2011年6月7日火曜日

05.26.報告批評


【グンソク】

<レベル1>班

発表内容が「価格設定」だったので、私たちの生活に密接していることなので聞きやすかった。また、詳しく説明されていて、その点はよかったが、難しい言葉が多かった。プリントは、字が多く図や表が少なかったので、もっと図や表を加えた方がいいと思った。また、発表の仕方が、プリントをただ読んでいるだけになっていたので、もう少し工夫がみられるといいと思った。

<片栗粉>班

プリントは表や図を用いていて、わかりやすい。しかし、専門用語の説明が足りなかったように思う。また、発表も声がはきはきしていたし、大切なところを強調するように言っていたし、聞きやすかった。特定の店について取り上げていたので、その店についてはよく分かったが、もっと視野を広くとる方がいいと思った。トレースアビリティは、あまりコストの削減に関連していないように感じたので、そこまで発展させなくてもよかったのではないだろうか。

<再履3>班

プリントが上手くまとまっていた。いま電力問題が騒がれている中で、コンビニの消費電力について取り上げていて、興味が持てた。何が問題なのか、また、その解決方法について書かれていた。しかし、自分たちの意見をもっと具体的に示したほうがいいと思う。

<ロココ>班

プリントは図やグラフがたくさん使われていてよかったが、見づらい部分があった。発表はプリントに載っていないことを説明していてよかった。しかし、内容が特定のコンビニの取組についてだったので、他のコンビニやスーパーの取組はどんなことをしているのかわからなかった。なので、視野を広げ、全体の取組について取り上げるべきだと思った。

【セブン】

レベル1

需要曲線・供給曲線など意味が分かりそうな単語よりも、卸売のマージンなどの聞き覚えがあまり無い言葉の説明したほうがよかったと思う。

「安くすれば売り上げがあがる」や、「安くしないとシェアをとることができない」という主張は安易な考えではないか。安くしたら単価は下がってしまうし、値段が高いものでもいい商品であれば高いシェアを獲得している企業もある。このように、例外もあるということを説明しておいたほうがよいのではないか。

また消費者は不買などの行動をとることができるというが一人が買わなかったところで何も変わらないはずだと思う。

片栗粉班

それぞれの大きなテーマ毎に分けて、中身のポイントを絞ったプリント内容に

なっていてとても見やすい。スピーチもスラスラと喋れていた方だと思う。ただ、気になる点がいくつかある。

まず、プライベートブランドの話題とトレースアビリティの話題の接続部分が不明瞭な気がする。内容を無理に詰め込む必要は無いのではないかと思う。

また、「流通」を店舗に並ぶまでの品物の流れと最初に行っているにも関わらず、結果的には話の流れがトレースアビリティ“制度”に行ってしまっている話題の方向性はおかしいと思われる。

再履3
コンビニの便利さの裏にある消費電力と廃棄の問題をテーマに挙げ、その対策や改善策についてよくまとめてあり、とても分かりやすい発表であった。しかし、発表の際に時間配分を誤り、廃棄についてのまとめの部分を流し読みになってしまったのは残念であった。また、消費電力の内容について店舗数問題しか挙げていないのは残念であった。営業時間などとの関連が挙げられれば、より良いものになると思う。

ロココ班

時間内に収めて発表出来た事は良かったと思う。また、ミニストップでの環境等に対する活動についての理解は出来た。ただ、今回の大きなテーマは販売業であったと思う。そのように考えると今回の内容は、範囲が狭いように感じた。廃棄処理や環境活動について調べてきたところは悪くないと思う。そこで、他のコンビニエンスストアと比較してどうなのか、あるいはスーパーマーケットではどうなのか、を調べ販売業全体でどのような活動があるのか、またこの活動が必要ではないのかを含め発表すれば良かったと思う。

