、学びを通してどちらについて理解していくのかというところが不明確であったの

ではないかと思う。どちらかに絞ったうえで授業を計画するともっと良かったのではな

いか。また、1か月の食費の差額を計算によって算出するとあったが、この内容を行う

ことによって、子どもたちに何をつかませていきたいのかということが不明確だったと

思う。価格の差を求めるのであれば、1食分でも十分だと思われるし、あえてここで1

か月間同じ食事とるという想定は、非現実的で子どもたちもイメージしづらいのではな

いかと思う。一食の食事でも材料によって差が生まれるというところから産地の差や流

通の工夫に繋げていけばいいのではないかと思う。

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<しゃもじ>班


フライパン班への批評

・導入授業の展開が最初ショッキング方式で行われており児童の興味・関心を喚起させやすいためとてもよいと思った。クイズの導入も児童が楽しむことができるので良いと思う。さらに児童の発問が予想されているのも授業を展開していく上では必要となるので良いと思った

・キャベツを潰す写真を見せて何トンあるのかという問は、児童が想像しにくく、かつ、理解へと繋がらないので、ここは「なんでキャベツが潰されているのか」という発問をした後で、「どのくらいの量が潰されているのか」ということを聞き、その量を具体的な量(東京ドーム何個分の広さを使うなど)に置き換えさせることが必要だと思われる。

・全体としてスーパーと生産・販売・消費・廃棄を理解させるとあるのに、スーパーに行こうのところでは生産・販売・消費・廃棄の関連性が見えない。スーパーに行ったとしても生産を聞くことはできないし、廃棄についてもお店側としては言いたくない部分であると考えられるため、スーパーにいったとしてもただの見学で終わってしまうのではないかという懸念が挙げられる。


ニュートン班への批評


・教師中心に授業を進めていくのではなく、児童を中心に進めていたのは良かったが、児童にどう感じたかという感想を聞くだけで終わってしまって、一回一回のまとめが入っていないのが、児童の知識の定着に繋がらないと思われるのでもったいないと感じる。

・導入を通して価格の違いについて児童に問いかけを続けていたがその答えが展開まで先延ばしになっているのは良くない。

・この授業計画だと少しインパクトが薄いのではないかと思われる。導入とは無関心だった事象に対して児童に興味や関心疑問を持たせることが大切であるので、導入の導入を工夫する必要がある

・3時間目の授業で値段の差を求める内容があったが、これだと安いものを買うべきで、高いものを買わないという考えを植えつけてしまう恐れがある。高い商品にも安い商品にはない質の良さがるためどちらがいいという決め付けはできないことからこの点に関するフォローを教師側から行うべきである。

・自分の好きな料理で値段の差を求めるとあるが、共通の料理での比較を行うことで流通ルートによる価格が異なることで、消費生活にも差が生じるため違いがわかりやすくなるのではないだろうか

・指導案は規定枚数より多くなっているが、とても読みやすく概要がわかりやすいため良いと思った。


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「フライパン」


ニュートン班批評

【積極的に評価すべき点】

・物の流通の仕組みや流れを学ぶ際に、店によって商品の値段に違いが出るという身近な疑問から興味を持たせるという流れが良い。

・児童目線で予想される発問と留意点が的確に示されていて良かった。

・導入部分に無理のない授業展開になっている。

・具体例で生徒に理解しやすい説明を心がけていて良い。

・いろんな視点からの導入ができていてよかった。献立という観点を社会で使うというのは面白いと思った。


【改善すべき点】

・テーマが大きく二つに分かれていて全体としてまとまりにくいのではないか。

生徒が混乱してしまう。

・社会全体からスーパーの立ち位置を理解するのはこの段階では難しい。

・単元の目標は・物の流通の仕組みやながれ・地域での問題の二点のように思われるが、一単元でこれらをとりあげる内容が盛りだくさんになってしまうと思われる。

・価格の違いの基準はそれぞれ違うので、教師側の工夫が必要。

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<ビタミンA>班


ニュートン班
「立ち位置」という言葉の意味について問われていたが、「役割」ということばで説明できるのではないか。わざわざ抽象的な語を用いる必要はない。
「社会全体としてのスーパーの位置を知ろう」とするのが導入部のねらいとなっているが、
導入部では価格の差だけにとどまっている。
価格が違うことが何に起因するのかを考えるべきではないか。
感じたことの討論(2時間目)の発展として、その原因にまで子どもたちの疑問を持っていくとよいと思う。
たとえば、商品のラベルに注目させて、その相違点から出発し、産地に焦点を当てるなど・・・
「スーパーを窓口にして、大量生産・大量消費・大量廃棄について考える」では主眼が大量生産・大量消費・大量廃棄、いわゆる『ゴミ問題』におかれてしまうのではないか。ゴミを扱う単元において、こうした児童のスーパーでの経験から出発する導入は良いと思う。しかし今回の単元において、指導要領が学習しなければならないと言っている『地域には生産や販売に関する仕事があり,それらは自分たちの生活を支えていること。』とは少し趣旨が異なるように感じてしまった。



フライパン班
内容の説明で、「スーパーを窓口として」いると述べていた。スーパーについて扱うのが本題であると思う。この内容であると、スーパーを窓口にして大量生産、大量廃棄のゴミの問題を扱っているようだ。
導入部で写真から入るのは子どもたちの興味をひくので良いと思う。
個包装のパック写真が大量消費につながるのはよくわからない。
これも大量生産の一つであり、結果的には大量廃棄につながるのではないか。
また、サイクルの矢印で、消費から廃棄へと矢印を出す必要があると思う。
子どもたちは、食べ物を消費した後、生ゴミや容器のごみが出ることは想像がつくだろう。
そこをピックアップするのも良いと思う。
しかし、「スーパー・コンビニ」のテーマから大量生産・大量消費・大量廃棄いずれも取り扱うのは厳しい。フライパン班としてはどこを軸にしたいのか、決めたほうがよいと思う。
値段に注目させ店を比較する興味深い導入であった。『安い=良い』という単純な思考になってしまわないよう、産地、天然・養殖、食品添加物、主要成分の含有量、など値段を左右するあらゆることをきちんと理解させるよう注意してほしい。

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<ダリ>班


3LDK
・児童に消費者としての自覚を持たせることは今後の生活に密接にかかわる点であるので良いと思う。
しかし、そのために販売者にインタビューするのは方向が少しずれているのではないか。
それであれば買い物客や親などにインタビューした方が良い。
・スーパーにインタビューに行く際、元から知っていることについて子どもたちに聞くのみで、準備が不足しているような印象を受ける。
質問を考える時間が1時間の設定になっているが、諸注意などの指導も含めればそれでは足りないように感じる。
・消費者としての自覚を持たせるという側面と、物流や販売の工夫を知るという側面がごちゃまぜになってしまっていて、ぶれがみられる。
また、全体として盛り込みすぎなように感じる。
展開に向けての導入というよりは、今回の活動がメインになってしまっているようなところがある。
子どもたちの内発的な問いをたち上げるという目的にはあまり沿っていないのではないか。

ピンセット
・第一次でモノの流通について、第二次でモノの生産地について学ぶように設定されているが、逆の方が自然なのではないか。
・「商品の原産国を調べよう」となっているが、スーパーであえて取り上げる必要が無いような内容になってしまっているように感じる。
それならば、実際にスーパーに行って1品目選び、それについて調べるなどしたほうが良いのではないか。
・展開において、世界地図に印をつけるのは視覚的にも結果がわかるので非常に良いと思う。
しかし、班ごとにそれをつくるよりもクラスに1枚の方が良いのではないか。
そちらのほうがより多くのことが知れる上、全体を見渡すことが出来る。
・インターネットで流通経路を調べた後にそれから起こりうる社会問題について考えるとあるが、小学四年生に可能なのだろうか?
また、食糧問題への意識を持たせることが留意点に挙げられているが、必ずしもその問題にはたどりつかないと考えられる。
・全体として時間数が足りない。
調べるのに1時間、発表に1時間となっているが、まとめたりする時間も考慮すべき。

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「スーパー」導入授業案批評*美術


<横尾班>


(フライパン班)

 ・導入1・2時間目にクイズがあるがクイズなどに2時間必要なのか。第3時間目の生産から廃棄消費までに2時間使ったほうがよいのではないのか。

 ・1・2時間目で見た写真や出た「問題」などについて3時間目まで興味を持っていられるのか。

 ・授業構想案の1・2が一緒の枠に入っているが、2時間分なのだから留意点をもっとしっかり書くべきでは?1枠に留意点1つというのは少なすぎると思う。

 ・「問題が連立~」の「問題」というのは具体的に何なのか。

 ・「身近な例」も具体的ではない。

 ・展開の4・5時間目の「無理のない解決手段で~」は教師自身がもともと出る「問題」を決めているのか。

 ・導入部分が必要なのであって展開すべてを書く必要はない。むしろプリントの6分の4が展開についての解説では第3ステージとしての意味が無い。

 ・(4)の「この写真のような~」は子どもにはむずかしいのでは?大人でさえスーパーの事情について知らない人も多いのだからスーパーに関係しているという事実を知るだけでもいいのではないだろうか。

