2010年5月26日水曜日

第3テーマ(マスコミ)報告批評:理科10班

<アンモニア臭> 自己批評

・質問に的確に応えられなかった、補足的とはいえ調べておくべきだったとは思う(ただし逆転の発想として、それを利用して全体を巻き込んだ形に出来た点は寧ろ良かったのではないか)。
・黒板を折角利用したのでより有効に使えば分かりやすかったと思われる。
・レジュメが有効ではなかった。 乱雑だし内容も良くない。(プリントアウト出来なかった点を含めても粗雑だった)
・前もってパワーポイントの資料も用意して発表すればより分かりやすくなったと思う。
・説明がテキストのベタ読みだった部分が多かった。 読むことは悪くないが、分かりやすい説明を適宜加えつつ発言すれば良かったのではないか。
・学習指導要領に一切触れていなかった。 レジュメに詳細に載せる必要はないが、メディアはどの学年のどの分野で扱うかぐらいは示しておくと良かったのではないか。
・もう少し分かりやすくて身近な具体例をつかって発表すればより分かりやすくなったのではないか。
・全員がしっかりと発表・レジュメ作成に関われた点は評価できるのではないか。 他班では特定の人物のみが発表していることもしばしばあったので、それを踏まえつつ発表を行った結果だと思われる。
・今回、私たちの班が発表した内容は、現代社会のマスコミについてのごく一部である。そのため、いい点もあれば悪い点も存在している、表裏一体の関係であるので、賛否両論すべての意見を真摯に受け止めることが、重要になってくる。
・時事問題にも多少とはいえ、触れているという点は良かったと思う。そこから見えてくるマスコミの問題点なども聞き手・話し手ともに感じることができたのではないか。
・アドリブを織り交ぜていくのはよかったが、少々要領を得ていなかった。もっとコンパクトに明瞭に事物を伝達できるような発表・アドリブができるよう心がけることが望ましいのではないか。

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<ガスバーナー班>

最初にピペット班の発表の批評をします。
ピペット班の発表は、他者に投げかける形のプレゼンをしており、聞いていて普通の高校の授業を聞いているようだった。また自分自身もプレゼンについて考えることができた。子供たちと、インターネットとの関わりが見えてきて、どのような関わりあいがあるのか、提示することができていた。また、そこにある問題点を発見することができていた。そして、その問題点の解決策を提示することができていた。これら点を踏まえて基本的に、よいプレゼンだったと言えるだろう。
 ピペット班のさらに良かった点は、問題を提示するときにわかりやすい例を出していたことだ。こうすることによって、みんなの共感を呼ぶことができていた。
 ピペット班の改善点は、事前に配るプリントである。発表する以上、完璧にプリントまで仕上げてほしいと思う。そうしなければ、発表内容の信頼性が薄れてしまうからである。
 次に、アンモニア臭班の発表の批評をします。
 アンモニア臭班の発表は、ピペット班の発表に比べて準備不足の印象を受けた。その理由の一つとして発表が、視聴者に届いていないことがあげられる。これは、下調べにかけたことにより得られた自信や、自分が視聴者に対して、どの程度真剣に自分の意見を伝えようとしたかによる。また、内容についても、一般的な理論を述べているだけであり、自分の意見を含めた独自の意見をきくことはできなかった。そして、解決策についても、明確な解決策は、示されてはいなく抽象的な表現が多かった。
 次に良い点をあげる。一つは発表内容に、一貫性がみられたことである。こうすることによって話を視聴者に分かりやすく伝えることができる。二つ目は、段階を踏まえての発表ができていたことだ。問題点を提示してから解決策を提示するなど、わかりやすい発表の構成だった。
 以上のことを踏まえて、アンモニア臭班は、まずもう少ししっかりと下調べをしてほしいということが第一にあげられる。
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<T2ファージ>

