<ダリ>
しゃもじ
・冠婚葬祭を取り上げるよりはもっと日常的なことに眼を向けた方が良いのではないか。(伝統的な文化が廃れてきているとのことなので、現代の韓国について知ることも重要なように思える。例:食文化や学校の制度など)
・冠婚葬祭を取り上げるのであれば、韓国の社会の中でそれらがどの程度重要なものであるのかも知りたかった
・異文化の紹介なのか、日本と比較して理解させたいのか全体で統一されていない。
・「子どもたちとの関わり」の項目での韓流ドラマや料理は、それまでの冠婚葬祭と関連がない。もし韓流ドラマや料理を取り上げるのであれば、ドラマのストーリーから儒教の考え方を読み取るなどの方が良いように思える。
・料理の欄においての影響はそれ以前から日本に浸透していたように感じる。(子どもたちよりも親世代の方が実感できる内容である。)それよりも韓国への旅行者数の増加などの方が影響があるのでは?
・関わりの現状よりも、関わり方が知りたい。
・結婚式にみられるように韓国ではキリスト教徒が多いとの報告があったが、葬儀などの項目でも取り上げられている儒教との兼ね合いはどうなっているのか?
・参考文献は韓国を旅行する人が対象のサイトが多く、多目的に広く対応しているはずなので情報源としてはあまり適していないと思う。(一部なら良い)
ロラン
・経済関係の項目において、貿易額がドルで示されているが伝わりにくい。また、中国との貿易は日本の総貿易額のうちどの程度の割合を占めているのかが示されていないため、中国との貿易の重要性がわかりにくい。
・BBCの調査の対象はどのような人達なのか。
・それまでに日中関係について調べてあるのに、問題点が中国のもつものが主になってしまっているのではないか。日本との間にある問題についても取り上げられると良いと思う。
・調べ学習の注意において、外務省などだけでは日本側に寄ったものになる可能性があるので、他の立場(もし中国を調べるのであれば中国側の立場)も調べるべきだと思う。ただその場合、中国のように情報規制が行われている国の管理するホームページは信頼できるのか?インターネットだけではなく紙媒体も利用したほうが良いのではないか。
・「報道の印象から誤解していることも多い」とあるが、どうしてそのような印象操作が行われるのか?
・中国では情報統制が行われているが、日本はどのように報道されているのか?
ーーーーーーーーーーーーー
<ムンク>
アンモニア臭班への批評
・視点は良かったが、その視点が少なく視野も狭く感じた。
・具体的に麻生内閣が何をしていたか、等の質問に対する返答もできなかったため、ソース不足なのではないだろうか。
・風刺的な立ち位置からの発表はとても良かったと思う。
・黒板を用いた発表は視覚的に分かりやすくてよかった。
・解決法が極論過ぎると思う。
・メディアをニュースだけに絞って理論を展開し過ぎていて、見落としている点が多いのではないか。
ピペット班への批評
・分かりやすくまとめてあり、発表も聞きやすかった。
・少し内容が少なかったため、結論があまり発展した方向へ行かなかったように感じる。
・もう少しソースがあって、多方面から内容をまとめてみると良かったのではないか。
・プリントが見やすくまとまっていた。
・考えるだけではなく、何か具体的な案を提示すべきだと思う。
------------------------
<ミュシャ班>
○しゃもじ班
・しゃもじ班の発表に関しては、内容的にはとても興味深い。冠婚葬祭の違いは、国家観、民族観の違いを最も如実に示している。後は、これをどのように授業につなげてゆくかが問題であり、やはり韓流ドラマだけでは苦しい。むしろ焼肉やキムチ自体のほうが身近な気がする。
・諸外国の文化を知ることが国際理解に繋がるという考えには賛成できる。その国の文化の裏には社会的な背景があると先生が指摘されてたが、その背景を生徒が知る必要は無いように感じる。しかし、それを教師が知ることでより深い国際理解に繋がるのであればその社会的背景を知っておくのも面白いかもしれないと思った。