 ・「自分に直接何が~」の「何」とは、教師側としてはどのような事を期待しているのか。

(ニュートン班)

・野菜や材料の価格では、保護者しか実感がないのではないか→店舗によるお菓子の価格の違いを加えてみてはどうか。

・6のまとめで「社会全体で見た時のスーパーの立ち位置」について、お店としての立ち位置というのは抽象的すぎて、小学生に教えるには難しいのではないか。

・子どもの既有の知識として「お店により値段に違いがあること」は分かるだろうけど、それが物の質や貴重さによるものだとは、まだ分からないのではないだろうか。

・展開の3時間目で、献立を生徒一人一人で考えるのか、教室全体で考えるのかが読み取りにくいので、はっきり記述した方が良い。また、二種類の材料の値段を計算させることにいまいち意味を感じない。結局の所、コンビニやスーパーでどこが安いという結論になりかねない。

・2、3時間目の内容が似ているから、まとめて一時間でやってもいいのではないだろうか。

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<ミュシャ班>


フライパン班

・写真を使って視覚的に訴えかける点、クイズや話し合いなどによって問題を全員に理解させようとしている点が、よかった。しかし、清算から廃棄、または消費までの過程を実際にどのように説明するのか、身近な例を挙げるとあるが、それをどのように活用するのかまで、具体的に知りたかった。

・展開のスーパーに行こう!という授業の時間が1時間となっているが、おそらく1時間でスーパーに訪問し質問をし、帰ってくるという一連の流れを1時間(50分)の授業で行うことは困難であると思う。

・クイズで生徒の関心を引くのは良いと思う。しかし、そこで知りたいと思ったことがスーパーに行ってわからない可能性がある。なぜなら、大量生産・大量廃棄はスーパーにとってはマイナスイメージであるからである。「失礼の無いようにする」とあるが、マイナスイメージについて質問すること自体失礼ではないのか。

ニュートン班

・児童によって価格の違いの差に対する意識は違うと思うので、価格の差のみで導入を終わらせてしまうのは少し弱いと思う。

流通の授業につなげたいのであれば価格以外にも、商品の原産地の違い等にも広く目を向けるべきであると思う。

・まとめの部分の「社会全体から見たスーパーの立ち位置」を小学生に理解させることは困難であるように思う。

・もう少し的を絞ったまとめ方のほうが、学習効果が上がるように思う。

教師による発問が細かく記載されており、それを中心として大変わかりやすい授業展開となっていた。しかし、授業中にも指摘があった通り、価格格差というのは数字的には大変わかりやすいが、はたして児童の興味をひきつけられるかどうか、疑問である。発問の際、何かしらの工夫が必要である。

・「スーパーが商店街の活気を奪う」という問題は少々時代遅れであるような気がする。都会では商店街も時代やニーズに合わせて様変わりしており、近い将来スーパーと商店街は同じ土俵で考えるものでは無くなる可能性が高い。

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<吉岡班>


<ニュートン>

▼積極的意見

・スーパーと商店街など地域での問題、つまり地域社会の問題から切り口を入れ、興味を持ったところでものの流通についての知識を教える、というやり方は大変良いと感じた。子どもが地域社会の一員であるという自覚を持つ、良い機会になると思う。

・ねらいと授業構成が合っていて良いと思う。


▼消極的意見

・全体の流れはいいと(上記にも)書いたが、その興味付けに「価格」を持ってきたことが大変難しいと感じた。子どもに実感がわきやすいように、改善策として「価格の違い」を教材にするのではなく、家庭科と連動し、どうしたら安く家計に優しい買い物や料理が出来るかを考え、その延長上で価格の違いに展開していけば、「なぜ店によって違うのだろう」と子どもに疑問を持たせることが出来るのではと感じた。

・3時間目の献立に関する計算の場面では、途中で飽きてくる子どももいると考えられる。子どもたちを飽きさせない工夫が必要である。


<フライパン>

▼積極的意見

・「取り上げる社会事象と子ども達との関係」がよく考えられていて、大変良いと感じた。子どもの視点について考えられているのがよくわかる。大量消費や生産、廃棄についてどのように授業をし、興味付けをしていくのか、わかりやすく発表されていた。

・導入授業だけではなく、小単元全体の授業構想案を考えているのがいい。導入の授業があり、そしてどのように発展していくのかがわかりやすく表記されている。


▼消極的意見

・授業全体の流れはいいと思うが、まとめた先に何があるのか、教師は子どもに対して何を知って欲しいのかが、この授業構成ではいまいち伝わらない。「利益のために生産するのはいいが、大量の売れ残りはほとんどが廃棄であり、その現状はいいことなのか、どうなのか、それを考えてもらいたい。」というスタンスであるとの発表があった。ごみ問題に発展していくような良いスタンスだと思う。ただし、授業案からはそれが読み取れないので、改善案として、「まとめ(8)発表しよう!」のあとに、さらに問題の発展ということで、子ども達に投げかけ、考えさせる授業があっても良いと思った。

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<ロラン>


【フライパン班】
積極面
・前回の班の「びっくり方式」と似ているが、「びっくり」でなく「これなんだろう」という疑問で

も興味を引くのだなと思った。

・自分に関係の深いものであるスーパーというものであるが、その裏側、過程についてしらなかったことが実は多かったということに子供たち自身から気づかせ、自分には何が出来るのか、自発的に考えるきっかけ、興味を作れる導入に感じた。
消極面
・「導入授業の展開例」の時間数が内容に対して多いように思う。
・「導入授業の展開例」のスーパーについて知っていることを挙げた後のクイズでコンビニ弁当の写真を出すのは関連性があまりなく、唐突である印象を受けた。→代案①
・校外に出るのに交通に関する教師の留意点はなくて良いのだろうか。生徒の安全などもしっかり考慮すべきだと思う。
代案①
・スーパーだけでなくコンビニについて知っていることも同時に挙げてもらい、違いを整理し、ある程度背景を知ってからクイズに結び付けていく。
【ニュートン班】
積極面
・「ねらい」と「授業計画」が合致しているという印象を受けた。生徒が戸惑うことも無く、問題を感じながら授業を進めてゆけると思った。
・授業計画で1~3時間目それぞれ、視点を変えた「違い」から展開していて生徒の視野が広がり、且つ理解しやすいと思った。
消極面
・授業計画1・2時間目において、それぞれ25分で配分されているところは、それだけでもつのだろうかと疑問に思った。→代案①

・主にスーパーの「価格」の面について多くが述べられていたが、そこのみに絞るのではなく、スーパーと商店街の小売店との関係、危機、さらにその小売店と地元の人々とのかかわりなどを交えて考察をする機会を子供たちに与えると、さらに深まりをもった導入に出来るのではないかと感じた。
代案①
・スーパーについてであれば、授業計画1時間目か2時間目で、教師・生徒が広告を持ってきたら比較出来て楽しいかもしれない。

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<ダリ班>


フライパン班

・あらゆる事柄に問題が内包されているという問題提起やものの見方は大切であると思うので、一貫した問題を知るという観点が良いと思った。


・全体の流れや1)での分析からすると、スーパーよりもコンビニを主題にして学ぶ方が妥当であると思う。例えば、導入での個包装パックやコンビニ弁当の廃棄など。コンビニの方が廃棄に厳しいはず)

・内容的問いにおいて、「自分には何が出来るのだろうか」とあるが子ども達に何が出来ると予想されるのか知りたい。

・3時間目のサイクルを知る段階において、いきなり販売が出てくるが販売にも問題が含まれていた場合もそれで良いのか。○の中だけでなく、矢印の部分に流通などの重要な事柄が含まれるのではないか。

・問題を解決するにはどうしたらいいのか、という展開の段階で解決方法やどんな結論に至るのかが見当たらない。スーパーに行こう!で解決に繋がるとは言えず、見学の中で新たな疑問が生まれると思う。その見学での発見も発見のまま終わっているのでもったいない。


ニュートン班

・ある観点(値段)を定めて問題を見ていく切り口は、明確化して深めることが出来るので良いと思う。


・導入の授業構成が1時間ごとに繰り返している印象を受ける。

・発表する というまとめ方が多いが、本当にその方法が相応しいのかと疑問に思う。

・「スーパーやコンビニ」とひとくくりにして良いのか。仕組みが違うはずなので、意味が大きく違ってくると思う。

・3時間目における、「価格の差が1つ1つ~と複数で~」の部分の意図が伝わりにくい。1カ月続くということで、足していけば数字は増えるし、価格の差は大きく出ると思う。しかし、そこで出た結果は「安い方が良い」という考えに行きやすいと考える。

