2011年7月13日水曜日

7月14日報告:異文化理解


セブン班 異文化理解


<目標>

生活において、外国とのかかわりは必要不可欠である。そのことを知り、外国に親しみを持てるようにする。


a)問の立ち上げ

 1時間目・・・「同じ食材でも国により使用方法が異なる」

初めに、その国の文化により同じ食材でも調理法が異なることを取上げる。米や小麦に注目し班で話し合い、どのような調理法があるのか考える。あまり意見が出ない場合は、図書室などで調べても良い。


2時間目・・・「食文化全体について考える。」

前日に食べた料理を思い出し、その料理がどこの国の料理かを考える。ここで、私たちの食生活には外国の文化が深く関わってきていることに気づく。詳しくどこの料理か分からない料理は図書室などで調べてもいい。ここで、前回の授業を踏まえつつ、なぜ同じ食材でも地域により使用方法が異なるのか、様々な調理法が存在するのか、ある地域では食べられるものでも、別の地域では食べられないのか、について考えさせる。


b)問に対する答えを見つける

 3時間目・・・「調理法の特性について考える」

調理法にはそれぞれ特徴があり、保存期間を延ばすことなどができる。調理法が定着する理由は、その国の気候等に深く関係している。その国の気候に合った食材を、その国の気候に合った調理法で調理していることを知る。


 4時間目・・・「食文化以外の異文化」

食文化に限らず、日常生活で、外国の文化を探してみる。食文化は、国の歴史や気候により大きく変わっていることを前回までの授業で学んでいる。そこで、食文化に限らず、様々な文化でも、国ごとの違いがあることを再認識する。日本人の生活には予想以上の外国の文化が入ってきていることに気づくことができると考える。




 5時間目・・・「発表しあう」

自分で外国の文化について気づくだけでは、限界がある。そこで、クラス内で自分が気づいた異文化について、発表しあう。


 678時間目・・・「詳しく調べる」

今まで日本にはいってきている文化について授業で取り扱ってきたが、それでは、外国の文化を表面的に知ることしかできない。そこで、さらに詳しく異文化を理解するため、班に分かれてあるひとつの国に注目して、その国の文化について詳しく調べて行く。ここで、日本とのかかわりについても踏まえて調べて行くことが望ましい。調べる方法として、図書館に行くことや、インターネットで調べることが有効である。もし近くに外国の方が住んでいる場合は、その人に話を聞きに行くことも良いと思う。


9時間目・・・「発表しあう」

調べた内容をクラス内で、発表しあう。



c)まとめ、次の問へのつなげ

 10時間目・・・「まとめ」

今までの内容を踏まえ、世界には、様々な文化が存在し、文化は今、世界中に広がりあい、1つの国の中にも色々な文化が入ってきている。その一つ一つを受け入れなければ、今の社会で生きて行くことはできない。外国の文化だからといって、意味もなく嫌うことはせず、理解して行くことが必要である。


11時間目・・・「次の課題」

今の時代、外国との関わり無しに生きて行くことは難しくなっている。しかし、外国人と衝突する事件は存在している。そんな事件を実際に取上げ、異文化を受け入れるには、どうすればよいのかを考える。


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コシヒカリ班  異文化理解について


<目標>

グローバル化が進む今日の社会において、多国籍企業(民間企業)や政府組織(外務省など)、非政府組織(国境なき医師団など)がグローバル化の主な担い手である事を知り、異文化理解、国際交流の必要性を学ぶ。(グローバル化が無ければ異文化と触れ合う機会も無く、異文化を知る必要も薄い。)


1.[導入]

生活におけるグローバル化の具体例を取り上げ、世界と繋がる必要性を知る。

問「飛行場・港が使えなくなったら?」(第12時限)

・輸出・輸入などが出来なくなることを知る。

・石油、食料、etc...の面でとても困る事を具体例をまじえて知る。

教材:総合商社のキッズサイトなど。

活動:身の回りのモノ・食料で日本産以外のモノを10個以上調べてくる。

討論:貿易ができないとどんな生活になるのか?

検討:何を輸入し、何を輸出しているのか?


.

日本の貿易を知る。

問「モノの原料を調べよう」(34時限)

・自動車や服、プラスチックなどを具体例にしつつ、身の回りのモノが元々は何で出来ているのかを知る。(鉄鉱石、石炭、石油など)

・原材料は日本に乏しいことを知る。

→原材料を外国から輸入している事を知る。

→どうやって外国から輸入するのか?(タダでは手に入らない。)

→原材料を輸入して、加工して輸出するのが日本の経済システムである事を知る。

※細かい具体的なデータ(輸入に占める石油の割合や、輸出に占める自動車の割合)は割愛し、大まかに知る。


教材:写真、動画、本、インターネットなど(日本鉄鋼協会、石油連盟等のキッズサイト)

討論:モノを海外に売るにはどうすればいいのか? また、買うにはどうすればいいのか?

