2010年4月19日月曜日

社会科:意味あるの? なぜつまらない? どうすれば?(その1)


三専修から一つずつ報告が出たので、まず第1回として載せます。

<フライパン>

Q1,社会はなぜ必要か
自分の周囲よりもっと広い視野を持つため
自分に大事で関わることだから
日常生活の仕組みを知るため
生きていくため
社会に出るため
人として集団生活していくための基礎知識
歴史を知ることで人は同じあやまちを犯すことを知る
未来を考えるための知識をつけるため
過去に失敗を知る

Q2,社会はなぜつまらないか
1.暗記が多い
2.常に新しいことを知っていかなければならない
3.範囲が広すぎて把握しきれない
4.座学で受け身学習になりやすい
5.先生によって偏る
6.マニアックすぎる
7.身近でない

Q2に対する解決策(番号ごとに対応。以下かっこ内は理由)

1.理解しやすくする(勉強を暗記・理解の2種類に分けるとするならば理解の割合を増やせば暗記に偏らなくなるから)
関連付ける
語呂を使う
写真など視覚に訴える

2.ニュースを見る
新聞を読む
いかに自分に関わるかを考える(ニュース・新聞をいかに能動的に触れられるかが問題だ と思うから)
3.高校で急に範囲が広くなるから小中でもっと広く勉強するべき
興味を持たせるような取り組み
体験学習
指導法がもっと統一させる必要がある(指導する側の知識の偏りから来る授業内容の差が大きいから)
4.体験学習(座学状態回避策のひとつとして)
話し合いを増やす(受動的に聞くだけではなく、発言する機会を設けることによって能動性を見出すため)
5.指導法の見直し、特に中学(社会というくくりがかろうじて残っているため、公民など不得意とする分野になると途端に先生によって指導法が変わってしまう傾向がある。高校とは社会科教員の数もかなり違うため中学での偏りが目立つ)
先生による偏りという実態を教育委員会が把握するべき
6.興味を持たせる
どこまでの知識が必要か統一する(余談として深い内容を語る先生も多い。理解を深めるためとはいえ、深すぎて混乱を招くこともある)
7.身近なものから発展させて指導する
課外授業
地域学習

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<真空放電スペクトル>

問1
自分の住んでいる国についての歴史や自分が生活する上での基本的な知識を学びそれを生活に活かしていくために社会を学ぶ。
また自分の国についてだけでなく世界中の国についての事も学ぶことによって世界の国についても興味を持つことができ将来海外などに行くときに学んだことを使うことができるから。
社会は数学のように日常生活で必要とする知識(身の回りの地形,地図記号,経済など)がたくさんあるので日常生活を送っていくのに必要不可欠である。
自分の国の歴史を学ぶ事によって自分の国について興味を持つことができ,大まかな流れを理解できる。
海外の歴史についても同じ事がいえる。自分の国と関連して海外の歴史を学ぶことによって海外との関係性が理解できるようになる。時代がたつにつれて薄れていってしまう事(戦争など)を勉強することによって戦争などを知らない人も戦争の悲惨さなどを学ぶ事ができる。
裕福な国に住んでいる人は貧困がある国について全く関わりがないが社会を勉強することによってそういった国についての知識も身につける事ができる。
地理、歴史の他にも経済分野での内容(株価や会社など)も大人になるにつれて必要となっていくため。

問2
社会は他の教科と違って暗記することが多く勉強するのが大変だから。
テスト勉強にしても暗記するのが多い社会を後回しにしてしまい結局全く勉強することが出来ないという理由から。
授業中は理科など実験や自分で作業しなければならない教科と違ってほとんどか先生の話しを聞いて板書するといった単純作業の繰り返しが多いので授業に集中するのが難しく興味がなくなってしまうから。
先生によって生徒を集中させるような授業をする先生とそうでない先生がいるため。
自分の国や海外の国の歴史についての知識を学んでもそれが日常生活にどう結び付いているのかがよく分からないと考えている人が多いから。
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<ムンク>

1. 社会科は必要か、それは何故か?
 
社会の中で生活していく上で、ある程度の社会の仕組みを知ることは、とても大事なことだと思うので、そういった意味でも、とても必要な教科だと思います。例えば、政治の仕組みを知る事や、経済社会の仕組みを知る事など、様々な事に関して知識を必要とされている現代だからこそ、外せない教科だと言えると思います。

 また、グローバル化した現代において、社会科の必要性について改めて考え直す事が必要だと思います。グローバル化という言葉を聞くと、英語という科目が真っ先に思い浮かぶでしょう。しかし、そうではないはずです。こんな話があります。外国へ出張しに行った日本の外交官が、その出張先で「どうして日本はこんなにも早い経済の発展を遂げたのですか?」と問いかけられたそうです。その外交官はその質問に答える事が出来なかったそうです。

この話から学ぶべき事は、グローバル化した現代だからこそ、自国の社会の作りと歩みを十分に理解する事が必要だという事です。ですから、社会科は必要な科目です。

2.社会はつまらないのか、その為の改善策は?

社会科がつまらないと言われることに対してグループで話し合ってみた。まず、この議題の社会はつまらないという考えは、社会科は子供の嫌いな教科ランキングノ1・2位には入っているからとのことだが、グループ内では意外と社会につまらないという意識を持っているものは少なかった。だから、何故子供たちが社会科に対してつまらないという意識を持っているのかということに関して話し合ってみた。最初に出てきたのは、人物名・年号を覚えるのがめんどくさいとか、暗記系の作業がどうやらつまらないらしい。逆に遺跡の写真や映像を見るのは楽しいとのことだった。

 どうしたら、楽しく授業ができるのか。例えば、一人の小学校では、社会の時間に農産物の授業にコメのことを細かく調べて発表した。これは、統計地理の分野である。他には歴史で言えば、指定された時代について調べ、それを寸劇にしたとの意見も出た。

このことから、生徒たちは一方的に先生から講義形式での授業ではなく参加型の授業によって歴史、地理、公民に直接体で触れることが良いとまとまった。その為に出たのが次のアクティビティーである。

・年号を覚えるための歴史カルタ
・公民では実際に日本の政治運営などの模擬演習(例えば、郵便局屋さんごっこや簡略化したの内閣運営の真似ごとなど)
・地理を意識した、農産物を使った地域ごとの調理実習

などである。このようなことを毎回行う訳にはいかないが、数回に一回行えば生徒のモチベーションも保てると思うのである。

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