・実現可能かどうかは別として、子ども達に実際買い物をさせてみるというのはどうか。

・導入において、ここまで価格に視点を向ける(狭める)と子どもの既有の知識と思われることとして挙げられている「物の質や貴重さにより値段が違うこと」が活かしにくい。

・どう感じたかという問いかけは少々乱暴と言うか、価格の差の大きさに気付いて欲しいのならば質問を絞っても良いと思う。自由討論が誘導尋問のようになるのは避けたい。

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<ダリ>班

3LDK
・児童に消費者としての自覚を持たせることは今後の生活に密接にかかわる点であるので良いと思う。
しかし、そのために販売者にインタビューするのは方向が少しずれているのではないか。
それであれば買い物客や親などにインタビューした方が良い。
・スーパーにインタビューに行く際、元から知っていることについて子どもたちに聞くのみで、準備が不足しているような印象を受ける。
質問を考える時間が1時間の設定になっているが、諸注意などの指導も含めればそれでは足りないように感じる。
・消費者としての自覚を持たせるという側面と、物流や販売の工夫を知るという側面がごちゃまぜになってしまっていて、ぶれがみられる。
また、全体として盛り込みすぎなように感じる。
展開に向けての導入というよりは、今回の活動がメインになってしまっているようなところがある。
子どもたちの内発的な問いをたち上げるという目的にはあまり沿っていないのではないか。

ピンセット
・第一次でモノの流通について、第二次でモノの生産地について学ぶように設定されているが、逆の方が自然なのではないか。
・「商品の原産国を調べよう」となっているが、スーパーであえて取り上げる必要が無いような内容になってしまっているように感じる。
それならば、実際にスーパーに行って1品目選び、それについて調べるなどしたほうが良いのではないか。
・展開において、世界地図に印をつけるのは視覚的にも結果がわかるので非常に良いと思う。
しかし、班ごとにそれをつくるよりもクラスに1枚の方が良いのではないか。
そちらのほうがより多くのことが知れる上、全体を見渡すことが出来る。
・インターネットで流通経路を調べた後にそれから起こりうる社会問題について考えるとあるが、小学四年生に可能なのだろうか?
また、食糧問題への意識を持たせることが留意点に挙げられているが、必ずしもその問題にはたどりつかないと考えられる。
・全体として時間数が足りない。
調べるのに1時間、発表に1時間となっているが、まとめたりする時間も考慮すべき。

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「スーパー」導入授業案批評*理科


<アンモニア臭班>


フライパン班への批評

リンゴの写真など使った学習はインパクトがあってよいと思った。

写真を使用することで視覚的に問題を理解できると思うのでよい方法だと思った。

写真は物事の一場面を切り取っただけにすぎないので誤った画像を教材として取り扱わないように注意する必要があると思われる。

フライパン班の授業の核になるものは「大量生産、大量消費、大量廃棄」であると思われ、授業構想案の導入部分ではその三点を意識させた内容になっていて、展開の四・五時でもその問題をどのように解決するのかをやるのに、六時でスーパーの訪問をするのはおかしいと思った。発表ではスーパーの店長に廃棄について質問すると言っていたが、大量廃棄の問題のためだけにスーパーに行くのは手間がかかりすぎると思う。


スーパーに訪問して売れ残ったもの行方を知ることは良いと思ったが、はたして売れ残ったものを廃棄するというスーパーのマイナスイメージを、教えてもらえるかどうかの疑問がある。


ニュートン班

単元の目標に「物の流通の仕組みや流れを知る。また、スーパーと商店街など地域での問題を知る。」とあるがこの二つを関連させて学習させるのは難しいと思った。学習内容が小学生には難しいと思った。

授業計画の三時間目の留意点に「写真はできるだけ差があるものを使いインパクトを与える。」とあるが児童はそのインパクトのある写真を見ると、その写真の状況が全ての商店街の状況と勘違いしてしまうので注意が必要と思われる。

「6、展開」を見てみると、やる内容は小学生を対象にしているのに発展しすぎではないだろうか。

コンビニ・スーパーの商品の価格の違いを出発点としてスーパーの問題を考えていくのは、子どもの身近なことからの学習となるので学習しやすいと思った。

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<T2ファージ班>


 フライパン班

 まず、評価すべき点は生徒の話し合いを多く取り入れ、生徒自身が身近に感じられるように工夫されていた点である。また、写真を取扱うのもよいと思った。写真は実際見せるよりも手軽でそれでいてしっかりと事実を伝えることができる。

単元の目標がなく何を目的としてこの単元を取り上げるのか明らかにされていなかったことに問題があるのではないかと感じた。2の導入の展開例の1・2時間目には大量生産・大量消費を問題として取り上げていて、さらに3の小単元全体の授業構想案でも上記の問題に関連させながら作ってある。しかし、6時間目にはスーパーの訪問を取り入れられていた。この問題提示からスーパーの訪問へ発展した意義が不確かなように感じられた。大量生産の問題を取り上げるのか、流通を取り上げるのかはっきりしていないため矛盾が生じてしまうのではないかと思う。1連の流れのある授業構想もしくは明白な目標を考えることが必要であるように感じた。


ニュートン班

まず、評価すべき点は全体的に詳しく書かれていて、さらに内容も十分考察されていた点である。導入の3時間の計画にも1時間ごとに目標をたててあり、何を目的とするか明白に記載されていた。また、教師の発問・活動内容・予想される留意点についても丁寧に考察されていた。内容に関しても、目的から授業展開まで一環性があり適していると思った。さらに毎時間生徒の話し合いの時間を用意したり、生徒に発表する時間を与えたり、調べたものを使い計算したり一方的な授業展開ではなく相互的な授業展開を心がけしているように感じ、その点に関しても良い点であると思った。規定の枚数的にはオーバーであったが、これくらい丁寧に作成するのが望ましいと感じた。導入部分だけを考えるのでなく展開とまとめの部分まで考

察されていたのもよいと思った。

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<ボルボックス>


<フライパン班>

 まず、取り上げる社会事象と子どもたちとの関係について、「家でのゴミが多いことは知っている」と述べているが、果たして本当か疑問である。家庭の事情にもよるし、どの程度が多いことなのかはっきりしない。

 写真を見せて、視覚に強く訴え印象付ける導入という展開は良いと思う。ただ、写真選びと写真に関する説明は慎重でなければならない。まず、写真選びに関してだが、分かりにくい写真では、学習効果が薄いと考えられるからである。また、混乱してしまうかもしれない。次に、写真に関する説明だが、きちんと正確に伝えないと情報の刷り込みになってしまう恐れがある。つまり、ある側面からしかその問題を見なくなってしまうということが考えられる。これは子どもたちの視野を狭め、誤った知識として身についてしまうかもしれない。

 授業構想案の展開で、学習活動が「スーパーを訪問する」という部分があるが、そう書かれているだけであって具体的な内容が何もないので、書き記した方が良い。例えば、評価の観点に「グループごとに適切な質問ができているか」とあるので、学習活動にも店員に質問する、などを書いておいた方がいい。

<ニュートン班>

 授業計画の1時間目の教師の発問で「何か感じたこと、不思議に思ったことを聞く」とあるが、具体性に欠ける。もっと具体的に示しておかなければ、発問があいまいなものとなってしまう。

 授業計画の1時間目の後の宿題として、同じ商品なのに価格が違うものを見つけてきてもらうとあり、2時間目に発表してもらうわけだが、そこで「覚えていたならば値段やどの店舗かも発表する」とあるが、これはきちんと見つけてきてもらう際にメモを取らせるべきである。値段の詳細な違いなど覚えていないだろうし、記憶があやふやになってしまってはもったいない。店舗や値段の違いをはっきり認識させるためにも、メモを取ってくるよう指示した方が良い。また、「どんどん価格の違いを発見した商品を発表する」とあるが、発表のさせ方をもう少し工夫しないと、満足に発表できないで不満を持つ子も出てくると考えられる。

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<ピペット班>


ニュートン班は「製品の流通の仕組みと、スーパーと地域との問題」についての導入部分について発表を行っていた。単元の目標として、物の流通の仕組みや流れを知ることと、スーパーと商店街などの地域での問題を知ることを取り上げていた。しかし、流通の仕組みとして商品の価格の違いをあげるのは疑問に思った。流通とは生産地→一時卸業者→二次卸売業者→小売業者→消費者の流れであるから、価格の違いに着目するのではなく、どこでその商品が作られたのか(例えば服のタグに着いているMADE IN CHAINA)などを用いて、自分たちが着ている物や食べているもの、いつも使っている物は身近に作られた物ではないという点から入るべきだと思った。