【ソーダ】

<レベル1>

・根本をついていて良かったが、問題点には触れられていなかった。

・販売業には欠かせないテーマで、全体的に捉えられていて良い。

・内容が少し難しすぎる気もする。発表者も理解していないのではと思ってしまった。

・発表がプリントの文章を読み上げただけだった。

10分間でどの程度説明できるかを考えてから発表に臨むとより良い。

・プリントの文字数が多い。要点を絞り、必要事項のみを記載した方が良い。

・資料を見やすく、分かり易くする為に、図やグラフを増やしても良い。

・わかりにくい用語には説明があると良い。

<片栗粉>

・話の展開が示されていてわかり易かった。

具体的な例が示されていたが、良い点が目立ち、問題点があまり挙げられていなかったように思う。

・他のスーパーと比較するなどして、様々な面から意見を述べられると良い。

・流通という大きな側面から、PBなどと関連付けていてわかりやすい。
・バランスが良く(文字・図)、すっきりしたプリントでわかりやすかった。

・噛んだり、言葉が止まったりが多かったので、リラックスして発表できると良い。

・少し難しい語が多い。わかりにくい語は説明するか、プリントに注を付けると良い。

<再履3>

・最初に問題点が明確に示されていて、わかり易かった。

・コンビニに焦点を縛り、様々な角度から現状を述べ、改善へ向けて何をすべきか考えられていて良かった。

・問題点の原因から現状まで、流れを追っていてわかりやすい。

・改善点をもっと身近な側面からも見る事が出来たら、尚良いのではないか。
・具体的な数値が示されてあり、良かった。

わかりづらい言葉には説明があり、読みやすかった。

・プリントは文字が多いが、すっきりと見やすくてよかった。もう少し図を活用すると良い。

<ロココ>

・話し方に抑揚があり、聞きとりやすく、プリントのどこを見れば良いか指示があり良かった。

・ミニストップの現状と取り組みのみで、問題点が示されていない。

・本来のテーマとずれてしまっていたように思う。

・大きく取り上げている内容が廃棄物に関することで、販売業というよりゴミ問題の発表のように思えた。販売業ならではの視点で捉えた方が良い。

・販売に至るまでの様々な過程に目を向けるとよい。
・他のコンビニとの比較などをするべき。
・初めの「ミニストップ概要」は省いても良い。
・参考文献はもっと丁寧に書くべき。

・図やグラフが見づらいので、印刷の前段階で確認し、はっきりとした色やフォントで作ると良い。

【ハーバー】

<片栗粉>

・資料も見やすく全体的によくまとまっていた。

・流通経路は図もあり、とてもわかりやすかった。

PBとトレースアビリティの両方の関連性及びその内容の説明が希薄だった。

・今日の基本的な流通システムであるPOSシステムについてなぜ触れていないのか。

・流通コストの削減にはまだ方法があるはず。

 ・サプライチェーンマネンジメントとは何か分かりにくい。

<再履3班>

・コンビニの便利さ、それに伴う廃棄のロスを詳しく書いてあったのは良い。

・消費期限が短いものは廃棄も早いため、多く廃棄されるなど具体例が分かりやすかった。

・食糧問題との関連性も示されていてよかった。

・最終的に総括されていて、自分たちの意見も述べられている。

ロココ班>

・図やグラフが大変見づらいので、工夫が必要。

・なぜ大手コンビニが多数あるのにミニストップを例に挙げたのか理由が不明。

・他社の活動はどうなのか比較があるとわかりやすいと思う。

・4Rのうち、recyclereduceしか具体的なデータがないので、他二つについてももう少し詳しく書くと良かったと思う。

レベル1班>

・販売業の根本的な問題である価格に焦点を絞り、深く掘り下げていた。

・流通経済及び消費経済について詳しく書かれていたが、言い回しが難解。もう少し平易な文章にするとわかりやすい。

・プリントの文字数が多くて見づらいので、要約して箇条書きにするといいと思う。

・発表がプリントを読み上げるだけになってしまっていたので、要約して+αを発表の中で入れるといいと思う。

【コシヒカリ】

<レベル1

価格設定について深く掘り下げて考えることができており、具体的な例を入れた説明があるなど、内容は充実したものであった。テーマ自体は良かったと思うが、内容についてのプリントの記述が要点でまとまってなかった点と、発表がレジュメの丸読みだったことが残念だった。レジュメにはとにかく項目ごとに説明が長く書いてあるだけで、どこを重要視したいのか分からない。全体的にもっとまとめた方が分かりやすくなると思った。また、難しい言葉の補足説明やグラフ・図もほしい。

<片栗粉>

かつては流通の仲介があることにより、運送コストを削減し効率化をはかっていたというメリットがあると思うが、そのことについての発表がなかった。一概に物流コストがかかる場面として扱うのはどうかと思う。他には、PBという単語の説明よりも前にPBに関連した流通システムを説明していて分かりづらかった。物流コストを安く抑えるために設備投資を主にあげていたが、その際の品質管理や食品の安全性の問題はどうなのか、また、流通の方法についてもう少し様々な種類などにも触れるとよりよくなるのではないかと思った。