〈アンモニア臭〉

マスコミにおける現状がとてもわかりやすく説明されていてよかった。しかし資料の左側の図の文字が小さくて横軸が何の値であるのかが良く読み取れない。スペースの関係もあるかもしれないがある程度の大きさがあった方が良いのではないだろうか。言葉だけで普及率の変遷を述べるのは難しいと思うから、視覚的にも訴えられるようにする必要があるはずだ。
あと、事件の報道を極力最小限に抑えるところの質問の答えの話がいろいろな話題に飛んでいたので何を言いたかったのかとてもわかりづらかった解決策はアンモニア臭班の方たちがせっかく考えたものであり報道によって事件の情報を知りすぎてしまう現状を改善することができるかもしれないので質問に対しても簡潔に分かりやすくまとめてほしかった。マスコミについて詳しいことを知らない人に対して説明するならなおさらである。
発表を全体的に見て具体例も挙げていてまとまりの良いプレゼンだった。先生と連絡がうまくいかなかったとあったが、うまく資料が作れたらさらに良いプレゼンになると思う。

〈ピペット〉
小学校指導要領でマスコミについて学習する学年が示されていて良いと思う。しかし、マスコミについてであるのに、子どもたちに有害サイトにアクセスすることでさらされるかもしれない問題を指導するのは少し趣旨が違うような気がする。質問にもあったように図がいつの年のものだか分らないので参考資料としては不十分である。2の取り上げる対象の全体像の中に急速な情報化社会になっているとあるが図1と対照することのできる図を加えたり、利用者が○○だけ増えています、ということを指し示すグラフや図を加えたりするとより説得力のあるものが出来るのではないか。参考文献が一つしか載せていないが、沢山の情報を集めたのか疑問に思う。インターネットが誰でも気軽に使え誰でも情報を発信できるためピペット班
が発表しているように信憑性があるのか正しいことを述べているのかを確かめたということを載せてほしい。全体的に見て内容をさらに深めることができると思う。問題点と解決点を挙げているのだから子どもたちとの関わりとつなげられたら良いのではないか。
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<ニュートン>

アンモニア臭
レジュメに書いてあること以外にもたくさんいいことを言っていたので、それが書いてある改訂版のレジュメではなかったのが残念。今回のレジュメでは情報が少し少ないと思う。
話の途中で、殺人事件の件数が年々増えていることなど、マスコミなどとは関係ないのではないかという話があったので、そこは削っても良かったと思う。
あくまで我々の意見であるが、報道を抑えるという解決策ではなく、もっとその報道する事件について、その解決策や真実を伝えさせるようにしたほうがよいのでは。確かに残酷な殺人などの報道は子どもに悪影響を与えるかもしれないが、そのようなものに対しても知っておかなければ命の重みや殺人に対する恐怖を身近に感じることができなくなってしまい、ゲームやマンガ等で人を傷つけるようなものを見ていると、命を軽く見るようになってしまう危険性があると思う。
具体的な数値が記してある表が多くあった。
マスコミに対しての要望が多くあり、私たちはどうすればよいのかということがあまり分からなかった。
質問に対して具体的な事例を踏まえながら丁寧に自分たちの意見を述べておりとても良かった。
ピペット班
多くのサイトを見てそこから正しい情報を検討し読み取るべきといっているが、このレジュメの参考文献のところを見てみると引用したサイトがひとつしかないように見えるのでそこが残念。
具体的な情報があまりなかった。
ただマスコミについて調べただけではなく、子どもたちの生活との関わりについても考えて記してありよかった。
携帯電話は確かに有害サイトを利用してしまい、危険にさらされる危険性が多くなってしまうが、同時に子どもと親が瞬時に連絡をとれ安全を確認できるという、子どもたちの安全を守ることにも大いに役に立つ。なので、携帯電話を持たせないというのは無理であると思うが、レジュメに記してあるように子どもたちに有害サイトの危険性を伝えてもあまり効果はないと思う。そこで子どもではなく親に有害サイトの危険性を伝え、携帯電話を買ってもフィルタリングサービスを利用するようにする等伝えていくのが良いと思う。
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<ピペット班>

