2010年7月8日木曜日

授業案「異文化理解」批評*理科

アンモニア臭


○批評○

≪横尾班≫

 ・中国の様々な地域の伝統料理についての調べ学習を児童にさせることによって、日本

とのつながりや関係性などといったものをうまく理解させるような指導案であると思う。

 ・しかし、料理を調べるだけで、そこから何をもってして次回以降の授業につなげてい

きたいのかといったものが不明確であると思う。

 ・調査方法として、インターネットと本が具体例として挙げられていたが、実際に食し

てみての感想といったものもやってみてはどうかと思った。

 ・中国だけに限らず、中国のその周辺の国にも注目してみるとなおよい。(具体的には台

湾や、モンゴルといった国である。)なぜなら、このような国にも、中国料理といったものが存在しているので、本場中国との料理の違いが明確とまではいかなくても、存在するの、それを調べてみるのもよいと思う。



≪ボルボックス班≫

・国際交流の観点から、中国やアメリカではなく、インドに注目してプレゼンしていたという点には、とても素晴らしいと思った。たとえそれが、先生からの提案であったとしても、きちんと日本との関わりを簡潔にわかりやすい指導案になっていたので、個人的にはプレゼンを受けてから非常に感慨深いものになった。

・子どもたちの中には、インドという国の料理を正確には知らないということも多々あり、普段何気なく口にしている料理がインド料理だと気付かせることができるような指導案だったと思う。

・しかし、まずはインドの世界地図における位置や、世界におけるインド料理の重要さを理解させるという授業から、授業を展開していったほうがより生徒の理解度は高まっていくと思う。もちろん高度なことも含まれているので、それを理解できない生徒も出てきてしまうが、理解するのが最終到達点ではなく、インドやそのほかの国の日本における重要さを理解させるのが最終到達点であるわけだから、すべてを理解させる必要はないのである。

ーーーーーーーーー

<真空放電スペクトル>

真空放電スペクトル班


今回はボルボックス班と横尾班の発表だった。2班とも食文化についての発表だった。ボルボックス班はインドの食文化として、カレーについての発表だった。第一次として「インドってどういう国」を構成している、学習活動として「香辛料をかがせる」とあるが、香辛料をかがせただけでインドについて分かるのか、という疑問が生まれた。香辛料をかがせただけで、インドという国がどういう形をしていて、どのような文化を持っているのか分かるはずがない。もっと地理的な位置や、日本文化と違う宗教まで少しでもよいが触れないと大まかなインドという国が分からないのではないだろうか。だから、この導入の部分で地理的な要素や宗教的な要素まで触れたほうが良いと思う。それがこれからの地理の学習や現代社会などの授業に繋がっていくと思う。他は発表も分かりやすかったので良かったと思うし、カレーという身近なものを取り上げて調べるので楽しい授業になると思う。

横尾班はアジアについての関心や知識を子どもにもたせるという目標から、中国の食文化についての調べ学習を題材としている。導入から展開、まとめの流れや学習活動の内容などはとても良いと思う。調べ学習をする時も、パソコンの使い方、文献の使い方を評価観点にあげているため、こういった必要な情報の手にいれかたなどはこれからの時代に大切なものになってくると思う。だから、調べ学習を通して身に付けさせるというのはとても良いと思う。ただ、まとめとして、調べて発表して終わってしまっているので目標に掲げた「アジア」というものの理解は難しいと思う。だから、まとめをもう少し増やして食文化の違いからアジアというものは他の世界と、あるいは日本との違いまで展開していってあげるとより、理解が深まると思う。


真空放電スペクトル班


今回はボルボックス班と横尾班の発表だった。2班とも食文化についての発表だった。ボルボックス班はインドの食文化として、カレーについての発表だった。第一次として「インドってどういう国」を構成している、学習活動として「香辛料をかがせる」とあるが、香辛料をかがせただけでインドについて分かるのか、という疑問が生まれた。香辛料をかがせただけで、インドという国がどういう形をしていて、どのような文化を持っているのか分かるはずがない。もっと地理的な位置や、日本文化と違う宗教まで少しでもよいが触れないと大まかなインドという国が分からないのではないだろうか。だから、この導入の部分で地理的な要素や宗教的な要素まで触れたほうが良いと思う。それがこれからの地理の学習や現代社会などの授業に繋がっていくと思う。他は発表も分かりやすかったので良かったと思うし、カレーという身近なものを取り上げて調べるので楽しい授業になると思う。

