2010年5月26日水曜日

第3テーマ(マスコミ)報告批評:美術5班

<ダリ>

アンモニア臭班
・マスコミの問題点として「事件や情報を世間一般に知らせる、見せつけるだけに留まっている」とあるが、マスコミの特徴として挙げられる「一方的」である面を考えると知らせるだけでいいのではないか。(そこに役割を課すとして、注意喚起などであっても言い方(表現)次第で影響を与えてしまうのではないか。)
・解決策の「プロテクト」はどのくらいの規模で、どのようにかけるのかをもっと具体的に知りたい。
・例えとして「麻生内閣の功績」を出すなら、説明できるくらい把握していた方がよいとは思う。
・班全体でも、個人個人でも意見をもっており説得力のある良い発表であった。

ピペット班
・前提として、インターネットに良いイメージを抱きすぎていると思う。
・「情報化社会」に焦点を当てつつも、軸を定められなかった印象を受ける。身近・手軽な情報端末として携帯電話を取り上げることは良いと思うが、取り扱う根拠となる情報が不明確(図1の参考・引用元、時期が不明)で信頼性が薄れる。
・上記に関連して、図1の記事によると総務省の調査が元になっているようなので記事を参考にするのではなく、総務省の調査を参考にした方がよいと考える。
・子どもたちの生活との関わりで「家から新聞を持ってきてもらう」「メモしてもらう」といったことが導入として挙げられているが、そちらよりもインターネットの情報を集めてまとめさせる方に重点を置いているように感じられる。インターネット上の情報源は紙媒体等であることが多いので、どちらかと言えば、インターネット<新聞・報道(テレビ)の情報量の扱い方のほうが良い気がする。

◆両班に共通して
マスコミという様々な観点が含まれる内容及び、指導要領から「情報化社会」に焦点を当てていったようである。現代の問題としてインターネットに着眼していくことは重要であるとは思うが、よくありがちなインターネットによる弊害などに偏ってしまった印象も受けた。
放送や新聞などが持つ産業の面にも触れられているところがあってもよかったと考える。
かつてはラジオが重要な情報源であったと思うが、その変遷などに一切触れていないのはマスコミ・情報化社会について扱う上で断片的になってしまう気もした。
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「ミュシャ」

第1ステージ マスコミについて
◆アンモニア臭班
・マスコミのマイナス面ばかりを述べていたのが少し気になった。解決策に、「情報発信源から改善していく」とあるが、教師の仕事はマスコミを改善していくことなのであろうか?ただ、一人一人がしっかり発表していたのには良い印象を持った。
・マスコミに対して日常的に自分たちが抱いている意見や感想をそのままテーマとして取り扱っていて、とても共感をもてました。主義主張も明確でわかりやすかったのですが、もっとそれらの意見を裏づけするような、例えば実際の民主党の業績など、詳しい事実も知りたかったです。
・自分たちの見解を発表出来ていたと思う。他班に批評されても、すぐに自分たちなりに返答していてすばらしいと思った。しかし、レジュメが今一であったと思う。出典を明記していない上、表の文字が小さく、文字が少なすぎる聞き手に優しくない資料であったと思う。これだけ発表が出来るのだから、レジュメにももう少し気を配れると思う。
・「事件の詳細はWEBサイトで発表する」という方法では、比較的インターネットを使い慣れていない高齢者や、金銭的余裕がなくてインターネットを使えない人たちが不便な思いをしかねない
・解決策として「情報発信源から改善していく」とあるが、どのように改善する必要があるのか知りたい

◆ピペット班
・挙げられた問題点に対する解決策は妥当であると思われる。しかし、独自性があまり感じられない気がする。資料を参照して正しいものを発表しようとするのは良いことであるが、それだけでは斬新なものは生まれないのではないであろうか?
・少し内容が少なかった気がしますが、調べる要点はきちんと押さえていると思います。もっと詳しく調べ、そこから班としての詳細な意見をまとめればよいと思います。
・レジュメがわかりやすく、発表が滞りなく出来ていて良かったと思う。(批判されがちな)マスコミのマイナス面だけではなく、プラス面も述べられていたところも良かった。しかし、レジュメに書いてある以上のことを発表で言うことはなかったため発表時間が短すぎたと思う。また、他班に参考文献について聞かれた時に7つほどのサイトで調べたと言っていたが、なぜレジュメの参考文献は1つだけなのだろうか。
・問題も解決策も整理されていて分かりやすい

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<横尾班>

●ピペット班
・マスコミについての内容であるので参考文献にインターネットだけでなく、書籍やテレビ・新聞などの信憑性のある内容も入れるべき。
 →このレジュメの内容ではマスコミ=インターネットになってしまっている。
 →全体的に情報が少なく、内容が浅く表面だけになっている。
 →インターネットは信憑性が低いものが多い。鵜呑みにすることが問題であるとあるが、この発表自体がインターネットを鵜呑みにしているのではないだろうか?
・情報を鵜呑みにしてしまった結果起こった過去の事例が欲しい。
・解決策(1):どのように指導するのかが書かれていないので、これだけでは解決策になっていない。理解のさせ方などについて具体的な方法が知りたい。
・④は使用する教材が新聞やテレビなど、子どもにとって殆ど毎日接するものであり、やりやすい内容になっていて良い。

●アンモニア班
・問題点から考える改善点と、解決策から考える改善点に矛盾がある
 例)「報道は解決したということしか伝えていないが、その過程が知りたい」と問題点では提示しているが
   解決策では「無駄な情報は一切省いた報道が良い」というように言われている
・図1の必要性を感じない
 →文字が潰れている上に、口頭での説明もない。内容を伝える気がないと感じた。
・殺人を重点的に説明しているが、果たして報道にとって殺人は一番取り上げるべき課題であるのか?