<再履3班>

資料は文字が多かったが、テーマも内容も良く、問題提示から改善方法まで全体的にきちんとまとめていた。また、消費電力・廃棄物問題に対する理由・原因についても記述があり、その具体的な状況について書かれており分かりやすかった。コンビニに関する流通の問題をバランスよく取り上げられていたが、コンビニだけではなく、スーパーや飲食店も電力消費が大きいと思うので、それらもふまえて改善点が述べられているとさらによかったと思う。

<ロココ>

コンビニの廃棄処理・環境活動を説明するのに具体的なコンビニを取り上げて説明したのはよかった。でも、「ミニストップがこれだけ頑張っています」ということを説明されても、コンビニ系列の中で一番店舗が少ない上、他のコンビニとの比較がないのでは、それを伝えたところで知識として役に立たないと思う。それぞれのコンビニによって取り組んでいることは違うのだから、他のコンビニがやっていることなども取り上げ、他のコンビニと比較し、廃棄処理と環境活動に注目したほうがよいと思った。

【肉じゃが】

<レベル1>

価格について根本的なところから詳しく説明していたのでわかりやすかった。利益と価格設定、市場競争と価格設定の関わりがよくわかった。しかし、レジュメがほとんど文章で、タイトルなどもフォントの変化がないため目で追いにくく説明を聞きづらかった。レジュメの文章をひたすら読んでいるだけだったので、もっと要点だけをまとめたレジュメを用意し、口頭で説明する形式にした方が良いと思う。

<片栗粉>

イラストの入った説明が入っていたり、言葉が簡潔にまとめられているため、見やすいレジュメだと思った。プライベートブランドの説明のすぐ後、トレースアビリティの説明に入ったが、プライベートブランドにトレースアビリティが採用しているということなのかよくわからなかった。参考文献で『まやかしだらけのプライベートブランド』とあるが、今回の説明では仕組みや利点しか話されていなかったが問題点などはないのかと気になった。また、プライベートブランド以外の小売店の現状がわからず全体像がつかめない。

<再履3>

グラフを用いて具体的な数字を挙げているためわかりやすかった。簡潔にまとめてあり見やすいレジュメだった。一部のコンビニでは大量廃棄の改善対策が行われていることを初めて知ったが、冷蔵ケースが空いていることを『チェーンの恥』としているままでは廃棄を減らすのは難しいと感じた。法律で何キロ以上のごみを出してはいけないなどと規制するなど、厳しい対策も必要だと思う。

<ロココ>

グラフ、表、写真を多く用いたレジュメでわかりやすかった。しかし、コンビニの中のミニストップだけを取り上げるだけでは視野が狭かったと思う。ミニストップについても、良い点や頑張っている点だけを取り上げていたが、問題点もあるはずなので、全体的に取り上げて欲しかった。

印象派

<レベル1>

 「価格設定」について扱ったのはとても良かったが、発表自体はプリントを読むだけでメリハリが感じられなかった。配布プリントも要点が分かりにくかったので、もう少し余分な文章を削ったりキーワードがひと目で分かるようにレイアウトに工夫をして欲しい。

 また、書き言葉で話したり用語のイントネーションを間違えている人もいたので直して欲しい。

片栗粉>

 スーパーの流通に関する専門用語が分かりにくかったので、噛みくだいた簡潔な説明が欲しい。流通の一体どこに問題があるのか伝わらなかったし、プリントは見やすいが要点がどこにあるのかよく分からなかった。

 第三者に説明するという意識を持って客観的に課題に取り組むと良いと思う。

再履3>

 コンビニという贅沢について、簡潔で分かりやすくまとめられていた。テーマ設定や発表内容、話す速度なども全体的に充実しているように感じられたが、もう少しプリントに図などを挿入するとより良くなると思う。

 電力の消費量など、身近な例が挙げられていた点も高く評価できる。

ロココ>

 ミニストップの廃棄処理・環境活動についての発表であったが、問題提起というよりはミニストップの取り組みの紹介をしているように感じられてしまった。客観的にテーマと向き合い、他のコンビニとの比較をするなどしてミニストップを突き放して捉えるべきだと思う。