横尾班はアジアについての関心や知識を子どもにもたせるという目標から、中国の食文化についての調べ学習を題材としている。導入から展開、まとめの流れや学習活動の内容などはとても良いと思う。調べ学習をする時も、パソコンの使い方、文献の使い方を評価観点にあげているため、こういった必要な情報の手にいれかたなどはこれからの時代に大切なものになってくると思う。だから、調べ学習を通して身に付けさせるというのはとても良いと思う。ただ、まとめとして、調べて発表して終わってしまっているので目標に掲げた「アジア」というものの理解は難しいと思う。だから、まとめをもう少し増やして食文化の違いからアジアというものは他の世界と、あるいは日本との違いまで展開していってあげるとより、理解が深まると思う。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ニュートン


横尾班
アジアのことを知る上で比較的児童にもなじみの深い中国の食文化を取り上げることは有効だと思う。小学六年の児童であれば中国についての知識を一つも持っていないということはないと考えられるので授業の導入は簡単でよいと考えられるまた、食文化を知ることでその国に興味を持たせることができると考えられる。また、中国は世界的にも重要な役割を果たしている国の一つで、日本との関わりは深く何年も前から続いている。中国の食文化がどのように日本に入ってきたかを調べれば中国の歴史や日本と中国の歴史について学ぶことができる。
 授業案について、中国の食を分類するという項目についてで、中国の食文化は多彩なので種類が多いので分類することで意見を整理できるが、おかず系、飲茶などの分類の仕方ではなく地域別の特徴の違いや味付けの違いなどの観点で分類をしたほうがより中国の食文化を知ることができるのではと思った。
 食を手掛かりにして世界の問題につなげるというのは難しいがこの単元はアジアに興味を持つことや関わりを知ることがねらいなので特に食文化を使えば興味を引きやすい

ボルボックス班
 テーマがインドの食文化で、単元の目標が日本の食文化とインドの食文化の類似点と相違点を調べて考えるようになるとあるが、まず目標について日本の食文化とインドの食文化の違いを調べてどうするのか、何を得るのかまで考えなければ調べただけで中身が無くなってしまうと思った。カレーは児童となじみが深いので興味を引くには有効である。しかし、インドの食文化といってもカレーについてのことばかりである。確かにカレーだけでもたくさんの情報は得られるがカレーに限定しなくてもよいのではと思った。インドは中国ほどではないが近年急激に技術が発達してきている。近いうちには先進国になると考えられるので少しでも児童に興味を持たせることができるのでインドの食文化を取り上げるのは有効だと思った。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ピペット班


横尾班の発表については一、(3)構成・計画の部分の2、アジアを知ろうで、食文化と伝統、政治についてそれぞれ違う国について学習することにより、さまざまな国の文化や伝統を調べることができ、さまざまな国の国際理解にもつながることだと思う。しかし、それぞれ違う国の食文化や伝統、政治を取り上げることにより、生徒はどの国のことを学習しているのかを混乱してしまうのではないかと思った。そこで、アジアの一つの国をピックアップして、食文化や伝統、政治を同時に調べるという学習にする方が良いかと思う。また、そのときに近隣諸国の食文化や伝統、政治もかいつまんで補足として、比較として学習するとよいと思う。例えば食文化について扱うときは、中国中心の授業にしてもいいが、ほかの韓国やタイの食文化にも少しふれるということだ。

ボルボックス班の発表については授業案の設計の部分の展開で「実際にインドカレーを作って食べる。」という項目がある。これは授業案としてはとても興味深いもので、調理実習は児童がとても興味・関心を持ち、積極的に授業に取り組む時間であるので、授業案としては良いものである。さらに、日本のカレーとインドカレーを味比較するということも良いと思う。しかしそのようなことをした場合、児童それぞれが知っているカレーも児童の家庭によって微妙に違うことで日本のカレーの標準が曖昧になり、日本のカレーを作っても児童の口に合わないことがあることが出てきてしまう可能性がある。さらに、インドカレーに使われている米や香辛料を手に入れることが難しいし、日本のカレーとは異なったエスニックな味であり、辛さも日本のカレーより辛いかもしれないので、子どもが美味しく残さず全て食べきるのかという疑問が上がった。そこから授業でつくって食べるのは難しいのではないかと思った。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ピンセット