<アンモニア臭班の発表に対する批評>
今回のマスコミについての発表では、かなり詳しく調べられていた。構成や補足説明、具体例もしかっりしていたように思われる。プリントに資料がすべて載っていなかったなどの不備があり、残念だったがプリントに載っていた図やグラフがわかりやすかったので良かったと思う。また、発表の時に事実にもとづいて、今あることを題材にして発表していたことが良かった。自分達が発表することに対してしっかり調べてあることがわかった。ただ、発表中に挙げていた問題についての具体例を質問された時に答えられなかったのは、残念だったと思う。発表する時にただ資料を読み上げるだけではなく、声に抑揚があって聞き取りやすかった。しかし、口頭での説明が多く、プリントから離れてしまった部分もあったため、理解しにくくなってしまった部分もあったと思う。

<自己批評>
私達の発表の反省点は、まず「何を調べればよいのか」というのをしっかり理解していなかったことが一番大きい反省点だと思う。発表の趣旨が理解できていなかったため、マスコミを学習するための入門のような形のあっさりした発表になってしまったと思われる。また、資料の出典先やデータがいつのものかの記載漏れや、説明に資料を使ったのかという疑問を質問されてしまった。発表にうまくこの資料を活かせていなかったことも反省点の一つであると思う。発表後の質問の時間にたくさん質問されたが、質問に対する返答が曖昧だったり、考え込んでしまったりしてまったので、自分たちで調べた内容なのにしっかり理解できていないまま発表していたことがわかった。自己評価は、調査不足だったととても感じた。インターネ
ットを頼りすぎ、周りの問題について考えていなかったと思う。子どもたちの身近な問題を考えて今度はレポートを作成したいと思った。問題点と解決策については具体的に考えたので良かったと思う。そこから話を広げていけたらもっと良かったと思った。
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<ピンセット>

 初めに、アンモニア臭班の批評をする。
内容についてであるが、主に、‘メディア操作’に触れ、メディア操作と子どもの模倣犯罪の関連性について述べていた。それについての班の考え、「ある情報について、それに興味のない人に、それ以上の詳細を伝えない。そのようなプロテクトをする。」という旨であったが、実にユニークであったと感じる。あるニュース番組の事件の報道で、「以前ニュースで耳にした犯罪を真似した」という犯人のコメントを耳にしたことがある。まさに模倣犯罪であった。しかし、‘プロテクト’によって本当に模倣犯罪は防ぐことができるのか。
‘なぜ、ニュース番組で犯罪を伝える必要があるのか’という疑問があるとき、多くの人はどのように答えるだろうか。私たちの班は、‘視聴者に、伝えられたニュースから何かを感じてほしい’というメッセージがあるのだと考える。そのメッセージの一つとして、人の命を簡単に奪うものではないという教訓も挙げられるのではないだろうか。‘プロテクト’はそのようなメッセージまでも奪う結果になるだろう。
また、テレビ、インターネットでの情報だけが模倣犯罪に結びつくわけではない。刑事ドラマや漫画の殺人のシーンもその原因として挙げられる。
結局、犯罪を防ぐためには、子ども一人一人のモラルの向上を目指すほか無い。したがって、私たちの班は、‘プロテクト’にはメリットが少ないと考える。
発表のやり方については、参考にすべき点がいくつかあった。それは、資料やメモに捉われない(読むだけではない)、聞き手を引きつけるものであったこと、そして質問の答えである。自らも麻生元総理の政策は知らないとした上で、それこそが‘メディア操作’、いくつかある政策を伝えていないということであり、それが麻生元総理への批判や内閣支持率低下に繋がった、という答えであった。予想もしない質問でこのように答えたことと、その説得力は本当に素晴らしかった。参考しようにも出来ないと感じた。
次にピペット班であるが、アンモニア臭班とは異なり、子どもへの指導法に触れていたことは良かった。以上。 
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<プリズム>

アンモニア臭に対する批評
マスコミについての発表であったが、内容に関しては良いと思った。レジュメにある「政治や情報などはマスコミによる影響を免れることはできない」というのがあるが、これにはかなり共感できた。前回の衆議院選挙での政権交代は、ほぼマスコミによる自民党への悪い印象を持たせることにつながる報道のせいであると言えるだろう。解決策についても具体例がありわかりやすかった。しかし僕たちの班では、ろくに考えも持たずにただ単にマスコミの言っていることを鵜呑みにしている受け手側も悪いのではないか、という意見が出た。マスコミの言っていることはあくまでも1つの意見であって表面的な情報でしかないことを考えるべきではないだろうか。また、自分の意見を持ち、それとマスコミの言っていることとを比較するこ
とが必要なのではないだろうか。発表の仕方はそれぞれ落ち着いておりよかった。質問に対しても冷静に対応しており、納得できた。