また、スーパーの問題を考えるにおいてはとても良い指導案になっていると思った。ただこの授業を小学生にやらせるには難しい内容になっていると思った。実際に作った時に値段の差を比較するという考えはとても面白いものだと思ったが、それを児童だけでやってしまうとできない子も出てきてしまう。教師がカバーしても授業をスムーズに進めることは難しいのではないだろうか。

また、授業時間については1時間=45分であることに注意していただきたい

フライパン班の発表は全体的には指導案としては評価の観点もはっきりしていてよかったと思うが、どちらかというとごみ問題に近い内容になっている気がした。この授業案の導入内容では、スーパーでもう売ることのできなくなった商品の大量廃棄に児童の興味が向いてしまい、ごみ問題の授業に展開してしまうと思った。ここでのスーパーの問題とは、スーパーと地域との関連性や物の流通について観点をおいた問題を提起するべきだと思う。スーパーを見学しに行くことは良いことだと思うので、そこから何を学んでほしいかをはっきりとさせればよいと思う。(3)の授業案の展開③のスーパーを訪問した際、グループごとに質問をしたら時間がかかり、スーパーの従業員に迷惑がかかってしまう気がしたので、質問はまとめてし

た方がいいのではないかと思った。

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<ミカヅキモ班>


フライパン

・自分たちの家で気づけるような簡単な宿題があると良いと思う。

・画像を提示するときはOPSやスライドなどの器具を使用するとより楽しい授業になると思う。

・導入部分にしては問題の範囲が多いと感じたので、大量生産から入って、大量消費、大量廃棄へと段階を追って考えると良いと思う。

・視覚をうまく使えている。他の感覚もあればもっといい。

・クイズで、教師が何個か選択肢を出してあげるのもいいが、児童に質問して選択肢を作った方がおもしろいと思った。

・今回のテーマは導入部分なのに、導入部分の計画が曖昧だった。もっと細かく計画を立てるべきだと思う。

・展開の最初に問題解決の手段を考えるとあるが、この導入では児童の問題に対する興味・関心という点からも、知識の点からも問題解決手段を考えるに至っていないように感じる。


ニュートン

・身近でやりやすい宿題があってよかったのだが、同じ店で似た商品を比較するのか、違店で同じ商品を比較するのかが曖昧であったように感じた。

・宿題や実習を利用し、導入部分で生徒の興味関心を引き出せていてよかった。

・児童に気づかせたい内容が明確になっていて良かった。

・価格の差を考えるときに実物があったらより考えやすくなるのでよいと思った。

・スーパーに関わる問題とはどういったものなのか。また、その問題を理解したうえで、児童がどのように考えることが期待されるのか。

・授業の入りが工夫されていてよかった。

・児童の既に持っている知識について吟味してある点が良かったと思う。

・児童が家族の買い物に付き添っていることは予想される事だが、値段まで見ているかはやや疑問。値段を比べるという段階まで達している児童はほとんどいないと思う。

・毎回の授業の最後に児童にどう感じたか聞くとあるが、ここで望んでいる児童の答えは何か?次回の授業につなげたいのか今回のまとめなのか、どっちにしても教師の発問に工夫が必要なのではと感じた。

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<ミジンコ班>


ニュートン班の批評についてだが、やはり質問にも出た『子ども達にとって野菜の値段などはあまり身近でない』という点が私達の班でも議論になった。また目標に『物の流通の流れを知る』とあったがこの導入では難しいと考える。まず、使うものが野菜という点に問題がある。野菜の値段は天候に左右されやすく、今年も日照不足や気温の低さにより野菜の値段が高騰した。各スーパーでは顧客獲得のため目玉商品として思い切った値下げに踏み出した所もある。こういった状況では『流通の仕組みが値段に反映されやすい』という問題点に気付くのは難しいと思う。

さらに導入のねらいにあった『品揃え』についてだが、普段からよほど親と一緒に買い物に行く習慣がある子でないとスーパーの品揃えはおろか、どこに自分の目的の商品があるのかという陳列についてもわからないだろうと思う。

教師側があらかじめプリントを用意する等してある程度的を絞らないと、子ども達の力に任せたやり方では成功しないと思う。

またその他に、子どもたちの既に知っている知識で出た『外国から輸入しているものがある事』を上げているのに、輸入物の流通に対する考察には授業案の中で触れられていない、等も上げられた。

しかし、子ども達が好きな献立であろうカレーを使った点や、子どもにカレーの材料を買わせて値段を比較するという子ども主体となるように設計された授業案は、大きく評価出来るポイントだと思う。また、予想される発問においてはよく考えられてると思う。

ただ、あくまで導入であるからここまで凝ったものでなくてもっと軽い内容でいいと思う。


クイズ形式の怖さを知った後だとクイズを授業に用いるのがすごく怖いと感じた。ただ楽しいだけでは終わらないもの、誘導尋問にならない発問はクイズ形式においては難しいだろうと思う。

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<ピンセット>

 

初めにニュートン班についてである。

‘物の流通の仕組みや流れを知る。また、スーパーと商店街などの地域での問題を知る’という単元目標の下、授業計画(導入部分)は適切なものとなっていたと感じている。特に、導入部分の2時間目の授業方法に、‘品質による違いが出たら「安い=悪いもの」なのかと考えさせる’とあり、これは児童が消費活動を行う上で重要なことであると考えられる。私たちの班でも、「安い=悪いもの」という認識を持つ人がいる。100円ショップが良い例である。100円という安さゆえ、コストが抑えられているため、材料が比較的安価、すなわち品質が劣るものを使用しているという先入観を持ってしまう。実際は、流通面を挙げると産地直送で問屋を挿まないこと、生産面では大量生産によりある程度の利益が見込めるということが考えられ

る。これらは展開部分で取り上げることになることが予想されるが、この班の導入部分であれば、教員は児童に単元目標に興味を持たせることができて、そのような形で展開部分に進むことができるため、活気のある授業が望めるのではないか。

 続いてフライパン班の発表についてである。

 ニュートン班とも共通しているが、導入部分で写真を用いている点が印象的である。写真を用いることは重要なことあると考える。それは、先々週の導入部分に関する課題の中でも述べたことだが、導入部分で大切なことは児童の興味を引くことであると考えるからである。小学生に限らず、大学生の私たちも、興味の無いことは出来ることならば避けたい。興味を持てない内容・授業の雰囲気であれば、結局記憶には残らない。社会科自体に苦手意識を持つ児童もおそらくいるだろう。そのような児童に興味を持たせる、そのためには「身近に関連している」「自分のためになる」と思わせるような説得力のある導入にしなくてはならない。‘写真を見せてからクイズ形式’というのは、児童の興味を十分に引き出せるような学習活動

になっていると言える。

以上で批評を終える。


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<ニュートン>


フライパン班についての批評


パワーポイントを使って写真と問題となっている事柄を関連付けしながら説明していたのは良かったと思う。

第三ステージでの課題は導入部分を作ることなので、全体の流れよりも導入部分をより詳しく具体的に書くとよりよいと思う。

学習活動として、写真を見せてからのクイズ形式は子供達にとって楽しみながら授業に参加出来るので、子供の興味を引くのには良い案だと思う。ただクイズ形式にしたのは良いと思うが、最初から教師が答えを選択肢の形で子供達に提供するよりは、子供達に最初は自由に考えさせた方が子供の考える能力を伸ばし学習内容にも幅が出てくるように思えた。

「スーパーを訪問する」という学習活動で、具体的にスーパーへ行って何をしてくるのか目的がはっきり明記されて無かったので、この点を詳しく述べていたらもっと良い学習指導案になっていたと思う。

子供達がスーパーで発見したことを発表させるとあったが、特に明確な目的も無しに発表させても意見がバラバラに乱立して趣旨が分からなくなる恐れがある。


2010年7月21日水曜日

導入部「スーパー」授業案批評*美術

<横尾班>


(フライパン班)

 ・導入1・2時間目にクイズがあるがクイズなどに2時間必要なのか。第3時間目の生産から廃棄消費までに2時間使ったほうがよいのではないのか。

 ・1・2時間目で見た写真や出た「問題」などについて3時間目まで興味を持っていられるのか。

 ・授業構想案の1・2が一緒の枠に入っているが、2時間分なのだから留意点をもっとしっかり書くべきでは?1枠に留意点1つというのは少なすぎると思う。

 ・「問題が連立~」の「問題」というのは具体的に何なのか。

 ・「身近な例」も具体的ではない。

 ・展開の4・5時間目の「無理のない解決手段で~」は教師自身がもともと出る「問題」を決めているのか。

 ・導入部分が必要なのであって展開すべてを書く必要はない。むしろプリントの6分の4が展開についての解説では第3ステージとしての意味が無い。

 ・(4)の「この写真のような~」は子どもにはむずかしいのでは?大人でさえスーパーの事情について知らない人も多いのだからスーパーに関係しているという事実を知るだけでもいいのではないだろうか。

