<三畳>
アンモニア班
マスコミの問題点をしっかりと捉え、その上で解決策を示していたのでわかりやすい発表だった。「マスコミは事件や情報を世間一般に知らせる、見せつけるだけに留まっている」という捉え方は鋭い意見だと感じた。私たち自身が、現代社会ではインターネットや携帯電話の普及によりさまざまな情報が得られやすい環境となっているということを理解し、理解した上でマスコミの情報を全て鵜呑みにするのではなく選択していくことが重要である。大阪府知事と高校生の討論など、最近のニュースを取り上げ、生徒に教育していくことはよりマスコミについて身近に感じ、興味を持たせることができる。そうすることによって、より効果的に授業を展開していけると思った。
発表の仕方も聞き手を意識していて、聞きやすかった。質問にもきちんと自分たちの考えを答えていたので、深いところまでしっかりと調べたり、考えている様子が見えたのですごく良かった。
ピペット班
レジュメが文章が多かったので見にくかった。箇条書きや図等でまとめたらもっと見やすく、わかりやすいものになったと思う。また、参考文献などもあいまいであったので文章や図などに信憑性に欠けていたと思う。
解決策としてあげていた(2)と(3)はもう少し深く書かれているといいと思った。(2)は『その情報を受けてどう思うのかを考えさせる』というのではサイトやその情報の信頼性を見抜けられないままになってしまうと思うので、有効な情報やサイトとそうでないものを見分ける技術を教えていく方向のほうがいいのではないかと思った。(3)では『ひとつのサイトから得た情報だけでなく、たくさんのサイトから得た情報をまとめさせる』とあったが、少し甘い解決策だと思った。ひとつのサイトでも十分に信頼できるもの(例えば厚生労働省などの国が運営するサイト)もあるし、たくさんのサイトを調べたとしても信頼性の薄いサイトばかりであったら有効な情報は得ることはできない。もう少しこの解決策の部分に吟味が必要だと思った。
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<しゃもじ>
ンモニア臭班
・マスコミについての全体像を把握するのに、マイナスな面ばかりを見ており、プラスの面も見ていかないと現状は捉えられない。
・資料は伝達ミスとは言え、内容が少なすぎたのではないかと思う。せっかく色々と調べて話していたのだから、もう少し資料のほうを分かりやすくすると、内容理解がしやすかった。
・マスコミが現在抱えている問題について自分たちなりの意見がはっきり述べられていて良かったと思うが、内容が少し偏っており、子どもたちの殺人報道に対する好奇心や恐怖心ばかりが強調されていたように感じた。
・子どもにとって良くない情報を制限すると言っていたが、その基準を設けるのは難しく、情報の送り手と受け手の間で制限に関する認識の差が生じるのではないかと思う。そもそも、マスコミの過剰な報道に制限をかけることは完全には無理であるし、それこそ情報操作なのではないかと思う。また、報道に制限をかけ詳細はネット流すとのことだったが、ネットを使える環境にいない人や、高齢者の方は情報がほしいのに得られないという状況に陥ってしまうのではないかと考える。
・子どもにとっての悪影響を中心に述べていたが、もっと広い範囲で(たとえば事件の加害者と被害者の人権など)問題を捉えられると良かった。
ピペット班
・簡潔でまとまってはいたが、大半の人が知っていることを述べただけのように感じられた。全体像の内容も薄く、報告時間もたくさんあったのだから、もっと深く内容を掘り下げていった方がよいと思う。a
・情報についての発表だったが,自分たち自身がもう少し情報に対して敏感になってそれを疑ったりするような調べ方を見つけ実践すべきだったと感じる。
・質問にもあったように資料の年代を記載忘れてしまうと、この資料自体があいまいで、信憑性が薄れているものと他の人からはとらえられてしまうため、こういった基本はしっかりと押さえておくべきである。
・サイトの信憑性をどのように判断するかなどのメディアリテラシーを教える解決策も含めたらさらによくなる。