ピペットに対する批評
携帯や理科ネットワークなどの、最近の小学生であれば触れる機会のある「情報を得る媒体」についてあげており、小学生相手であっても通用する内容であったと思う。しかし解決策に具体性が少なかった印象を持った。レジュメに「子どもたちに、有害サイトにアクセスするとどのような危険が待っているのかを指導する」とあるが、どのように指導するのかも書くと具体性が出ると思う。また発表でレジュメの右にある図に触れていなかった。発表時間は短く端的でよかったが、図の説明やそれについて触れて具体性を深めるともっと良かったと思う。
マスコミと言うとニュースや新聞などの小学生には難しい内容だとおもうが、上手くつなげていたと思う。

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<ボルボックス>

 第一に、ピペット班についての報告をまとめる。
 まず、「取り上げる全体像」について、情報化社会における携帯電話やインターネットの光と影(長所と短所)について偏りなく言及されている点については評価できると思う。
 次に、情報の海に投げ出されている現代の子供たちと情報とのあり方について指摘した「問題点と解決策」についてだが、「マスコミから流れる情報を、信憑性も確かめもせず鵜呑みにしてしまう」「子どもたちがインターネット上の情報を鵜呑みにしてしまう」から「一つのサイトから得た情報だけでなく、たくさんのサイトから得た情報をまとめさせる」という報告は少し首を傾げざるを得ない点があるように思える。
 そもそも人はどうやって信憑性を確かめるのだろうか。これについてピペット班は「解決策」で「インターネットの情報を使って調べ学習をさせる。その時に一つのサイトから得た情報だけでなく、たくさんのサイトから得た情報をまとめさせるようにする」とある。しかし、これでは民放のテレビニュースで行われている、新聞各社の朝刊や夕刊を並べて読み上げているのと何ら変わりはないように思われる。要するに「みんながそう言っているからきっと正しいんだよ」として情報の信憑性を高めるのがいいとしているととられても、先の報告では仕方がないように思われる。
 信憑性を確かめるには現場検証以外にはあり得ない。教師は「新聞の記事を並べて読む報道番組は実証検分を自分たちでやったかどうかもあきらかにしないでテレビの前の君たちにいろんなことを伝えているから本当かなって疑ってみないとだめだよ」とまず子供たちに伝え、教えた上で今ある情報に対し、「本当にこんなことが起きているのかな?本当だとしたらどうしてこんなことが起きたのかな」「立場が違うと同じ事件でも伝え方が違うね。じゃあどっちを信じたらいいのかな」と考えさせるようにしたらいいと私は思う。そしてもしピペット班がこういう内容のことを「解決策」で伝えようとしているのなら、そのことを文書に打ち出してほしかったとも思う。
 第二に、アンモニア臭班についての報告をまとめる。
 「解決策」を考える上で情報の発信源から対応策を講じていく必要があるとしたのは現実的であり、評価したいと思う。
 他の点について、細かいことを指摘すると、「問題点」として「マスコミは事件や情報を世間一般に知らせる、見せつけるだけに留まっている」という指摘は間違いである。嘘だと思うのなら新聞の社説を読むことを勧めたい(新聞も立派なマスコミである)。社説というのは、新聞各社が現地取材を重ねて手に入れた情報をもとに事件の背景を可能な限り客観的に考え、今後このようなことが起きないよう政治や国民がどう行動していけばよいのかについての意見を載せたものである。「見せつけるだけに留まって」いないはずである。
 最後にもう一つ。麻生内閣で成立した法案の詳細についての質問が出たとき報告者の一人が「逆にみなさんに質問したいのですが、テレビで報道されていない法案について何か一つでも知っている人はいますか」と発問したが、そもそも麻生内閣で成立した法案のうち、NHKを含めテレビで報道されていない法案があったのかどうか、逆に質問をした報告者は調べた上で知っていたのか。もし知らないであのような質問をしたのならそれは「マスコミの悪い例」以前の問題で、無責任な発問だと言わざるを得ないと思う。
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<ミカヅキモ>