 ・「自分に直接何が~」の「何」とは、教師側としてはどのような事を期待しているのか。

(ニュートン班)

・野菜や材料の価格では、保護者しか実感がないのではないか→店舗によるお菓子の価格の違いを加えてみてはどうか。

・6のまとめで「社会全体で見た時のスーパーの立ち位置」について、お店としての立ち位置というのは抽象的すぎて、小学生に教えるには難しいのではないか。

・子どもの既有の知識として「お店により値段に違いがあること」は分かるだろうけど、それが物の質や貴重さによるものだとは、まだ分からないのではないだろうか。

・展開の3時間目で、献立を生徒一人一人で考えるのか、教室全体で考えるのかが読み取りにくいので、はっきり記述した方が良い。また、二種類の材料の値段を計算させることにいまいち意味を感じない。結局の所、コンビニやスーパーでどこが安いという結論になりかねない。

・2、3時間目の内容が似ているから、まとめて一時間でやってもいいのではないだろうか。

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<ミュシャ班>


フライパン班

・写真を使って視覚的に訴えかける点、クイズや話し合いなどによって問題を全員に理解させようとしている点が、よかった。しかし、清算から廃棄、または消費までの過程を実際にどのように説明するのか、身近な例を挙げるとあるが、それをどのように活用するのかまで、具体的に知りたかった。

・展開のスーパーに行こう!という授業の時間が1時間となっているが、おそらく1時間でスーパーに訪問し質問をし、帰ってくるという一連の流れを1時間(50分)の授業で行うことは困難であると思う。

・クイズで生徒の関心を引くのは良いと思う。しかし、そこで知りたいと思ったことがスーパーに行ってわからない可能性がある。なぜなら、大量生産・大量廃棄はスーパーにとってはマイナスイメージであるからである。「失礼の無いようにする」とあるが、マイナスイメージについて質問すること自体失礼ではないのか。

ニュートン班

・児童によって価格の違いの差に対する意識は違うと思うので、価格の差のみで導入を終わらせてしまうのは少し弱いと思う。

流通の授業につなげたいのであれば価格以外にも、商品の原産地の違い等にも広く目を向けるべきであると思う。

・まとめの部分の「社会全体から見たスーパーの立ち位置」を小学生に理解させることは困難であるように思う。

・もう少し的を絞ったまとめ方のほうが、学習効果が上がるように思う。

教師による発問が細かく記載されており、それを中心として大変わかりやすい授業展開となっていた。しかし、授業中にも指摘があった通り、価格格差というのは数字的には大変わかりやすいが、はたして児童の興味をひきつけられるかどうか、疑問である。発問の際、何かしらの工夫が必要である。

・「スーパーが商店街の活気を奪う」という問題は少々時代遅れであるような気がする。都会では商店街も時代やニーズに合わせて様変わりしており、近い将来スーパーと商店街は同じ土俵で考えるものでは無くなる可能性が高い。

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<吉岡班>


<ニュートン>

▼積極的意見

・スーパーと商店街など地域での問題、つまり地域社会の問題から切り口を入れ、興味を持ったところでものの流通についての知識を教える、というやり方は大変良いと感じた。子どもが地域社会の一員であるという自覚を持つ、良い機会になると思う。

・ねらいと授業構成が合っていて良いと思う。


▼消極的意見

・全体の流れはいいと(上記にも)書いたが、その興味付けに「価格」を持ってきたことが大変難しいと感じた。子どもに実感がわきやすいように、改善策として「価格の違い」を教材にするのではなく、家庭科と連動し、どうしたら安く家計に優しい買い物や料理が出来るかを考え、その延長上で価格の違いに展開していけば、「なぜ店によって違うのだろう」と子どもに疑問を持たせることが出来るのではと感じた。

・3時間目の献立に関する計算の場面では、途中で飽きてくる子どももいると考えられる。子どもたちを飽きさせない工夫が必要である。


<フライパン>

▼積極的意見

・「取り上げる社会事象と子ども達との関係」がよく考えられていて、大変良いと感じた。子どもの視点について考えられているのがよくわかる。大量消費や生産、廃棄についてどのように授業をし、興味付けをしていくのか、わかりやすく発表されていた。

・導入授業だけではなく、小単元全体の授業構想案を考えているのがいい。導入の授業があり、そしてどのように発展していくのかがわかりやすく表記されている。


▼消極的意見

・授業全体の流れはいいと思うが、まとめた先に何があるのか、教師は子どもに対して何を知って欲しいのかが、この授業構成ではいまいち伝わらない。「利益のために生産するのはいいが、大量の売れ残りはほとんどが廃棄であり、その現状はいいことなのか、どうなのか、それを考えてもらいたい。」というスタンスであるとの発表があった。ごみ問題に発展していくような良いスタンスだと思う。ただし、授業案からはそれが読み取れないので、改善案として、「まとめ(8)発表しよう!」のあとに、さらに問題の発展ということで、子ども達に投げかけ、考えさせる授業があっても良いと思った。

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<ロラン>


【フライパン班】
積極面
・前回の班の「びっくり方式」と似ているが、「びっくり」でなく「これなんだろう」という疑問で

も興味を引くのだなと思った。

・自分に関係の深いものであるスーパーというものであるが、その裏側、過程についてしらなかったことが実は多かったということに子供たち自身から気づかせ、自分には何が出来るのか、自発的に考えるきっかけ、興味を作れる導入に感じた。
消極面
・「導入授業の展開例」の時間数が内容に対して多いように思う。
・「導入授業の展開例」のスーパーについて知っていることを挙げた後のクイズでコンビニ弁当の写真を出すのは関連性があまりなく、唐突である印象を受けた。→代案①
・校外に出るのに交通に関する教師の留意点はなくて良いのだろうか。生徒の安全などもしっかり考慮すべきだと思う。
代案①
・スーパーだけでなくコンビニについて知っていることも同時に挙げてもらい、違いを整理し、ある程度背景を知ってからクイズに結び付けていく。
【ニュートン班】
積極面
・「ねらい」と「授業計画」が合致しているという印象を受けた。生徒が戸惑うことも無く、問題を感じながら授業を進めてゆけると思った。
・授業計画で1~3時間目それぞれ、視点を変えた「違い」から展開していて生徒の視野が広がり、且つ理解しやすいと思った。
消極面
・授業計画1・2時間目において、それぞれ25分で配分されているところは、それだけでもつのだろうかと疑問に思った。→代案①

・主にスーパーの「価格」の面について多くが述べられていたが、そこのみに絞るのではなく、スーパーと商店街の小売店との関係、危機、さらにその小売店と地元の人々とのかかわりなどを交えて考察をする機会を子供たちに与えると、さらに深まりをもった導入に出来るのではないかと感じた。
代案①
・スーパーについてであれば、授業計画1時間目か2時間目で、教師・生徒が広告を持ってきたら比較出来て楽しいかもしれない。

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<ダリ班>


フライパン班

・あらゆる事柄に問題が内包されているという問題提起やものの見方は大切であると思うので、一貫した問題を知るという観点が良いと思った。


・全体の流れや1)での分析からすると、スーパーよりもコンビニを主題にして学ぶ方が妥当であると思う。例えば、導入での個包装パックやコンビニ弁当の廃棄など。コンビニの方が廃棄に厳しいはず)

・内容的問いにおいて、「自分には何が出来るのだろうか」とあるが子ども達に何が出来ると予想されるのか知りたい。

・3時間目のサイクルを知る段階において、いきなり販売が出てくるが販売にも問題が含まれていた場合もそれで良いのか。○の中だけでなく、矢印の部分に流通などの重要な事柄が含まれるのではないか。

・問題を解決するにはどうしたらいいのか、という展開の段階で解決方法やどんな結論に至るのかが見当たらない。スーパーに行こう!で解決に繋がるとは言えず、見学の中で新たな疑問が生まれると思う。その見学での発見も発見のまま終わっているのでもったいない。



ニュートン班

・ある観点(値段)を定めて問題を見ていく切り口は、明確化して深めることが出来るので良いと思う。


・導入の授業構成が1時間ごとに繰り返している印象を受ける。

・発表する というまとめ方が多いが、本当にその方法が相応しいのかと疑問に思う。

・「スーパーやコンビニ」とひとくくりにして良いのか。仕組みが違うはずなので、意味が大きく違ってくると思う。

・3時間目における、「価格の差が1つ1つ~と複数で~」の部分の意図が伝わりにくい。1カ月続くということで、足していけば数字は増えるし、価格の差は大きく出ると思う。しかし、そこで出た結果は「安い方が良い」という考えに行きやすいと考える。