 しかし、話す速度がちょうど良く、「~ページ目の表を見てください」「~について話します」など適切な指示が入っていたので分かりやすかった。

 また、図や表を多く取り入れている点も良かったがかすれて見にくかった。自分たちの班が発表する際はプリントのコントラストなどにも気を付けたいと思う。

【写実派】

<レベル1>

報告全体を通して練習不足に見えた。原稿を読み上げているだけでこちらに情報がうまく伝わってこない。内容は良く調べられているし、問題意識は高く、着眼点も優れていたが、もっと特定の内容に絞って詳しく報告する部分もであって良かったように思う。読み原稿と配布用の資料を両方用意すべき。配布用資料をみても、要点がどこか分からない。太字を用いる工夫がしてあるが、何故太字になっているのか分からない点がある。発表時に前に出ている人の中に態度の悪いものがいたことが残念だった。

片栗粉>

配布用資料は読みやすく、うまくまとまってきていると思う。「トレースアビリティ」と「トレーサビリティ」2つの表記があって混乱する。他の用語への注釈がほしかった。事前に読めない漢字は確認しておくべきだった。報告の際に、ほとんど読み原稿を読み流しているようで、伝えたいことが掴みづらかった。ざっくりと調査対象の幅を狭めすぎた感があり、問題の重要性や全体に対しての規模が伝わってこない。何故そのようなテーマ設定に絞ったのかを明示すべきであった。

再履3>

コンビニという切り口から、電力・食糧等の問題についてよく言及されていたと思う。現状について簡潔にまとまっていて、問題提起も比較的分かりやすかった。より具体的な問題解決方法や、今後何をすべきかをしっかりと表記するとよいと感じた。コンビニという身近なことについて取り上げることで、教育現場で取り上げる際に子どもが入り込みやすいように感じた。

ロココ班

なぜミニストップに注目したのかよくわからない。コンビニ全体に占める割合と重要性が不明だった。再履3班に補完されることで概要が分かったが、単独の資料だとすると説得力に欠ける。

資料のまとめ方、図の使用の仕方は良かったと思うが、良いところだけを取り上げればいいわけではないので、総合的な視点から課題に取り組む必要があった。ミニストップが努力をしているという現状を伝えたうえで、問題を提起するべきだと感じた。取り組みの成果が社会全体、または他のコンビニエンスストアと比較してどうなっているのかを表してほしい。

再履3

<レベル1>

「価格設定」という、私たちが日頃触れることのなく難しいと感じる内容に触れ、しっかりとまとめられていた。価格が決定される仕組みはとても興味を感じ、面白いと感じた。

仕組みに関してはプリント・発表を聞いて理解をすることができたが、小学生を対象にするとなると、少し難しく感じる。もう少し事例を入れて、身近なものとして想像がつくように工夫すると、より良くなる。教材化するときには、いかに児童・生徒の目線に立って分かりやすく且つ詳しくできるかが鍵。

発表に関しては、ただのプリントの読み上げになってしまったのが、少し残念だった。

<片栗粉>

スーパーの流通がどのように行われているか、要点を意識してまとめられていて、意外と詳しく分からないプライベートブランドやトレースアビリティーに触れ、大まかな概要を提示できていた。教材化をする時や実際に教える時にはさらに詳しい内容について調べると思うので、その完成版をぜひ見たい。

物流、PB、トレースアビリティーそれぞれの関連がいまいち掴めなかった。POSシステムや店舗展開(地域内による分布)、物流センターの配送などに着目すれば、もっと流通全体がわかったのではないかと思う。

普段あまり考えない、流通のコストについて調べていて、それが価格設定にも関係していることを考えさせられた。また、流通コストを抑えるための企業の努力も調べられていてよかったと思う。

<ロココ>

プリントが簡略されすぎだと感じた。もう少し重要語句などを入れて欲しい。

事例として業界5位を取り上げたのはなぜか?企業の大きさに比例して、社会問題への影響も強くなる。環境問題について取り扱うのなら、1つのコンビニに絞るのではなく、他のコンビニとの比較を入れると更に学習を深められるのではないだろうか。

良い部分だけでなく悪い部分(ex.費用の問題)についても記述が欲しかった。

コンビニの大量廃棄が問題になるなかで、それに関する対策を考え積極的に取り組んでいるコンビニもあるということは興味深かった。

_______________________

【再履3】

今回の第2ステージ報告における自己評価を以下に示す。

自分たちの意図と先生の意図が違っていたところがあり、報告書としての改善点は多々挙げられる。

①あくまでもレジュメは発表におけるメモ程度であり、資料ではない。

資料であれば詳しい内容を載せるべきではあるが、時間が限られている中で報告するので、端的な表現や文にする。また、レジュメは発表においての“キーワード”や口頭では説明できない図などを配布する手段であり原稿ではないということに気付くべきであった。