アンモニア臭
・黒板を用いていて、考え方は良いと思った
・プリントの図やグラフが見づらいので工夫すると良いと思う
・プリントに参考文献を載せるべきだと思う
・3.の発表者は、はきはきとした口調で聞き取りやすかったし、良いと思う
・現状にマスコミ、メディアの良い点も入れると良いと思う
・質問への対応で、調査が足りていないところがあったので、もっとよく調べると良いと思う
・子供たちとの関わりで、子供たちはどのような作業し、考えると良いかなども取り入れるとより良いと考える
・マスコミはニュースだけではないと思うし、ドラマやバラエティ番組からの影響も大きいと考える
・例が挙げられないのに麻生内閣はいいことをしたと言っていたので矛盾に思った
・根拠の無いことを言う事こそがメディアによる操作なのでは?批判している事と同じことをやっているように感じた
・具体例が挙げられていていいと思った
・もう少し資料がしっかりできていた方がよかった



ピペット
・プリントの文章が長すぎるので、箇条書きにすると良いと思う
・有害サイトのアクセスによる危険に対する指導の具体的な方法を述べたり、記述したりすべきだと思う
・解決策について、得た情報を受けてどう思うかも重要だが、問題の解決策としては正しくないと考える。他の様々な情報もあることを知らせたうえでの対応が必要だと思う
・「たくさんのサイト」には信ぴょう性のないものもあるので、逆に危険ではないか
・参考文献の名前(タイトル)もプリントに明記すべきだと思う
・「携帯電話で何ができるかを考える」とあったが、危険性も一緒に考えるべきだと思う
・マスコミはニュースだけではないと思うし、ドラマやバラエティ番組からの影響も大きいと考える
・質問でも挙げられていたが、ただ単にたくさんのサイトから情報を見ればいいというわけではないと思った
・もう少し内容があった方がよい
・子供たちの生活に関わりのある事柄を題材として取り上げるのは大事だと思った
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<ミジンコ班>

アンモニア臭班の発表ではマスメディアが持つ様々な良い点悪い点が良く考察されていた。「政府の悪いところばかり報道されているが、しっかり仕事もしている。」というような具体例を挙げることも良かったと思う。「政府が行ったマスコミが報道していない仕事を挙げられるか」と問われたとき、そういえば知らないと気付かされマスコミの影響力の大きさに驚かされた。発表をする際にこのような問いかけはとても効果的であると思う。配られた資料を見たときは手を抜いているように思えたが、資料の不足を補えるような発表のスキルであったと思う。改善点を挙げるとすれば、解決策を導くにあたっては考え方が短絡的であったと思う。「事件の報道を極力最小限に抑える、詳細な情報は報じないようにする」という解決策は、いわゆる情報操作にあたらないだろうか。「最小限」の基準はどこにあるのだろうか。もしこの基準が曖昧なものであるのならばこの解決策は非常に無責任なものであると言わざるを得ない。現代の様々な情報が溢れている情報化社会において、根本的な解決をするためには、まず発信源であるマスコミが報道の在り方を変えていくべきだ、と考えたことは間違っていないと思う。しかしここまであらゆる情報が散在している社会において、まず必要なものは受け取る側が必要な情報を取捨選択できる能力を養うことではないだろうか。海外では小学校の授業の中で「情報」という科目がある。日本の小学校教育の中では「社会科」という科目がこれを補っているが、扱っている量はあまり多いとは言えない。このような点も踏まえて発表にあたると良かったと思う。
ピペット班では、インターネットや携帯電話を中心に取り上げていたが、それらと子どもたちの生活との関わりについて良く考えられていたと思う。しかし、図と発表内容が少し噛み合っていなかったように感じたので、もう少し効果的な図にするか関係性を説明すると良かったと思う。

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