2010年6月24日木曜日

授業案「マスコミ」*地産地消班



マスコミ 第2ステージ 地産地消班

1.単元についての考察

(1)単元で取り上げられている社会事象をめぐる問題

前ステージでは、マスコミの中でインターネットを取り上げていた。

日常生活における情報源には、テレビ、新聞、インターネット、ラジオなど様々なものがある。

その中において、近年マスコミの中に占める、インターネットの割合が増加している。

インターネットは各家庭への普及率も上がり、携帯の所持率の増加などもあり、子どもたちは安易にインターネットに接続でき、情報を入手できる環境にいる。しかしその中で、適切かつ安全な情報を選択するすべを身につけきれてはいない。

(2)単元の目標

世の中にあふれる情報を主体的に適切な選択・活用することができるとともに、プライバシーの保護などのモラルやマナーを身につける。

(3)単元についての構成や計画

 情報を知るための手段の確認⇒それぞれの手段のメリット・デメリットを知る⇒社会科見学(新聞社)⇒社会科見学のまとめ⇒手段による情報量の比較⇒インターネットの活用・学習⇒これまでの学習のまとめ

2.授業案

(1)小単元のねらい

 子どもたちがさまざまな種類の情報取得手段を知り、それらのメリット・デメリットを理解できること。また、子どもたちが疎遠になっているであろう新聞を取り上げ、社会科見学に行くことで興味・関心を持たせる。さらに現代社会において必要不可欠なインターネットの信憑性や安全・マナーについて理解できるようになること。

(2)小単元で取り上げる教材と子どもたちとの関係

 物事の情報源が様々であるということは知っていると思うが、子どもたちがそれらの情報を選択する能力と情報の信憑性や安全・マナーなどについての意識は低いのではないかと考えられる。

 *子どもたちが既に知っているか・経験していることと発展可能性

   経験…様々な情報があるということを知っている。それらを得るための方法(インターネット・テレビ・新聞など)を知っている・利用したことがある。

   発展…情報を選択する。情報の信憑性を判断する。自ら情報を発信することができる。

   (3)授業案の設計

学習内容

学習活動

留意点

教師の活動

ニュースの情報源を知ろう

TV、インターネット、新聞、雑誌、ラジオなどそれぞれのメリット・デメリットを考える

意見が出ない時、簡単な質問をして発言を促す

☆積極的に発言しようとする子を評価する

具体的なニュースを取り上げ、子ども達が発言しやすいように働きかける

それぞれの情報源について知ろう

(テレビ・インターネット等)に分かれて話し合う

給食の班など、無駄な時間を使わないようにする

必要であればアドバイスする

☆話す姿勢、聞く姿勢の両方を評価

社会科見学に行こう

新聞社へ社会科見学に行く

生徒の安全管理

☆説明する人の話を意欲的に聞く態度を評価する

社会科見学についてまとめよう

感想(全員)を発表する

行く前と行った後の変化を知る

☆発表への姿勢、他の人の発表を聞く態度を評価する

発表しやすい静かな環境を作る

新聞を作ろう

新聞社見学について、新聞を作る

班のメンバーと協力して出来たのかを評価する

新聞を書くための紙を用意する

新聞を作ろう 2

作った新聞を提出する

発表しよう

作った新聞を各班ごとに発表する

☆発表する態度、聞く態度を評価する

提出された新聞を人数分用意する

気になる情報の知識を深めよう

宿題の発表

詳しく知る方法は?

例としてインターネットを挙げる

意見が出なそうな時は、簡単な質問から発言を促す

インターネットを知ろう

インターネットで調べる

☆どれくらい調べられたか評価する

PCルームを用意

教師は教師用のパソコンで適切なサイトを利用しているか確認する

10

まとめよう

今まで学んできた「マスコミ」についてまとめる

授業案について

単元設定の理由:私たちの身近にある様々な情報手段を知り、これから生活する上で新聞やインターネットの長所と短所を踏まえ、活用できるようにする。また、社会科見学などを取り入れることによって、生徒が楽しみながら疎遠になっているであろう新聞に対して興味・関心を抱くように心がけた。そして、自ら新聞を作ることによって意見のまとめ、感想を書くことによって、自分たちの考えを整理出来るようにする。


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