②もう少し図やグラフなどを載せる。

色々な資料を使って図などは探したが、なかなか見つからなかった。もう少し時間をかけて参考資料になるようなものがないか、探したい。

また、レジュメも文章で連々と書いてしまったので、表などを用いて、ぱっと見て分かるような形式を取りたい。

③「意見・改善に向けて」をもう少し充実させる。

班員全員の意見を最大限に反映させて、完璧な改善案とまでは言わないがそれに近いところまでにもっていく必要がある。

私たちが取り上げた「コンビニの消費電力と店舗数の問題」に対して、改善部分が不足していたと思った。特に、コンビニの最大の特徴である24時間営業は、消費電力の切り口には欠かせないものであった。その部分に対しての記述・調査が足りていない。

④発表の仕方について。

 発表が上手くまとまっていなかったり、ただレジュメの読み上げになってしまったりした部分があった。ただの読み上げなら、プリントを配り「読んでください」と言えば済んでしまうことだ。発表では、それに+αができることが望ましい。もっと改善の余地がある。

【片栗粉】

私たちは流通について報告するということで、身近な流通としてスーパーとコンビニに着目して考えました。流通には様々な経路があり、その経路によってコストが異なってくるということ、また、そのコストを安くするための工夫があるということを知ってもらいたいと考えました。また、様々な流通経路がある中で、安全面でどういった配慮がなされているのかいうことについても知っておいてもらいたい事項であると考えました。まずコスト面に関して、その例のひとつとしてPB(プライベートブランド)を挙げて理解してもらおうと思いました。流通には大企業から下請を経由して運ばれるものもあれば、そのまま直接仕入れることによって経路を短縮してコストをなるべく減らそうとするものがあります。そういった様々な経路があることを理解したうえで、PBという自社ブランドを作り、コストを削減しようとしている企業があるということを挙げました。そのPBに関しても、トップバリュや、セブン&アイホールディングスなど私たちの身近にあるスーパーであることから、聞き手も理解を示しやすいのではないかと思いました。次に、安全面について。今日では食品の賞味期限偽造や、産地偽造など食に関するトラブルが多くおきています。そういった問題を解決するためにはどういった対応法があるのか、また、現在どういった対策がなされているのかということを考えてもらうために、トレーサビリティの仕組みについて知り、どういった利点があるのかを知ってもらうことが大切だと考えました。また、トレーサビリティは従来バーコードが使われていたが、技術の進歩によって最近ではICチップを使うものも増えてきているということ、また、食品だけでなく医療分野にも利用されるようになってきていることなど、流通の分野だけで捉えるのではなく、他の分野とも関連しているということを理解してもらうためにも必要な題材だと考えました。

実際に発表してみて反省をすると、私たちは流通=スーパーと考えたことによって、PBとトレーサビリティに焦点を当てすぎてしまったかなと思いました。焦点を当てすぎてしまったために、流通という分野で教えておきたい大切な事項について詳しく説明できないままになってしまう可能性があります。たとえば、流通というと、もととなるものが需要と供給だと思います。その説明がないと、流通のコストを減らす必要性なども見いだせない可能性もあります。なので、流通と考えた時にまず伝える側が、流通についての全体の見通しをもって調べたうえで、重要な事柄、伝えておきたい事柄を選択し、全体の流れを軽く説明し、その重要事項について詳しく報告するべきであったと思いました。そうすることで、聞き手としても全体の流れのうちでどういったことがあるのか、またどこが重要な点であるのか把握しやすくなると思いました。

また、発表後の感想意見であったように、普段聞き慣れないような用語やカタカナの用語についての説明が不足していたかと思いました。私たちは調べてきたので、用語に対して理解があり、何のことかわかりますし、過去に学習したことのある人であれば、軽い説明でどのことについて説明しているのかわかるかもしれませんが、初めて聞いた人にとっては理解が難しい用語もいくつかあったかと思いました。なので、普段聞き慣れない単語に関しては軽く流す説明で終わるのではなく、しっかりと噛み砕いて説明していく、または他の言葉で説明するようにし、=(イコール)で繋げていくようにするべきだと思いました。たとえば、トレーサビリティについて説明する時には、“トレーサビリティはいつ、どこで出荷され、どういった経路でお店まで届いたのかということが経路の各ポイントでバーコードをスキャンすることによって、パソコンで把握することができる仕組みのことであり、その情報を商品の買い手に示すことによって、安心して消費生活を営むことができる。“というように、流れを具体的に説明していくようにすべきだったと思いました。また、その用語を説明するうえでも、わかりやすくするために図や表で適切なものがあれば提示するなど、工夫をしていくべきであったと思いました。