 国際問題・第2ステージの発表を行った横尾班とボルボックス班の発表の批評を行う。

初めに横尾班についてである。

中国の食文化をテーマに掲げている。まず私たちの班は「(2)本児童の実態と目標」に着目した。この最後の行に「本単元ではアジア、食文化など身近なところから学び日本との関わりを…」とある。しかし、「(3)指導案の設計」に目を移すと、児童には、身近なところ(中国)の食文化を知識として残すことができるが、日本との関わりについてはどうだろうか。導入の2時間目の学習内容「グループ内で調べる食べ物を決める」とあるが、児童には食べ物の何を調べさせるのだろうか。「展開」で「インターネットで調べる」、「本で調べる」とあるが、ここで「日本との関わり」を調べさせるのだろうか。資料からはそれを読み取ることができない。第2ステージの発表の授業案はいずれも、基本的に、意見交換→調べる→新聞の作成→

発表、という流れだが、具体的に何を調べさせるのかが伝わってこない。児童の自由なのか。教師はある程度の指針を児童に示す必要があると考える。そのため、自由というのはまず無い。やはりこの授業案はその点が欠けているように感じる。批判は以上である。授業案の「評価観点」、「教師の留意点」については、これまでの班と比較すると具体的なものである。したがって、調べる内容が不明確である点がやはり強調される。

 次にボルボックス班についてである。

 この班はインドの食文化をテーマに掲げている。そして単元目標「日本の食文化とインドの食文化の類似点と相違点を調べて考えるようにする」とある。そして授業案に目を通して感じたことがある。それはテーマが「インドの食文化」というよりは「日本とインドのカレーについて」ではないかということである。インド人はおそらくカレーを毎日食べているわけではない。全8時間のうち7時間の授業内容がカレーについてであるため、この授業案で単元目標を達成したと言えるかということは疑問である。また、授業案の「作ってたべよう」ということで、実際にインドカレーを作るというのは児童にとって貴重な体験となるので、素晴らしいアイディアであると感じる。インドカレーだけではなく、日本の、児童が普段食べている

カレーを同時に作らせてカレーパティーをすれば、日本とインドのカレーの比較ができて、単元目標に近づくのではないかと私たちの班は考える。しかし、この班の授業案を実行したときには、児童だけではなく教師も楽しめる授業になるのではないかと感じ、参考になった。

 以上で横尾班とボルボックス班の批評を終える。


ーーーーーーーーーーー



プリズム班


横尾班に対する批評

日本とアジアの関係が深いのに、子どもにとってはアジアについての興味が薄いということにポイントを置き、食文化からアジアを知る、という授業案となっている。横尾班はアジアの国として中国をあげており、中国料理と日本料理の違いを調べさせ、そこから日本と中国の関係を考えさせるものとなっている。この授業の中で中国料理を種類分けしているが、何のために分けているのかがよくわからない。例えば広東料理と四川料理の伝来の仕方が違うことを調べさせる、といった明確な目標を設定するべきである。また調べ学習の中でインターネットと図書館を使用しているが、これは統一した方がいいのではないかと思う。確かに2つの方法で調べさせることはネット依存し過ぎていることを回避できるが、1時間ごとでは情報が中

途半端になってしまうと可能性がある。


ボルボックス班への批評

日本とアジアの関係を子どもたちに学ばせることにポイントを置き、横尾班と同様に食文化からアジアを知る、という授業案となっている。ボルボックス班はアジアの国としてインドをあげており、インドの食文化と日本の食文化を比較している。その料理としてカレーをあげている。しかしこの授業案ではカレーにしかスポットがあがっていないため、班に分けてもみな同じような発表になってしまうのではないだろうか。これを回避するためにはカレーの食べ方について調べる班、カレーのルーツについて調べる班、カレーの具材について(肉やスパイスなどにさらに分けられる)調べる班、というように明確にわける、または問題提起としてあげるべきである。またカレーをつくる授業があるが、普通のカレーでさえ作ることが難しい

小学生には難しいのでないかと思われるので、先に用意するなどのサポートが必要であると思う。


ーーーーーーーーーーーーー

<ミカヅキモ>

横尾班

・実際を知らないのでなんとも言えないが、小学生は意外と中国料理をしらないのではと思う。チャーハンやラーメンは日本発祥であると思っている子も多いのではないか。また、食べ物を挙げることはできても、その食べ物がなぜ入ってきたかというのは難しいと考える。

・食についてから入っていくのはとてもいいと思うが、ある程度選んだ食べ物について何を調べていくのか示さなければ、外国とのつながりについて自分から調べる子は少ないと思う。ただその食べ物について調べるとなると、小学生では、比較的調べやすい作り方や種類のほうを優先的に調べてしまうと考える。しっかりと、外国との関係について調べるように事前に示した方がよいと考える。

