第3ステージ 〈スーパー・コンビニ〉 フライパン班
1) 取り上げる社会事象と子どもたちとの関係
・スーパーには親についていくことは多いが、自発的に行くことや、スーパーにおける流通の諸問題については詳しく知らない。
・生産・販売・消費・廃棄はそれぞれについては浅く知っているが流れとしてとらえていない。
・家でのごみが多いことは知っている。
・消味期限・消費期限は知っているが、その後どうなるかは知らないと考えられる。
・外国に頼った大量生産の現状、それに影響された国産農業の現状を知らないと考えられる。
2)導入授業の展開例
第1・2時間目 | 第3時間目 | |||||||
◆スーパーについて知っていることをあげる。 写真を見せてからクイズ ・キャベツをつぶす写真→大量生産 ・個包装パック写真 →大量消費 ・コンビニ弁当を 捨てている写真 →大量廃棄 問題を知る・共有する | ◆サイクルを知る。 写真を対応させる。 問題が共有していることを知る |
3)小単元全体の授業構想案
| 学習内容 | 学習活動 | 評価の観点 | 教師の留意点 |
導入③ | 1・2. スーパーってどんなところ? | 写真を見せてからクイズの形式 | ○写真から問題を読み取り、共有ことができるか。 | ●児童の身近にあるものの写真を提供する。 |
3.ものの流れを知ろう! | 1・2時間目で見せた写真を、生産・販売・消費・販売にそれぞれ対応させる。 | ○問題が連立していることに気づくことができるか。 | ●初めて聞く用語があり、理解しにくい生徒もいるため身近な例を使って進める。 | |
展開③ | 4・5.問題を解決するにはどうしたらいいかな? | グループで問題を解決するためにはどうするべきかを話し合う。 | ○積極的に話し合いに参加しているか。 ○児童自身ができる取り組みを見つけることができたか。 | ●無理のない解決手段であるかを促す。 |
6.スーパーに行こう! | スーパーを訪問する。 | ○グループごとに適切な質問ができているか。 | ●グループ活動を中心とさせる。 ●生徒の様子に注意して、失礼のないようにする。 | |
まとめ② | 7.まとめよう! | グループごと実際にスーパーへ行って発見したこと等をまとめる。 | ○積極的に話し合いに参加しているか。 ○ | ●グループ活動を中心とさせる。 |
8.発表しよう! | ほかの班と意見を共有する。 | ○ほかの班の発表をしっかり聞けているか。 ○新しい気付きができているか。 | ●各グループの意見をしっかり評価する。 |
4)導入を通した内容的問い
1・2時限では問題の共有
・この写真のような現状問題がなぜいつも利用しているスーパーに関係しているのだろう
・自分に直接何が関係しているのだろう
3時限では問題が連立していることを知る
・スーパーの過程は今までしらなかった面がたくさんありそうだ。裏側を知りたい。
・過程のそれぞれの場所でいろんな問題が起こっているようだ。自分にはなにができるのだろうか。
5)学校クラスならではの学習活動及び教員の発問について
・展開でグループ活動を入れる
知っていることを挙げるときにまず班員と共有する。
「この写真、何をしているところ?」
「スーパーであまったものはどうなるのかな?」
「この野菜はどこでできたの?スーパーでつくられたのかな?」
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