・冠婚葬祭というテーマが面白い。また、よくまとめられていた。スライドでは日本の冠婚葬祭と比べたり、写真を使ったりと、理解を深めるために効果的な工夫がされていて良かった。口頭で韓国の文化の根本にある思想についてふれていたのも良かったが、せっかくだからプリントにもそれを詳しく書いてほしかった。
・冠婚葬祭について詳しく調べられており発表としては良かったと思うが、子ども達との関わりの部分にも深く触れて欲しかった。(韓国を調べた上で子供達にどう韓国に触れさせてゆけば良いかを改めて考えたと思うので、そこを聞きたかった。)
○ロラン班
・ロラン班に関しては、広範囲にわたる内容を良くまとめていた。しかし一つ疑問なのは、中国の腐敗した官僚制度を取り締まるのは、一体誰なのかということだ。中国の国家体制の現状も含め、もっと詳しく聞きたかった。
・日中間の貿易や文化交流など、社会科指導において大切となるものについて調べてあり、良かった。特に、BBCによる高感度調査は大変興味深かった。日中だけでなく韓国についても調べており、他国に好感を持つことで自国の高感度も上がることがわかった。
・政治・経済・国際交流等、広い視野のもと全体像がとらえられていた。ただ、「戦略的互恵関係の基本的な内容」のところには具体例がほしい。また、二国関係について調べてあるのになぜ、提起した問題は中国自体の問題なのかが分からない。
・調べ学習で子ども達に他国を理解させる際、「調べる対象を絞る」という考えは非常に共感できる。なぜならば、対象を絞らないと物事を調べるたびに分からない単語等が出てきて、子ども達が結局何も理解出来ないうちに単元が終わってしまう可能性があるからだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<横尾班>
しゃもじ班
悪い所
・問題提起をしたほうがよかった。調べている段階から問題を見つけて、それを解決していくやり方がよかったのではないか。
・学習指導要領中の異なる文化や習慣を理解し合うことが大切であること、世界平和の大切さなどを子どもに理解してもらうためにどうするかをもっと詳しく書くべき。(この資料の場合「子どもたちとの関わり」の章を少なくとも紙の半分は使ったほうがいいと思う)
・冠婚葬祭のことを調べたのに、子どもたちとのかかわりで、韓流ドラマ、料理を挙げるのはおかしい。
・子どもたちとの関わりが少ない、というか日本人との関わりになっている
・事実ばかり述べていて、自分たちの意見がない
・資料に写真を入れるべき、説明はこんなにいらないと思う
・伝統的な結婚式のやり方か、現代の結婚式のやり方、どちらかに統一したほうがよかったと思う
・発表の仕方について、葬儀の説明だけで10分ほどかかっていたので、はしょってよかったと思います。事前にタイムスケジュールを組めばよかったのでは。
良い所
・スライドの発表がわかりやすくてよかった。
・日本と韓国の違いを比べながら述べているところがいい
ロラン班
悪い所
・話し方のペースが速い。せめてプリントに載せていないところは大切ならゆっくり話すべき
・交流だが、「日中文化・スポーツ交流」や「3万人交流」とは具体的に何をしたのか?この交流をしたことにより日本と中国の間にもたらされた結果は何なのか?ただ「~をした」という、得た情報をそのまま並べるだけでなく、きちんと理解したうえで述べるべき
・「BBCによる~」を載せた意味とは?口頭でもよいので説明が欲しかった。それと、これは何人に調査した結果なのかも不明
・第3国のサイトから取り上げたのはよいと思う。ほとんどプリントをそのまま話して頼りすぎなので、口頭で説明を加えるべき。自分たちの意見と思われるものも少ない
・貿易額を出したのは理解できるが、なぜ輸出額と輸入額を足したのかがわからない。
良い所
・全体的に一貫している
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<吉岡>班
●しゃもじ班