・子供達から意見を引き出していくというのは具体的にどのようにやるのか疑問に思った。

・調べるのに2時間、新聞を作るのに2時間という時間配分がいいと思う。

・新聞を発表するというのはどのように行うのか。まとめの形式や発表の形式によってかかる時間はだいぶ違うと思う。

・構成・計画がよくできていたと思う。


ボルボックス班

・家庭科の時間を用いてカレーを作るのは面白そうだと思った。香辛料からというのはなかなかできる経験ではないので、子供たちが大きくなってからも記憶に残っていると思う。実際に五感を使って経験することで、外国との文化の違いを実感し、興味を持ちやすいと考える。

・今まで発表した多くの班で「教師が助言をする」というのがあり、毎回具体的に言ってほしいと思っていたので、今回のように授業で扱えるような具体的な説明があったのが良かった。

・カレーの違いから、インドに対しての知識を深めるのは少し難しく感じる。だが、宗教や生活に結びつけるのは良いと思うので、まとめの時間をもう少しとり、しっかり理解させるべきだと考える。もしくは、先にカレーを作り、実際に体験したそのあとに調べ学習をもってきてもよいと考える。子供達は意欲をだしやすいと思うし、調べる時間とまとめの時間の間が近いので、前回の内容も忘れにくいように感じる。

・導入として香辛料を嗅がせるのはいいと思う。


ーーーーーーーーーーー

<T2ファージ>


〈横尾班〉
単元を中国の食文化をきっかけに日本とアジアの関係を知ろうとするアイディアはとても身近な食文化であるため課題にも取り組みやすいと考えられ、良いテーマを取り上げたと思う。本児童の実態と目標で「アジア、食文化など身近なところから学び、日本との関わりを知り興味を持つことを目標とする。」とあり、子どもとの関係の発展項目で「食文化を調べていく上で、中国と日本の関わりを見つける」とある。しかし今回発表した指導案の設計であると、中国の食文化にのみ詳しくなって日本と中国がどのようにして繋がっているのかがいまいちよく伝わらないと思う。確かに日本では多くの中華料理が慣れ親しまれているが、この指導案であると中華料理をきっかけとして学習に入っていて調べた結果、日本の料理・食文化に繋
がる要素が見付けることが出来ない。
繋がりを見つけるためには、どのようにして料理を食べているのかを調べ、マナーにつなげ日本と比較してみたり、日本の料理には入っていないが中国の料理には入っている食材を見つけて土地について気候についてなど、その土地の習慣などを調べたりしても日本と比較することが出来るだろう。児童が中国の食文化で終わろうとしたら、せっかく中国について調べ始めたのであるから先生が助言をして日本とのつながりまで持っていきたい。
 後、構成と計画の部分で身近なテーマを取り扱うと発表していた。中国の食文化は比較的身近なテーマであるが、韓国の伝統とタイの政治と段々6年生には難しいテーマになってきている。アジアを知るという大単元なので中国、韓国、タイなどの複数の国を扱いたいため同一のテーマで複数の国を調べさせる。と、そろえた方が比較しやすくこの単元のねらいに沿っているのではないか。

〈ボルボックス班〉
単元で取り上げたインドは今後経済的や政治的に大きく日本と関わってくる可能性が大きい。児童が社会で活躍するくらいの時期にこのような状況になっていると考えるため、扱う国としては適しているだろう。またきっかけを見つけるためにカレーを用いたのは興味を引くために適していると思う。
インドのカレーについて調べるとあるが、もう少し具体的に何を調べるかということを決めた方がいいと思う。発表の時にインドの面積は広くカレー一つとっても材料が違っていたりカレーと一緒に食べるものが違っていたりなどするといっていたが、作り方を調べるのかそれとも地域ごとのカレーを調べるのか幅が広くなってしまって第二次の時間の中に納まらなくなってしまうことが考えられるからである。
カレーを実際に作ってみるという学習内容があり、質疑応答で授業でカレーを作るのは難しいのではないかということが挙げられた。0から全て作るとしたらとてもたいへんなことかもしれない。しかし先生が途中まで作り続きから始めさせるということも可能だと考えた。この考えは児童が作ったことにはならないのではないかと思う人もいるだろうが、実際に行うとしたら一つの選択肢にはなり得るだろう。
最後にインドのカレーを調べたことをきっかけに他のことに興味を持たせることができたら尚よいだろう。インドカレーについて調べてインドの人は毎食カレーを食べているのか?と疑問を持つことでカレー以外のインド料理を調べることに発展させることもできるだろう。学級文庫にインドについての本を置いて食文化以外に興味を持たせることもできるだろう。将来の発展性につなげるためにカレーをよく知ることがゴールにならないように気をつけたい。

0 件のコメント:

コメントを投稿