2010年5月6日木曜日

第1ステージ・第1テーマ<ごみ問題>報告 T2ファージ&ペクチン


T2ファージ
<学習指導要領では…>
第3学年及び第4学年の内容にゴミ問題についての記載が見受けられる。その取り扱いとして「廃棄物の処理については、ゴミ、下水のいずれかを選択して取り上げ、その際、廃棄物を資源として活用していることについても扱うようにする」と記載されている。

<現状>
日本全体のごみ排出量(2004年度)…5059万トン  ←世界第2位(1位はアメリカ)



<わたしたちの生活とゴミ問題との関連>
問題…決められた回収日を守らない
      ダイオキシンの発生

解決策…ゴミの分別
買い物袋の持参
       個装の少ない商品の購入
       缶・ペットボトルをつぶして捨てる

<リサイクル>
   リサイクル量(2010年度)…約1760万トン   ←排出量の約3割
種類…ペットボトル・アルミ缶・スチール缶・牛乳パック・トレイ・段ボールetc
   3R…リデュース・リユース・リサイクル
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                    10/5/6 ペクチン班

取り上げる対象の全体像(問題含む)

・人間が生活するのに必ず,食べ物なり着るものなり,その他生活に欠かせない道具なり何かしらモノを使用する。そしてモノは永久ではなくいつかはさびれてしまう。使うことのできない,用途のないものを我々は「ゴミ」と呼ぶ。

・ここ100年で,科学技術力が上がり様々な製品を作ることができるようになった。また人口も格段に増え,大量生産,大量消費,大量廃棄が当たり前になった。

   ・すると,大まかに3つの問題

①製品の原料が足りなくなる。枯渇。

  ②大量の一般,産業廃棄物ゆえにくる,処分,処理費の増加

  →不法投棄, ゴミの不適切処理 (有害物質の流出)

  →環境破壊、公害問題 ex豊島問題,フロン処理,干潟喪失)

  →からくる新処分所建設の反対運動(→)、

③ゴミを処理するが場所が少なくなることゆえの、ゴミ処理場のキャパシティー越え、新たな処分場の用地確保の難化が  発生している。

   ・これらの問題の対策として,

      Ⅰ;市町村による(資源)ゴミの分別収集,集団回収

      Ⅱ;法律の制定

●各種リサイクル法の制定→処理責任者の明確化・分担 

(製品(ゴミ)の所有者・関連事業者・製品メーカーが決められた役割と順序で適正に処理し,再利用し,トータルでのゴミを減らす目的で作られた。)

          EX)容器包装リサイクル法】

消費者;廃棄物を抑制し,分別収集,排出に協力する。

市町村;分別収集,保管する。必要に応じ,選別,圧縮,梱包してリサイクルしやすい状態にする。

           事業者;事業において容器包装の排出抑制を行うとともに,市町村が分別収集した容器包装廃棄物を自ら,または国が指定した事業者に委託して再商品化する義務を負う。

  ●循環型社会形成推進基本法

          循環型社会形成を推進していくうえでの基本理念と、政府が循環型社会形成に取り組むプログラムを規定した法律

・物質循環の確保、天然資源消費抑制、環境負荷低減

・拡大生産者責任…資源調達、製品化からの使用、廃棄までに関わるリサイクルや処理に対し、生産者が責任を負う。→家電,自動車リサイクル法など

            ・処分の優先順位;「発生抑制」「再使用」「再生利用」「熱回収」「適正処分」

      Ⅲ;自治体,民間市民団体のリサイクル,ゴミゼロ運動等の促進(→モラルの向上)

          エコマーク、グリーンマークの認定  フリマ  グリーンコンシューマー10原則

            世界条約(「持続可能な開発」、バーゼル条約など)

②子供たちとの関わり


小学校中学年といえば,物事を論理的に考えるのではなく,絵や実物を用いた,抽象的,感覚的な想像をするのが常でかつ得意で,時系列的な考えでも「今より前」のことを振り返って考えるよりも,「今より後」のことを想像するほうが興味、関心が高いのではないかと考える。

「ゴミ」に対しても,なぜゴミになったのか(ゴミになる前の過程)よりも,このゴミがどうなるのか(ゴミになった後の処遇)のほうが子供たちにはつかみかかりやすいと考える。

ゴミになった後の処遇かつ,イメージしやすい生活経験との関わりのある事柄の2つの要素から社会科でゴミをテーマにした問題に取り組むのなら、

Ⅰ;身の回りの環境(公園,道路,学校,家)でのゴミが今後何もしなかったらどうなってしまうのか想像してもらう →おそらく,汚い!でこのまま放置ではいけないと考える

Ⅱ;そのゴミをどう扱えばいいのだろうか

  →燃やす? 埋める? 川に流す? 誰も見てないところに持ってく?

Ⅲ;Ⅱの処遇をしたらどうなるか

  →燃やすープラスチックだったら有害物質発生  川流しー川の下の人が迷惑  など

   おそらく大多数が問題になるのでは?

   自分自身に置き換えて考える。

Ⅳ;→ゴミを出さないのが一番ではないか →リサイクルだとゴミが出ない

Ⅴ;身の回りでリサイクルしていないかどうか →分別回収、3R、エコバック

  そこから発展へ  というような展開ですすめたいと思う。

参考図書;名取先生のおもしろゴミ授業 名取弘文 ポプラ社 1992,9

ゴミくん、こんにちは! 石沢清史 偕成社 1985,6

早わかり!ゴミ処理のしくみ 平岡正勝 集英社 1997,9

ゴミとリサイクル2005 千葉県環境研究センター 平成17,3

参考;家庭経営学Ⅰ資料プリント+ノート

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<ミワより:追加指示>

報告は、20〜25分。そこで用いる印刷物用の電子ファイルを、その週の火曜16時までにEメールで僕に送ること。A4版2枚まで(これを87%縮小してB4版1枚に印刷します)。印刷は受講者数分を僕が印刷します。印刷はカラーで行ないません。ファイルの送付が間に合わなかった場合は、各班の責任で95部を印刷し授業開始までに届けること。

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