・インターネットにこだわりすぎて、もっとも活用しているテレビの話がほとんど取り上げられていなかった。確かにネットも重要だが、もっと大きな視点からマスコミというものを捉えられたら良かったと思う。
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<3LDK班>
・アンモニア臭班に対しての批評
まず、資料に関してですが、図1のグラフが小さく見えづらかったので、もっと拡大したら良かったのではないかと思います。
板書に関して言えば、発表者が話している時に板書者が黒板に書いていたのは、効率がよく、時間の短縮になって良いと思いました。ただ、黒板に書いた文字が少し小さく、後ろに座っている人にとっては見づらかったのではないかと思います。
発表全体に関して言えば、問題に対して常に疑問を持ちながら取り組んでいる姿勢が見られ、とても良かったと思います。
また、マスコミは、政治などの悪いところばかりとりあげるけれども、まじめに政治活動を行っているのだ、という具体的な例(大阪府知事のことなど)をあげていたのがわかりやすく、納得できました。
それから、マスコミは事件や情報を世間一般に知らせる、見せつけるだけに留まっていると言っていたが、確かにニュースというのは限られた短い時間で多くの情報を伝達する形がとられていることが多い。しかし、中には詳しく解決策もふまえた報道を行っている番組も存在しているので、この言及は言いすぎなのではないかと思いました。
・ピペット班に対しての批評
まず、資料に関して言えば、全体的に文章の羅列が多く、読みづらさを感じました。
以前発表をした班も注意されていたことですが、文章を箇条書きに直した方が、見やすいしわかりやすいと思います。
板書に関して言えば、文字が小さく後ろに座っている人にとっては見づらかったのではないかと思います。
発表に関して言えば、発表者が順々に変わっていたので良かったと思います。しかし、発表時間が短すぎるのが難点でした。調べたことをみんなに伝える良い機会なので、もう少し有効に使うべきだと感じました。
また、主題がマスコミであるはずなのに、インターネットが話題の中心になってしまっていて、少し疑問を感じました。マスコミの現状や問題の中心を見直してみたら良いと思います。
また、解決策が具体的で良かったと思います。
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地産地消班
アンモニア臭班
・たくさんのグラフ等を使っていたため分かりやすかった。
・具体例がたくさん入っていて、話が分かりやすかった。
・子どもたちのマスコミなどに対する恐怖心を抑えることが大切だと言っていたが、本当に恐怖心を抑えることが大事なのかと疑問に思った。
・事件の報道を極力最小限に抑え、詳細な情報は「インターネットの情報サイトにプロテクトをかけて表示させる」ということだったが、知る必要のない人には知らせないという仕組みにより、世の中に対するマスメディアによる悪影響は本当に減るのだろうかと疑問を抱いた。
・日本のマスコミ ※得にテレビ を批判していたが、アメリカのある番組では警察による逮捕劇をモザイクや名前を伏せるなどしないで放送した。言葉は理解できなくても、視覚による犯罪の様子は日本では絶対に放送出来ない内容だと思う。このような点においては、日本の犯罪などの報道などかわいく感じられた。
「えげつない」「過剰」とあったが、ありのままを放送するアメリカの番組の在り方についてはどう考えているのだろうか?すべての番組において最小限にし、必要ならば自分でとあったが、知りたい人はそのような放送を見て、知りたくない人は見ないという考え方ではダメなのだろうか?アンモニア臭班の「最低限の情報で」というのはすべてのマスコミにおいてなのか?犯罪に興味を持ってしまった子どもがいたとしたら、ネットなどで見てしまうかもしてない。
ピペット班
・1つずつの問題点にそれぞれの解決策があり、分かりやすかった。
・取り上げる対象の全体像に、インターネットのプラス面とマイナス面の両方がとりいれられていて良かった。
・解決策のなかで、たくさんのサイトから調べるとあったが、その情報が信憑性があるものかどうかを確認したほうが良いと思った。たとえば、他人のブログなどに書いてあったならば信憑性は薄いのではないだろうか?