最後に、プリントについてです。プリントをただ読むだけでは報告する必要がないものになってしまいます。なので、プリントには図や表を主に載せるものとし、その報告の全体の流れの中でも押さえておいてほしいことを箇条書きなどでわかりやすく記載しておくべきであったと思いました。また、その際に、重要な点に関しては、太字を使う、下線をひくようにする、など報告を通しての結論をプリントをあとから見直した時に聞き手がすぐわかるようなものにするとよかったと思いました。

【ロココ】

<配布資料での反省>

グラフ・表などの文字の印刷が薄くて、読みにくくなってしまった。また、文字の大きさが小さいため、潰れてしまって読めないところもあった。

 もっと表やグラフを大きくして、文章を完結にするべきだった。大切な事は口で言えばいいのだから、文章は多くても、一つのグラフに23行程度。また、吹きだしなどのマークを取り入れて、読みやすく(注目しやすく)した方が良かった。

 これから何の発表かをよりみんなに理解してもらうためにタイトルを一目で分かるように大きな文字で書くべきであった。また、3ページ目の半ばまで明朝体の文章であったのに、3ページ目の後半からゴシック体になっていたので、統一するべきであった。

発表時での反省

 声ははきはきして聞き取り易かったが、緊張によって全体的に話すスピードが速い。また、プリントに書かれていることを読んだだけのところがあったので、それならプリントの文字をカットするか、わざわざ発表する必要はない。

 表やグラフの説明が長く、時間がおしてしまった。誰かが時計(またはストップウォッチ)を見ているべきであった。

 声が単調なので、どこが重要なのかが分からないだろうと思った。大切なところは強調する。または、何度も繰り返すべきだった。淡々と喋っていくので、聞いている人が眠くなってしまうような発表だったと思う。

<構成についての反省>

「ミニストップの概要」からの「廃棄処理対策」という流れは良いが、そのあとは廃棄処理対策を単純に並べただけで、面白みがない。また、「ミニストップのリサイクルループ」が3ページ目頭にいきなりあるのは不自然である。どこの文章と関連しているのかが分からない。

 まとめ、考察などが載っていないので(口頭では軽く述べたが)締りが悪い

<テーマ選択での反省>

コンビニの廃棄処理。というテーマは良かったかもしれないが、ミニストップに限定してしまったことでコンビニ全体の様子が分からなくなってしまった。また、他班とのコミュニケーションが取れていなかったため、テーマが似たようなものになってしまった。

他のコンビニとの比較がないため、ミニストップの独りよがり、「コンビニについての報告」ではなく、「ミニストップの報告」みたいになってしまった。また、コンビニの廃棄処理問題を前提にした発表であったため、現在の廃棄処理問題がどのような状態にあるのかが丸で分からない。なので、今回の廃棄処理対策を取り上げるのはいいが、前段階として廃棄処理問題についても触れるべきであった。


全体の反省

テーマを絞ることに重点を当てすぎて、全体像を見通せない報告になってしまった。また、「これからの子ども達に伝えたいこと、教えたいこと」というのが第2ステージの目標だったにも関わらず、今回の報告では「ミニストップ」に焦点を当てすぎていたため、子ども達に伝えなくても良い内容であった。

きちんとコンビニの廃棄処理問題について述べた後、今回のような報告をコラム程度で付ける(もちろん、他のコンビにとの比較もしている)のなら良かっただろう。「ミニストップ」についてのみ書かれているので、視野が狭く、内容も薄いものになってしまった。雑学のような報告になってしまったため、今回のステージの内容にそぐわない。

普段、人前で喋る機会が少ないので、発表は必要以上に緊張したり、焦ったりしてしまった。何回か発表予行練習を行ったが、グループの人たちと誰もいない教室で行ったので、今度からは誰か友だちに見てもらって予行練習をした方が良いと思った。

最後に>

失敗ばかりの発表であったが、その分得られたものも大きかった。たくさん改善するところが見つかったので、次にもっと良いものを作ろう!という意気込みになった。また、教師になったら人前で話すことは当たり前なので、早くから慣れておくべきだと思った。

今度からは今書いた反省を生かして、もっと良い報告をしたいと思う。また、次回は子どもたち向けの報告なので、より分かりやすく、そして充実した内容のものにするべく、たくさん話し合い、調べあおうという結果になった。

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