・実現可能かどうかは別として、子ども達に実際買い物をさせてみるというのはどうか。

・導入において、ここまで価格に視点を向ける(狭める)と子どもの既有の知識と思われることとして挙げられている「物の質や貴重さにより値段が違うこと」が活かしにくい。

・どう感じたかという問いかけは少々乱暴と言うか、価格の差の大きさに気付いて欲しいのならば質問を絞っても良いと思う。自由討論が誘導尋問のようになるのは避けたい。


導入部「スーパー」授業案批評*家政

社会科指導法A

フライパン班、ニュートン班の批評について


<3LDK>


<フライパン班>

・資料だけでなく、スライドも用意していて理解しやすかった。

・写真を見せてからクイズといった形式は、児童の興味関心を引くと思うし、その写真からもっと知りたい、調べたいという気持ちを引きだすのも可能だと思うので、良い考えだと感じた。

・ただ見た目から分かることだけでなく、具体的な数字を考えさせるのは良い考えだと思うが、児童がその数について考えるのは漠然としており、少し児童にとって難しいのではないかと感じる。

・問題を連立していることを知らせるとあるが、児童が受けている授業が1つに繋がっていることを理解することで、自分たちが何を学んでいるのか、これからどのようなことを学んでいけばいいのかが明確にわかるので、良いと思う。

・実際にスーパーへ訪問するという授業が1時間では足りないと感じる。また、まとめの授業も実際にスーパーへ行って感じたことだけでなく、今まで学んだことをまとめるので、設定されたまとめの時間では少し足りないのではないかと感じる。


<ニュートン班>

・フライパン班ではとりあげられていなかった、コンビニについての価格の違いなど、比較していて授業に取り上げられていたおり、児童は比較することによってよりわかりやすく理解することができると思うので、良いと感じた。

・その時間ごとに詳しい内容の説明やその時間における目的が述べられていたので、児童がどのようなことを学ぶのかが明確にわかって良いと思う。

・3時間目において、好きな献立を聞き、その材料から価格の違いへとつなげていく授業の内容はおもしろいと感じた。児童も献立から価格へとつながって考えることは興味を引くと思うし、児童が主体となって考えることができると感じる。

・単元の目標が、「物の流通の仕組みや流れを知る」となっているが、授業全体が価格の差に偏りすぎていると感じる。導入部分は主に価格中心で授業を進めるということだが、仕組み・流れへとわかりやすくつなげるために価格の差だけに絞らずに、もう少し幅を広げて授業を展開しても良いのではないかと思った。

・全体的に見て、児童が中心的に考えられるような授業が考えられており、児童が自発的に知りたい、学びたいと思うことができる授業の内容だったと思う。

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しゃもじ班


フライパン班への批評

・導入授業の展開が最初ショッキング方式で行われており児童の興味・関心を喚起させやすいためとてもよいと思った。クイズの導入も児童が楽しむことができるので良いと思う。さらに児童の発問が予想されているのも授業を展開していく上では必要となるので良いと思った

・キャベツを潰す写真を見せて何トンあるのかという問は、児童が想像しにくく、かつ、理解へと繋がらないので、ここは「なんでキャベツが潰されているのか」という発問をした後で、「どのくらいの量が潰されているのか」ということを聞き、その量を具体的な量(東京ドーム何個分の広さを使うなど)に置き換えさせることが必要だと思われる。

・全体としてスーパーと生産・販売・消費・廃棄を理解させるとあるのに、スーパーに行こうのところでは生産・販売・消費・廃棄の関連性が見えない。スーパーに行ったとしても生産を聞くことはできないし、廃棄についてもお店側としては言いたくない部分であると考えられるため、スーパーにいったとしてもただの見学で終わってしまうのではないかという懸念が挙げられる。


ニュートン班への批評


・教師中心に授業を進めていくのではなく、児童を中心に進めていたのは良かったが、児童にどう感じたかという感想を聞くだけで終わってしまって、一回一回のまとめが入っていないのが、児童の知識の定着に繋がらないと思われるのでもったいないと感じる。

・導入を通して価格の違いについて児童に問いかけを続けていたがその答えが展開まで先延ばしになっているのは良くない。

・この授業計画だと少しインパクトが薄いのではないかと思われる。導入とは無関心だった事象に対して児童に興味や関心疑問を持たせることが大切であるので、導入の導入を工夫する必要がある

・3時間目の授業で値段の差を求める内容があったが、これだと安いものを買うべきで、高いものを買わないという考えを植えつけてしまう恐れがある。高い商品にも安い商品にはない質の良さがるためどちらがいいという決め付けはできないことからこの点に関するフォローを教師側から行うべきである。

・自分の好きな料理で値段の差を求めるとあるが、共通の料理での比較を行うことで流通ルートによる価格が異なることで、消費生活にも差が生じるため違いがわかりやすくなるのではないだろうか

・指導案は規定枚数より多くなっているが、とても読みやすく概要がわかりやすいため良いと思った。

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<地産地消班>


まず最初に、取り上げられた問題が2班とも難しいと思った。これらの問題をより生徒に興味・関心を持たせながら目的のある授業作りをするためには、教師の努力が必要となると思う。


・ニュートン班

スライドが3ページあったせいか、内容が充実していて分かりやすかったと思う。

計算が苦手な子も、教師と一緒にしていくことで理解しやすくなると思うので良いと思う。

3時間目の授業の展開で、価格の差が一つ一つの商品で見た場合と複数で見た場合とでは、大きく異なるということを分からせるために、献立を立てるという作業は有効であると思う。

価格の差について、2時間分の授業案を展開しようとしていたが、そこまでそれらの内容について触れなくても良いのではと思う。


価格の差についての授業の展開が多すぎるため、本時の目標である「流通経路について知る」という目標が希薄になってしまっているのではないかと思う。

2時間目の授業の展開で、価格の差が大きいと感じる子と小さいと感じる子がそれぞれいて、その感じ方は個人によって異なると考えさせるまでは良いと思うが、その意見について班に分かれて友達の意見と討論させるという意図分かりにくかった。


・フライパン班

発問の例などがレジュメに載っていたので、どのような授業展開がされるのか分かりやすかった。

スーパーを訪問し、実際に商品を見るだけでなく流通の仕組みを店長にインタービューするということは良かったと思う。

スライドを使っていたため、生産・消費の様子が分かりやすかった。

班活動を行う理由がはっきりしていたので納得できた。


写真と共に具体的な数字も載せるという工夫は良いと思う。そのうえで、実際に子どもたちに廃棄量の重さについて体験を通した学習によって理解させると良いと思う。例えば、それらに類似した物を教師が用意し活用することで、より理解が深まると考えられる。


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<ペクチン班>


フライパン班

・子どもたちへのつかみとして、写真を用いたクイズ形式を用いるという発想は良かったのではないかと思う。

・導入授業の計画で、生産、販売、消費・廃棄までのサイクルを知り、問題が連立していることを知る。とあったが、小学校での一単元の授業の中ではこの大きな4つの項目を取り上げていくことは難しいのではないかと思う。確かに、これらの問題が深くかかわっているといことを理解していくことは重要であるが、そのことを踏まえたうえで、授業で取り上げる内容を絞ることが必要ではないかと思う。消費や廃棄に関してはスーパー以外の内容(ゴミ問題など)との関連性を持たせることもできると考えられるので、今回は販売や流通の流れや仕組みといった範囲に絞った方が良かったのではないかと思う。その上で、子どもたちの話し合いの中から上がってきた疑問点などについて整理し、スーパーへ実習に行くという構成の方が

良いと思う。そうすることで、まとめの発表時にスーパーの流通に関してという一つの大きなテーマができているので子どもたちにとっても理解しやすく、まとまりがある発表になっていくのではないかと思う。

ニュートン班

・価格やその計算という観点から学習を展開しようとする考えは、子どもたちが興味・関

心を持ちやすくいい方法ではないかと思う。しかし、内容が小学校で行うものとしては

少し難しすぎるのではないかと感じた。

・価格の差という観点から学習を行った場合、それが販売者側の工夫によるという点につ

いて学んでいくのか、または国産や外国産などの違いによるところなのかという点につ

いて、学びを通してどちらについて理解していくのかというところが不明確であったの

ではないかと思う。どちらかに絞ったうえで授業を計画するともっと良かったのではな

いか。また、1か月の食費の差額を計算によって算出するとあったが、この内容を行う

ことによって、子どもたちに何をつかませていきたいのかということが不明確だったと

思う。価格の差を求めるのであれば、1食分でも十分だと思われるし、あえてここで1

か月間同じ食事とるという想定は、非現実的で子どもたちもイメージしづらいのではな

いかと思う。一食の食事でも材料によって差が生まれるというところから産地の差や流

通の工夫に繋げていけばいいのではないかと思う。

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<しゃもじ>班


フライパン班への批評

・導入授業の展開が最初ショッキング方式で行われており児童の興味・関心を喚起させやすいためとてもよいと思った。クイズの導入も児童が楽しむことができるので良いと思う。さらに児童の発問が予想されているのも授業を展開していく上では必要となるので良いと思った