・レジュメがとても簡潔に書かれているが、口頭での内容は回りくどく意見が整理されていないため、長く聞こえる上に分かりづらい。

・様々なグラフを利用して、各世代のマスコミの現状を視覚的に分かりやすく伝えようという努力は見られるので、あとはそれを読み手に分かりやすいようにレイアウトしてほしい
・「3.マスコミと子どもたちとの関わり」で「メディアによる操作」を取り上げた事が良かった。
 更に、説明が分かりやすかった。質疑応答の際にも、具体的な例はなかったが問題の投げかけ方が良かった。

<吉岡班>

1.アンモニア班の発表批評
全体として、使用している資料や解説・補足が現状を捉えており、明確で良い。
問題点がわかりづらい。子供たちとの関連について、内容が浅い。
(1) 問題点の明確性
マスコミ(主にテレビ)の現状からの問題点で主張したかったのは、「情報の流れが一方通行」という様に捉えられる。このことについての解決案が望ましいと考える。
(2) 子どもたちとの関係の不明確さ
問題が「情報の流れが一方通行」という事例だと仮定すると、解決策として、情報の受け手の捉え方・考え方としてマスコミとの関わり方について展開した方が広がりがある。



2.ピペット班の発表批評
全体として、子供の学習を念頭に考えて構成してある部分に関しては共感できる。
マスコミの現状からの問題点へのアプローチが甘い。そのことによってマスコミの現状と問題点に関する資料の有用性が見えなくなっている。
(1)問題点の列挙
問題点としてあげる時は、社会的・公共的にどのような問題があり、私たちがどう捉えているかという枠組みが必要だと考える。例えば、「携帯電話は子供たちにとって身近なものとなった」という事実から、「携帯電話によって多くの犯罪や弊害が引き起こる」ことが社会問題としてある。このとき、「マスコミにおける問題点」として取り扱うことができる。さらに、前に述べた「携帯電話は子供たちにとって身近なものとなった事実」と「携帯電話によって多くの犯罪や弊害が引き起こる」を裏付ける資料が必要となる。子供だけでなく、大人である私たちにも同じ考え方ができる。
(2)資料の使用について
(1)で述べたように集める資料は主張によって変化する。また、使い方はあくまで補助であって主張は別なところにあるべきだと考える。より主張・問題点に沿った資料選択が必要だと考える。
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<ロラン班>
・ピペット班
 まずデジメがスッキリとしていて、見やすく良かったと思います。ただ図解が少なかったのでもう少し深く調べて、文字だけではなく図を用いて更に分かりやすく出来たと思います。折角子どもと携帯電話の関係から入っているので、具体的な子どもの携帯所持率の比較などがあったら説得力も増したでしょう。あとは、デジメは文章よりも箇条書きの方が良いと思います。
 全体的に、正直あまり調べなくても分かるような内容だったので、新書などでもう少し深く調べて欲しかったです。
問題点・解決策については、今の社会の情報化を考えれば根本的な解決は難しいので、その上で情報を受け取る側の心得のような感じでまとめてあり良かったです。しかしメディア上の情報が全て間違っている場合もあるので、結局は自分で信じるかどうか考え決めなければいけない、と言う点も詳しく発表したら良かったのでは無い方思います。
質疑応答では、妹さんの話など実体験があり、説得力があってよかったです。
発表お疲れさまでした。
・アンモニア臭班
発表はマスコミ全体的について、しかし分かりやすくまとまっていて良かったと思います。話し方にも私たちに問いかけたり、説得力があり聞いていて面白かったです。図解も適切なもので、発表を更に分かりやすくしていました。
デジメが上手くまとまっていなかったので、その点をもう少し改良出来たらよかったと思います。最初の現状について、図解だけだったので、図解を見て分かる事を箇条書きで出してたりするとよかったと思います。あとは、参考文献が配布されたプリントには載って無かったので、記した方が良いでしょう。
問題点・解決策は「確かに」と思えるもので、深く調べていると思える内容でした。
質疑応答での政治法案のところでは答えられなかったりもしたのですが、これもメディアによる操作である、と言う切り返しで面白かったです。しかし、麻生内閣がした色々な仕事が知りたかったのもあるので、発表の内容に入っているのであれば、もう少し下調べをしておいたのであれば、良かったと思います。
発表お疲れさまでした。

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