→外国の言葉を知る必要、相手の事を理解する必要、自分たちの事を理解してもらう必要、異文化理解の必要性に気づくことができれば理想的。

検討:モノを海外に売る会社、買う会社を調べてくる。(ex.総合商社、自動車メーカー、家電メーカー等)


問「モノを売ったり、買ったりする企業や業界を調べてみよう」(57時限)

・実際にグローバル企業を1人、1社程取り上げ、調べる。何を造っているのか、何を買っているのか、どこで売っているか、等を調べ、最終的にまとめる。大企業のサイトにはキッズページがある場合が多いので、それを参照させる。

・自宅学習と並行して行うが、調べられる範囲に限界があると思われる。いくつか候補を示し、検討のつかない児童に指針を与える。キッズサイトを持つ企業をリストアップしておくと、指針を与えやすいと思われる。

├日本貿易会 キッズサイト(商社の業界団体の子ども向けページ。)

├日本鉄鋼連盟 みんなの鉄学(鉄鋼企業の業界団体の子ども向けページ)

などが考えられる。

教材:各企業のサイト、業界団体のサイトなど。

討論:各自が調べてきた企業について、班内などで発表し合うなどする。良い発表を全体で共有。

検討:民間企業以外の国際交流はないのかを考える。


民間企業以外のグローバル化を知る。

問「民間企業以外に世界にまたがるものは?」(89時限)

・外務省などの国家レベル交流、国際スポーツ(ワールドカップ、オリンピックなど)、NGO、NPO、国際連合、旅行者、留学生などの交流がある事を知る。

教材:外務省の副教材、資料、サイト等。各団体のサイト等。


問「企業以外のグローバル化について調べてみよう」(1012時限)

・プロスポーツの外国人選手、日本人選手の海外移籍、外務省、オリンピック、ワールドカップ、国境なき医師団などのNPO組織、NGO、国際連合、留学生、旅行者、国内外国人労働者etc.....などについて1人、1つ調べる。

・児童が何を調べるのか分からなくなってしまうのを防ぐために、ある程度のリストアップは必要と思われる。

討論:各自が調べて、班内で発表、良い発表を全体で共有。

教材:各サイト、図書館の資料


. まとめ(1314時限)

・それまでのまとめ。

・様々なグローバル化がある事を確認。

→何語で話すのか? →英語

→英語学習の必要性の確認。→でも、何で英語なの?

→英語帝国主義の検討と、文化相対主義の獲得。(今後の展望課題)

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社会科指導法A 小単元 ~異文化理解・国際交流~

印象派班


<目標>

他の国と文化の違いがあることに気が付いていない子どもが、日本の代表的な料理と他国の代表的な料理を比較することにより国の食文化の違いについて学び、文化の違いに気づくことで、自己文化中心主義にならず異文化への理解を深めるようになる。


  1. a 問いの立ち上げ

「日本の代表的な料理について考えてみよう」(1限)

活動内容:日本の代表的な料理名をあげ、材料と調理方法について知っていることを挙げる

     その中から日本にしかない料理を挙げる→「他の国にもそこにしかない料理

がある」という話題提示


  1. b 問いに対する答えを見つける・確かめる

「他国の代表的な料理について調べてみよう」(2・3限)

活動内容:図書室かパソコンで他国の代表的な料理、含まれる材料、調理方法などにつ

いて調べる

教師も一緒に調べ子どもが理解しにくいような料理をピックアップしてお

「発表の準備」(4・5限)

活動内容:模造紙などに班ごとで調べた内容をまとめ、写真など発表に必要なものを準

備する

  「発表」(6・7限)

  活動内容:班ごとに調べた内容を発表する

       先生が調べた理解しにくい料理も一緒に提示する

  「意見交換」(8・9限)

  活動内容:他国の特徴的な料理に対しての意見・感想を挙げてもらう


  1. c まとめ

  活動内容:先生の板書

       児童が前の時間に挙げた感想や意見を書き出す

       食文化の違いに違和感を持つことから異文化への偏見につながることがあ

       る

       文化の違いは食だけでなく様々な面で見られる

       国際交流が盛んになっている現代では、これから先異文化に触れる機会が

ある→コミュニケーションを円滑にするためには、偏見を持たず理解する

姿勢を持たなくてはいけない


   次の問いへの繋げ:食だけでなく他の文化の違いについて調べ、考察する

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「異文化理解問題」

グループ  グンソク班          


<目標>

今日の世界において、異文化理解の少なさが引き起こしている問題に気付き、外国の人々と共に生きていくためには独自の文化を理解し合うことが大切であることを知る。また、我が国の国際交流や国際協力の様子に関心をもつようになる。



1.身近なところに異文化が存在することへの関心の立ち上げ


「日常生活において、どのような場面で異文化と関わっているか」(第1~2時限)

教材:自分の生活経験

活動:どのような場面で異文化と関わっているのか振り返る


調査観察:我が国と異文化発祥国との様々な違い

討論:どのような点が違うのか



2.身近に存在する異文化の問題点について考える


1)異文化理解における偏見(第3~5時限)

教材:外国人に対する偏見がもたらした事件

   公共機関で白人/黒人外国人に会ったらどう思うか(RP)

調査観察:外国人の方に日本で感じた偏見的経験について聞き取る

討論:日本にいることが、どうして偏見的経験を生み出すのか


2)異文化理解における視野の狭さ(第6時限)

教材:異文化理解に対する視野の狭さがもたらした事件

    株式会社「味の素」のイスラムに反する事件

討論:どうしてこのような事件が起こってしまったのか



3.外国の人々と共に生きていくために大切なことをまとめる(第7時限)

教材:これまでにまとめた異文化の問題点

   これまでに討論した内容

討論:共に生きていくために大切なことをまとめる


※1時限を使ってまとめることで、異文化を理解することの大切さを再認識する



4.我が国の国際的な現状を知る

1)我が国の国際交流について(第8時限)

活動:どのような国際交流をしているかと調査する

討論:国際交流が生み出すメリット


2)我が国の国際協力について(第9~10時限)

教材:東日本大震災において生じた国際協力

調査:諸外国がどのような支援してくれたかを調べる

   過去のスマトラ沖地震などの震災時に日本がどのように支援していたか調べる

討論:国際交流が生む出すメリット



5.まとめ(第11時限)

1)得られた新しい知見・認識の確認

・異文化理解の大切さ

・我が国の国際活動の様子


2)更に調べたいことへの関心の拡張

刺激:国際連合の働き

ユネスコやユニセフなどの身近な活動についての紹介





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