全体的に、冠婚葬祭に視点をおいた発表は、日韓文化を比較するうえで、親しみやすく、効果的な内容であったと思う。特に「葬」においては、それぞれの思想の違いをとてもわかりやすく比較することができた。しかし、問題定義がなされていないことによって、しゃもじ班の主張が掴めず、授業をする上での第一段階としては、ただの文化紹介に終わってしまった印象を強く受ける。今回の課題は、「全体像の把握」であるが、それは子どもに授業をする上で、何を学ぶために、どのような範囲の内容なのかを把握することを指すわけで、まず把握するべき問題を掴まなければ、その深い内容は資料として効果がなくなる。異文化理解という内容は、課題にするには明確な内容が掴みにくく、子どもに理解させるには難しい範囲ではあるが、子どもとの関連を意識した問題定義や、アプローチ方法を考えて頂きたい。
スライドを使った視覚的な発表は、写真がとても効果的に使用されていたと思う。レジュメの構成としては、長い文章が目立った。必要、または重要な文面は、単語化し、図の挿入や表を盛り込むことによって、日韓の違いを明確に表現することが出来ると思う。
●ロラン班
客観的な観点から対象を調べていたことは、情報の曖昧さもなく安心して聞くことが出来たが、日中の二国関係、特に政治関係の部分がわかりづらかったように思う。「戦略的互恵関係」という言葉にもなじみがないので、(2)の基本的内容の部分を概要ではなく具体例をまじえて述べる、またはレジュメには載せないにしても口頭で詳しく説明するなどの処置が必要だと感じた。<問題点と解決策>の項目において中国が抱える問題を述べているが、ここでは日中二国間における問題点を指摘すべきだと思う。
また、子ども達に調べさせるという形式は、子ども達に対象を身近に感じさせる方法として、大変効果的だといえる。しかし、間違った情報をキャッチしないように外務省のホームページのみでの調べ学習は、逆に偏ったイメージを子ども達に植え付けることになるように思える。誤った情報を見極める目を育てるためにも、図書館の利用など、手段の幅を広げることが有用だと考える。
ーーーーーーーー
<ロラン班>
〈しゃもじ班〉
・画像がたくさんあり、韓国の冠婚葬祭について分かりやすかった。
・韓国の喪服が白だということや、葬儀が病院の斎場で行われるということ、泣き女や花札で葬儀は派手に行うことなど、日本との文化の違いについて興味をそそられる部分をうまく取り上げていたように思う。
・始めに問題提起をしていないことについて触れていたのが良いと思った。
・通過儀礼について中心に調べていたため、韓国の特徴的な部分や文化が明確に出ていたと思う。
・たくさん調べてあったのは素晴らしいことだが、時間がおしていたため、もう少し簡潔にまとめると良かったのではないかと思う。
・マイクが壊れるというハプニングもありましたが終始落ち着いていて分かりやすい発表でした ~発表お疲れ様でした!~
〈ロラン班自己批評〉
・中国について大まかにつかもうと幅広く調べたため、細かいところまで突き詰められなかった感がある。しゃもじ班さんのように通過儀礼ひとつに絞って調べても、その国の特徴や文化を十分に引き出すことができるということを学んだ。
・レジュメの枚数が多かったため、ネット上の掲載だけでみなさんにレジュメとして渡せなかった部分があった。もっと簡潔にまとめるとか内容を絞るとかすることができたら良かったと思う。
・質問がなかったのは時間があまりなかったからであって、時間があったらもっと質問や批判があったのではないかと考える。もし質問がきていたら、しっかり答えられるものより、曖昧にしか理解していなくてはっきりと答えられないものの方が多かったのではないかと思った。
・問題に対する解決策も、個人ではあまりどうすることもできないようなものであった。そうすると子どもの意識とか関心があまり高まらないのではないかと思った。「子どもたちの経験と関わり」の部分で一応子どもたちと関係付けてはいるが、「問題」「解決策」と「子どもたちの経験と関わり」を直接結びつけることができていない。無理して問題提起をするよりは、しゃもじ班さんのように最初から問題提起をしない方が、分かりやすい流れになったのではないかと考える。
0 件のコメント:
コメントを投稿