2008年6月29日日曜日

ザ・メイキングというサイト

サイエンス・チャンネル ザ・メーキングというサイトというサイトがある。

一万円札ができるまで、マヨネーズができるまで、カップ麺ができるまで等々と、見ているだけで楽しいというか、あきれ驚くようなものが少なくない。およそは作成企業の宣伝がベースにあり、作成年も10年前とか古いものも多い。しかし、見た前と後とではその商品に対する感覚が違ってくる。

中には社会科の授業でも使えそうな映像がある。たとえば、(16)アルミ缶のリサイクル、(32)お菓子ができるまでなどなど。
時間があるときにチェックしておくと良い。今度のゴミ問題でも大きな比重を占める紙関係なら、(10)雑誌、(31)ティッシュペーパー、(107)紙コップ、(123)ノート、(128)トレペ、(210)和紙あたり。農業では、大豆に係わり(91)しょう油、(136)トウフ、(166)納豆、

http://sc-smn.jst.go.jp/4/series.asp?i_series_name=THE+MAKING

2008年6月20日金曜日

第3ステージの報告作成について

実際に組み立てる練習をします。

その際に、次の七点を念頭に置くこと:
A.何を学ぶか
B.何のために学ぶか
C.誰が学ぶのか
D.どのように学ぶのか
E.教室/学校で学ぶ意味は何か
F.教師の役割は何か
G.次(の学び)にどうつなぐか

具体的には、
(イ)授業の略案(単元の授業計画の大まかな構成と流れ)、
(ロ)導入部分の一時間の授業計画
以上の二つを作成し、それぞれB5版2枚以内にまとめたものを提出しなさい。
当日は、(イ)について簡単な説明をしてもらった後、(ロ)を約20〜25分「模擬授業」してもらいます。

これらの作成に当たっては、
1)身近で経験できる事柄で、それが関わる社会問題へのより広く深い認識へ広がる可能性をもった事柄を、授業の題材としてとりあげること。
2)各授業時間の主要な「問い」(発問)や、取り組む活動は一つに絞ること。
3)子どもたちの興味関心を、身近で経験できる範囲や事柄から、それが関わっている社会問題へとより広く深い対象へと発展させ、認識を深めることを促す上での、教師の触媒的活動や働きかけに工夫をこらすこと。
4)同じ領域に取り組む他班と同じ題材を避けること。やむを得ず同じ題材を取上げた場合も、3)に各班独自の工夫を凝らすこと。

なお、当日の発表者は、各班のメンバーから三輪が指名します。

第一領域「ゴミ」の参考資料(2枚半)は、B212まえの箱に入れました。新技体、国専A、保健体育A、保健体育Bのメンバーは、各自取りにくること。

2008年6月19日木曜日

社会認識の基礎問題(その3)

080529 <農業問題>を通して見えてくるもの

A.農業も人間と自然との物質代謝過程の中で営まれている <自然と人間との関係の領域>

農業の自然的条件:<土地>
 1)土地の有限性:どこでもコメが作れる訳ではない、穀物のための開拓でジャングルが失われる
 2)気象による制約:災害、温暖化

← 国境を越えた地球規模での有限性・制約

 3)(自然界に存在しなかった)化学肥料、農薬による環境汚染;ポストハーヴェスト問題
 4)(自然界に存在しなかった)遺伝子組み換え農産物による自然との物質代謝過程の攪乱

→ 安全問題:人間内部の自然の攪乱

B.農産物の価格 <人間の物質的相互関係:経済の領域>

1)需要と供給の商品関係(市場)による決定(C−1)

→ 2007〜08年の急騰は需給関係で説明できるか?

資本:儲けのための資金 ⇒ その投資:「資本の市場関係」

石油や穀物に投資される資金のそれぞれ数百倍以上が、金融デリバティブで全世界を駆け巡っている
   

2)「高い国産食料よりも安い輸入食料」で良いか?

  * 安全性に不安、新鮮さ・「おいしさ」に欠ける、輸送時のCO2排出;産出国(輸出国)の変動(天候変化、不作、政治経済事情)に振り回される

  * 農業経営者の生活の安定:会社、株主・投資家の儲けではなく

→ 人為的規制:国内農家への交付金や低利融資、輸入関税、政府による買取り(価格支持)、土地改革、灌漑・道路整備など
      cf. ゴミの排出・リサイクル・処理の負担


D.<規制>(Cに対する)が社会課題になる:

規制の内容、その目的や基準;規制の内容の作る手続や仕組み、規制を行う主体など。
これは社会構成員の<共通の問題>:公共事項となる

<政治と法の領域>:

何を公共事項とするか、それをどのような手続きで決定するか、どのように誰が実行するか、その財源はどうするか

E.A〜Cについての人々のものの感じ方、考え方、判断基準:<文化>の領域

2008年6月13日金曜日

レス報告について

1.第2ステージでの各班報告に対する他班の批評を渡すため、B212研究室の扉に置きます。

2.他班の批評および授業中のミワのコメントを踏まえて、「第2ステージの報告準備」の指示(このブログの記事参照)にそってレス報告を作り、第3ステージの報告前に提出すること。

3.レス報告には、(イ)取り組んだ問題を教材化し授業で取り上げる場合に考えうるテーマ、(ロ)レス報告作成に用いた文献・資料の一覧をつけ、(ハ)分担を明記すること。
レス報告の字数制限は設けない。

フォロワー