・図表の数が少なかった。また、全体的に子どもについて扱っているので、出来れば子どものケータイ所有率などの資料を欲しかった。
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<ビタミンA班>
【アンモニア臭】
・情報化社会とはどのようなものなのか、現状や変遷について説明がほしい。
・具体的な事例が多々取り上げられていて良かった。ただし、その事例一つ一つが適切だったかどうかは疑問である。発表者は事例の内容を詳しく把握し、事例を上げることの効果をきちんと考えておく必要がある。
・「メディアは事件の概要だけでなく公表すべきではない情報も言う」と言っていたが、「公表すべきではない情報」とは具体的にはどのようなことなのかイメージがつかなかった。また、すべきではない、と発表班の主観的な解釈が色濃く入っているけれども、誰の立場でそういうことを言っているのか明確にすべきだ。解決策の時も「それしか」と限定的なことを言っているが、解決策が唯一ひとつだけということは社会的にあり得ないと感じた。
・語尾の多くが「~だと思う」「~かもしれない」であり説得力がない。きちんと調べたものであるなら、自身をもって言い切ると良い。
・「~ですが、~しますが、~なのですが、」など逆説が続く説明であったため、一文が長く、論が飛躍していき、内容が分かりづらくなってしまっていた。簡潔に話すと良い。
・質問に対して動揺することなく答えていた点は、見習いたい。
【ピペット】
・そもそも「マスコミ」が何を指しているのか触れなければ全体像とは言えない。インターネットの功罪について詳しく説明した点は良かったが、マスコミ=インターネットのような発表になってしまっていた。時間はたくさん残されていたので、本や新聞などのメディアについても説明があると良かった。
・マスコミと情報化社会の関連性を述べてほしい。「理科ネットワーク」は情報化社会と関連していても、マスコミには含まれないのではないか。
・レジュメ③について、問題点では「鵜呑みにしてしまう」ことばかりが挙げられている。(2)と(3)の違いが分からない。
・よくまとめられた図が用意されていて良かった。しかしせっかくの図もいつのものか分からなければ意味がない。ピペット班自身も情報を吟味し信憑性を確かめる必要があると思う。
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<ペクチン班>
ピペット班
取り上げる全体像において、マスコミをインターネットのみに限定してしまうのは良くないのではないかと思う。インターネットは最近最もよく利用されるマスコミのひとつであるが、新聞・ラジオ・TVなどといったその他のメディアの現状や問題点について触れなくてはならないのではないか。
問題点と解決策について、インターネットの信憑性・危険性についてはよく的を得た考察がされているのではないかと思う。しかし、インターネットという分野に絞っていくのであれば、インターネットの普及率という点を入れた方が良いと思う。情報を得るということの平等性の観点からもインターネットの問題点について考察していけるのではないか。またグラフのデータは小学生に限ったものではないので、子どもの最も身近な情報端末=携帯電話とはいえないのではないかと思う。
子どもたちの生活との関わりについて、様々なメディアから情報を得させるという点は非常に良いと思うが、それを問題点と解決策にきちんと明記した方が良いと思う。
アンモニア班への批評
●そもそも第一ステージでは「マスコミ」とは、一体何か、大まかでのマスコミの全体像の定義、私たち(一般市民)とのつながりのしくみから、現状での問題ををつかむものだと思うのだが、配布プリントから読み取れる情報は非常に断片的(問題点から来る解決策の根拠が不明。)で、それを補うであろう口頭説明においても、「情報を発信する側」に偏った主観と重点を置いた(凶悪犯罪の報道が殺人の興味を引き起こす?、TV局新聞社の偏向報道の解決策は外部まかせ?、麻生総理はマスコミによって下ろされた?)、問題の原因を見出していて、全体像がつかめなかった。参考文献等の記載がなかったため、班員の主観、意見のみで作られたとも読みとれた。
●{提案(参考程度に)}次回、改訂版を作る際には以下2点、
①マスコミと一般市民(主に小学生)とのつながりとそのメカニズム
②問題点(携帯や有害サイトとかだけでなく、流行に影響されやすいことからくる購買問題=無駄づかい、調べ学習での文献利用離れ(情報の選び方)など、多方面で見ていく。)
を重点的に調べたらよいと思う。
問題点が多角的視点で捉えられてると、自動的に解決策も説得力があるものになるし、その後の子供とのかかわりにも十分生かせると思う。
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<フライパン>
アンモニア班に対して
・取り上げる対象の全体像
グラフを並べているのは具体的数値がわかってよかったのだが、グラフだけではどんなことが中心に取り上げたのかが察しづらかった。また、プラス面・マイナス面に分けての説明は分かりやすかったが、プラス面のほうにおいては教師ではなく、生徒に焦点をあてたほうがよいと考えた。
・問題点
とても簡潔にまとめられていて良かった。解決策も明確だと考える。しかし、個人的に考えさせるような発言が多く、もう少し詳しく説明・あるいは明記するべきだと考えた。また、問題点の(2)と(3)が似たような内容であった。また、解決策の方に信憑性の話をいれるべきだと考えた。
・子どもたちの生活経験とのかかわり
グラフにより、子どもたちとの関わりが年齢とともに親密になっていくことが分かった。さらに、学習題材へとつながる発表であり、まとめが良かった。実践できそうな提案があってよかった。
ピペット班に対して
・取り上げる対象の全体像
要点をまとめた方が良かった。しかし、マスコミについての全体像というよりもインターネットについての全体像になっているので他のメディアについても知りたかった。また、図が細かすぎてよく見えなかった。
・問題点
マスコミの影響についての理解が深まった上で問題点を明確にし、解決策が考えられ、よく理解できた。しかし問題点に偏りがみられるので、広い視野から問題を見つけるべきだと考えた。
・子どもたちの生活経験とのかかわり
現代のこどもに焦点があてられていたと考える。見やすくまとめられていて、子どもの視点にあった導入方法であり、内容も適切であると考える。
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