・キャベツを潰す写真を見せて何トンあるのかという問は、児童が想像しにくく、かつ、理解へと繋がらないので、ここは「なんでキャベツが潰されているのか」という発問をした後で、「どのくらいの量が潰されているのか」ということを聞き、その量を具体的な量(東京ドーム何個分の広さを使うなど)に置き換えさせることが必要だと思われる。

・全体としてスーパーと生産・販売・消費・廃棄を理解させるとあるのに、スーパーに行こうのところでは生産・販売・消費・廃棄の関連性が見えない。スーパーに行ったとしても生産を聞くことはできないし、廃棄についてもお店側としては言いたくない部分であると考えられるため、スーパーにいったとしてもただの見学で終わってしまうのではないかという懸念が挙げられる。


ニュートン班への批評


・教師中心に授業を進めていくのではなく、児童を中心に進めていたのは良かったが、児童にどう感じたかという感想を聞くだけで終わってしまって、一回一回のまとめが入っていないのが、児童の知識の定着に繋がらないと思われるのでもったいないと感じる。

・導入を通して価格の違いについて児童に問いかけを続けていたがその答えが展開まで先延ばしになっているのは良くない。

・この授業計画だと少しインパクトが薄いのではないかと思われる。導入とは無関心だった事象に対して児童に興味や関心疑問を持たせることが大切であるので、導入の導入を工夫する必要がある

・3時間目の授業で値段の差を求める内容があったが、これだと安いものを買うべきで、高いものを買わないという考えを植えつけてしまう恐れがある。高い商品にも安い商品にはない質の良さがるためどちらがいいという決め付けはできないことからこの点に関するフォローを教師側から行うべきである。

・自分の好きな料理で値段の差を求めるとあるが、共通の料理での比較を行うことで流通ルートによる価格が異なることで、消費生活にも差が生じるため違いがわかりやすくなるのではないだろうか

・指導案は規定枚数より多くなっているが、とても読みやすく概要がわかりやすいため良いと思った。


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「フライパン」

09PB808城山夏穂

09PB811高橋知里

09PB816鶴岡真菜美

09PB821原千尋



ニュートン班批評

【積極的に評価すべき点】

・物の流通の仕組みや流れを学ぶ際に、店によって商品の値段に違いが出るという身近な疑問から興味を持たせるという流れが良い。

・児童目線で予想される発問と留意点が的確に示されていて良かった。

・導入部分に無理のない授業展開になっている。

・具体例で生徒に理解しやすい説明を心がけていて良い。

・いろんな視点からの導入ができていてよかった。献立という観点を社会で使うというのは面白いと思った。


【改善すべき点】

・テーマが大きく二つに分かれていて全体としてまとまりにくいのではないか。

生徒が混乱してしまう。

・社会全体からスーパーの立ち位置を理解するのはこの段階では難しい。

・単元の目標は・物の流通の仕組みやながれ・地域での問題の二点のように思われるが、一単元でこれらをとりあげる内容が盛りだくさんになってしまうと思われる。

・価格の違いの基準はそれぞれ違うので、教師側の工夫が必要。


2010年7月14日水曜日

導入部授業案「ゴミ問題」批評*家政


<しゃもじ班>


ガスバーナー班

・写真などの視覚教材を見せることは、インパクトがあって児童は興味を持ちやすいと思う。今回提示されていた写真も衝撃的で、子どもたちに危機感や改善しようという意識を与えられるものになっており、とてもよいと思った。

・自分たちが捨てたごみを・・・ということをよく言っていたが、児童が道端などにごみを捨てていること前提に、話を進めていたところに疑問を感じた。川などに粗大ごみや家電ゴミを捨てていったり、道端にたばこの吸い殻をポイ捨てするのは、ほとんどが大人である。こういったマナーを守らない大人にならないようにしよう、といったスタンスで行くべきだと思う。

・4限目で汚れていそうな場所を予想して書かせているにも関わらず、5限目以降、そのことに少ししかふれられていなかったので、予想したものと実際のその場所の現状を確認する作業を含めたほうがいい。このままだと、せっかく予想をたてた意味がなくなってしまい、答えが分からないままになってしまうので注意が必要である。

・有名なところがごみで汚染されているという提案をしたことは児童にショッキングなことであると考えられるし、児童のごみ問題に対する関心も喚起することができるので良かったと思う。

・実際にごみに調査に行かせてごみ拾いをさせることは体験的学習であるので良いと思う


真空放電班

・調べ学習が多いため、子どものメディア活用能力が身につくと考えられる。ただ1限目にいきなり調べ学習を行うのではなく、ある程度の基礎知識を学んで、興味を持たせてからの調べ学習だと、テーマも決めやすくなるし、調べやすくもなると思う。

・2限目にさっそく班ごとの発表が始まってしまい、班各々で調べてきているものをまとめる時間が確保されていないのが気になった。

・宿題が多いのが気になった。調べ学習が多すぎて、こどもが飽きてしまう可能性がある。

・日本のごみ排出量を他の国と比べ知った上でいきなりリサイクルの話題に入ってしまうとつながりがきれてしまうので日本の排出量とリサイクルの間に二つの項目が繋がるような話題をいれたほうが良いと思った。

・調べ学習が多いので,児童の関心・興味がうすれてしまう恐れがある。従って児童の関心を引くこと(体験学習、自らごみを分別してみる等)を入れたほうがよい

・特に伝えたいことがリサイクルについてならば,各国のごみの排出量を調べるのはどうかと思われる。日本においてのリサイクルについて調べ学習,基礎知識の授業を行い,1つの豆知識として世界各国のリサイクル方法について知識を伝えたほうが導入の目的につながるのではないだろうか。

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<3LDK>


<ガスバーナー班>

聞き手側の資料がなく、パワーポイントのみの発表だったので、こちらにとっても少し分かりづらい部分があったので、発表者側だけでなく、聞く側に対しても資料を用意すると良いと思った。

実際の写真を用意し、生徒に見せるという部分がありましたが、確かに生徒がゴミ問題について関心を持つことが一番大切だと思うので、インパクトを与えるためにも良い効果だと思った。

グループの話し合いを3限目においてもうけていたが、グループで話し合うことによって、自分の意見だけでなく、他の人の意見を聞くことにより、そのような考えもあるのかなどと発展する可能性があるので良いと思った。

体験学習が多く含まれていたが、その時間内にその学習が完了するのか疑問に感じた。

発表時間がやや早く感じた。もう少し授業の内容に関して詳しく説明した方が良いと思う。

発表に関して、授業者の立場での発言・考えが多く、生徒の立場になって、生徒はこんな反応を示し、このような行動をとるであろうなどといった考えもスライドにのせて欲しかった。

授業の一連の流れとしては、体験学習も多い内容であり、生徒も参加しやすい授業であったと思う。


<真空放電スペクトル班>

ガスバーナー班と同じで、聞き手側の資料がなく、分かりにくい部分があるので、資料を用意した方がよいと感じた。

教科書の内容だけでなく、生徒が実際に調べたりすることから始まるという導入については、生徒自身が受け身ではなく、能動的に授業に対する姿勢作りにもなると思うので良いと思った。

しかし、いきなり1限目から調べ学習をしてしまうと、生徒はどうしていいのかわからなくなってしまったり、とまどってしまう場合が考えられるし、生徒がいきなり何も現状も知らないままで調べたいという気持ちが高まるのは難しいと思うので、調べ学習をする前にゴミ問題についての現状や生徒がゴミ問題についてどう思っているのかなどを聞いたりして、ワンクッションをおいた方が良いと感じた。

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<地産地消班>


・ガスバーナー班


1限で、富士山のごみ問題が生活とかかわりがあると言えるのかと思った。

ごみがあることで「危ない」と言っていたが、何が危ないのかの説明が必要だと思う。

原因を考えることによって、「身近なごみを減らすことが重要」とわかると言っていたが、それを言うためにもう少し導入部分の内容を濃くし、生徒に関心を持たせて気付かせるように指導したほうが良いと考える。

4限で、グループ発表の後「どんなことをすればよいか考えさせる」と言っていたが、教師の指導はいつするのかと疑問に思った。

5限以降でごみ問題の解決法などについて学ぶと言っていたが、2限の時点で多少の指導はしないで5限以降まで指導しないのかと思った。



・真空放電スペクトル班


最初に感じたこととして、導入としては範囲が広すぎると思う。

毎回宿題という形は好ましくないと思う。宿題が出来ない子・やってこない子などがいた場合はどのように授業するのか明確にしないといけないと思う。

2限で、班で調べたものを発表した後、自分なりの考えを発表or用紙で提出させると言っていたが、班で調べた上に個人で調べ学習をさせるということなのか、説明が分かりにくかった。

3限で各国のごみの排出量について調べさせたことを日本とデータと比較すると言っていたが、日本のデータは教師が用意するのか、それとも生徒自身で調べるのかプレゼンでは分からなかった。


・2班に言えることとして、はたしてこのような授業が展開出来るのかという点が挙げられるため、もう少し話題を絞り導入部分を詳しく指導するほうが良いと思う。

・ごみ問題に興味を持たせる方法として、五感を使って考えさせる方法。例えば、ガスバーナー班のように写真を見せるという「視覚」によるもの。難しいかもしれないが、他にもごみのにおいという「嗅覚」という面からも学習出来ると思う。

・導入の導入として、普段生徒が通っている通学路など、もう少し身近なところからごみ問題と関連付けると生徒は問題を「自分の身近な社会問題なんだ!」ととらえてくれると思う。

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<フライパン>


[真空放電スペクトル]


○積極的に評価できる点

・調べ学習で導入を進めているため、グループ活動いわゆるクラスならではの活動ができていた点。

・問題点が出たうえで、リサイクルの重要性・必要性を学ぶことができることがよい。

比較など、データを用いて、生徒自身が問題を発見する方法はよいと思う。


○消極的に評価できる点

・班分けは展開授業のうちの1時間にいれるのは意味がないと思う。給食の班などを活用すべき。また、班内での発表・話し合いで45分は足りない。導入に問題点を出すための班活動を用いるなら、展開で班活動をしてまとめに持っていくほうが意味が見出せると思う。

・宿題を毎回だしているが、時間的・内容的に無理があると考える。例えば、各国のゴミの量を調べる宿題は、まだゴミ問題を扱ってない段階ではイメージがふくらまず、焦点を絞ったりすることは1人では難しい。発表につなげるなら、ある程度の資料をこっちが用意するなどの工夫があるとよいのではないか。



[ガスバーナー]


○積極的に評価できる点

・びっくり方式を用いるときの、写真の例が使われていたことで生徒にどのように発問するかがわかってよかった。

・処理の現状を把握するために導入する、という道筋がしっかりしているように感じた。

ゴミが多そうな場所を考えるときに、生徒の知識や経験を生かすことができる可能性が高いのでよいと思う。

・自分達次第でゴミを減らせることに気付かせることで、今後の策を考える気がおきると思う。



○消極的に評価できる点

・質問に対する受け答えがあいまいである。

・3時限目のところでポイ捨てしないことを気づかせることに持っていっていたのは、家庭でのしつけの問題のように内向的であるため、社会全体の問題につなげることを念頭においた方がよいと考える。

・導入以降の内容の提示でいていたが、導入の時点で内容が詰め込みすぎであったため、展開やまとめがふくらんでいないように思えた。導入は、展開で学ばせたいことの発問を促すところであるから、解決策などのまとめはしなかったほうがよかった。

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<ガスバーナ班>


写真を用いて視覚的に児童の興味、関心をひきだせるので良いと思う。

写真は印象に残るので、このままでは大変なことになる!と児童は思うだろう。しかし一方で、富士山や海岸は身近なのだろうか。学校という生活の場も題材として有効ではないかと思う。学校には児童が行き届かない場所を用務員さんが掃除してくれている。このことにまで触れさせてもよいだろう。

「身近なところも危ないという危機感をもたせる」について、ごみがあるからどのような危機感を感じるのか疑問に思ったので、詳しく述べてほしい。

ごみを減らす方法の一つとして、買い物の際にごみが少ない商品を選ぶなどを含めても良かったのではないか。いずれにしても、ポイ捨てはいけない―ということしか伝わらないので、それが当たり前の児童にとってはつまらない授業であるはずだ。


真空放電スペクトル班

調べ学習は児童の積極性や自主性が育つだろう。繰り返し調べ学習の作業をすることにこの小単元の意義があると思う。しかし、これでは内容が漠然としていて、児童が何をしたらよいか戸惑うことが予測される。もしくは宿題をやってこないという事態になるかもしれない。

授業でできなかった部分は家庭に持ち込み、宿題という形になっている。毎度毎度では児童の負担が大きすぎる。調べて、発表する流れができあがっているが、それだけではつまらない。児童自身が考える、といった時間も必要なのではないか。調べ学習を児童任せにするのではなく、学校で調べさせて教師がその都度具体的な指示をすることが必要である。

また、調べたことに対するまとめや、教師の見解を入れるべきである。何を教えたいのか、そして児童に何を身につけさせたいのかが見えてこない。リサイクルの必要性を学ばせたいのなら、調べた現状に対して私たちはどうすればいいのか、常に解決策を考えながら授業を進める必要があると思う。

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<ペクチン班>


ガスバーナー班

・授業の導入部分についての考察ということだったが、実際の写真などの資料を提示して視覚で感じるという発想は、子どもたちの関心を引きやすい方法でとてもよかったと思う。しかし、1時間目の導入部分についての入り方についてよくわかったが、2時間目以降は授業の展開部分の記述についてがほとんどであり、その授業でその主題に迫るための授業の入り方や導入における教師の働きかけといった内容に関する記述が全く見られなかった。例えば、ゴミはなぜ処理しなくてはいけないかという子供たちの調べ学習に対して、教師が発問を投げかけるという形式ではなく、東南アジアなどのゴミ山などと呼ばれている場所で暮らす子供たちのビデオなどを見せたり、地域のゴミがあふれている場所へ行き、においなどを感じさせる

などの子どもたちから自発的に調べ学習の課題が発見できるようにする導入の仕方のほうが望ましいのではないかと思う。


真空放電スペクトル班

・1時間目の授業の導入は班分けとし、2時間目以降はそれぞれ前回の授業の発表から入るという構成は、子どもたちの興味・関心を引き出して授業を進めてくという観点からみた場合にはあまり適していないのではないかと思う。その授業や単元に関する導入をすべて教師からの指示にするのではなく、現状を把握するというところから子どもたちから自主的に意見が出てくることが期待できるような導入方法を考えることが必要ではないかと思う。また、ゴミ問題を身近な問題としてとらえることを狙いとするなら、調べ学習に教員側からの指示で日本と外国を比較するという内容はいらないのではないか。社会問題とされる項目において、身近な問題としてとらえ子どもたちなりの解決方法や関心を持つためには外国との比較はイメ

ージも湧きづらく子どもたちが想像できないのではないかと思う。ゴミの排出量とリサイクル率について考えるのであれば、教師がゴミのモデルなどを用意してその中身をリサイクルできるものとそうでないものに分けて重さや種類について捉えていくという方が良いのではないかと思う。

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<3畳班>

ガスバーナー班

写真を子どもたちに見せることはインパクトがあり印象深くなると思うので良いと思う。授業も全体的にまとまりがある流れとなっていた。しかし1時限目に見せるのは富士山や海岸など有名な場所の写真なのに2時限目に子どもたちに考えさせる内容は子どもたちの身近な場所で汚れているところはどこか、というのは子どもたちの目から見ると考えるのが難しいのではないか。導入の部分で富士山等の有名な場所を見せるだけでなく子どもたちの身近な場所の写真を見せて、“気づかせる”のもいいと思う。また2時限目のあとに子どもたちが述べた、汚れている場所を実際に見に行くことを提案する。例え子どもたちが普段見ている場所でも授業で教師やクラスの仲間と行くと普段とは違った発見があると思う。先生がおっしゃったように視的だけでなくにおい(あれば)等も感じることができ、より印象深くなり子どもたちのゴミに対する意識もより一層高まると考える。

真空スペクトル班

1時限目から調べ学習という活動は難しいと思う。最初から調べ学習というのは子どもたちの興味・関心を引き付けることができないのではないか。さらにテーマやグループを決めて、調べ学習をするとなると1時間ではかなり足りないと思う。もっと導入部分に教師が子どもたちの意欲を向上させられるような工夫が必要である。基本的に自分たち個人で調べて発表という形が多いし、それに加えて宿題もあるので、子どもたちからしてみると“おもしろくない”“面倒くさい”と思ってしまうと思う。自分の意見と人の意見を比較して考えを深めると言っていたが、子どもたちはそれだけでは深めるのは困難であると思うし、教師側から知識を取り入れたりするなどの何らかの手助けが必要である。様々な国々に視点を置いているが、もう少し子どもたちの身近な地域についても取り入れた方が身近な問題として考えられるのではないか。


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