2011年7月6日水曜日

7月7日の予定


7月7日に予定している、「スーパー/コンビニ問題」及び「ゴミ問題」の小単元構想について、班報告は、

「スーパー/コンビニ問題」が、再履修3班、片栗粉班、ロココ班から、

「ゴミ問題」が、ハーバー班、ソーダ班、写実派班と肉じゃが班から提出されました。

後者については再履修2班からの報告は提出されていません。

当日は、前者について再履修3班報告を、後者についてはハーバー班とソーダ班の

報告を検討対象とします。その他の班報告も、比較対照として以下に載せます:

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スーパー・コンビニ問題小単元構想

再履修3グループ

<目標>

コンビニの特性や地域における役割を知り、その背景にある廃棄問題や電力問題に気づき、問題解決について考える

1.小売店の調査(1~2時限)

(活動内容)

・地域のお店の地図作り。子どもに発表させ、どこにどんな店があるかを地図に書き込んでいく。(第1時限)

・親からそれぞれの店舗の利用頻度や購入するものなどの調査(第2時限)

2.コンビニへの関心を高める(3~5時限)

(活動内容)

・スーパーマーケット、個人商店などそれぞれの小売店の特徴について考える。(第3~4時限)

・コンビニの利用頻度の高さに気づく(第5時限)

3.コンビニの特性(消費者視点)について考える(6~7時限)

(活動内容)

・コンビニを利用する上でのメリット、デメリットについて考え、メリットとされる事柄についても様々な問題を含んでいることに気づかせる。(第6~7時限)

☆メリット☆

   24時間営業

   多種多様な品揃え

☆デメリット☆

   値下げしない

4.廃棄問題とコンビニの関連性について学ぶ(8~10時限)

(活動内容)

・廃棄問題とは何か(第8時限)

  廃棄問題についての知識を得させる。

  自宅におけるゴミなどとの関連付けをするのもよい。

・コンビニと廃棄問題(第9~10時限)

  前の時限にやった廃棄問題とコンビニをつなげていく。

  コンビニでの廃棄がどれほどの量なのかということを具体的な分かりやすい数値で示す。

  改善策をグループごとに話し合って発表する。

5.電力問題とコンビニの関連性について学ぶ(11~13時限)

(活動内容)

・電力問題の具体化(第10時限)

  今年に起きた、地震・津波による原子力発電所が使えなくなるという事態からの電力不足など、具体例から電力問題を明らかにしていく。

  環境問題についても関心を向ける

・コンビニと電力問題(第11~12時限)

  コンビニがどれくらいの電力を使っているのかを、まず生徒たちから、意見を出させる。(どんなところに電気を使っているかということ、など)

6.関心の拡張

コンビニ以外の小売店(スーパー、個人商店)ではどのような問題を持っているかを考える。

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                                ロココ班

<目標>

スーパーとコンビニの価格の違いに気付き、その意味を調べる事によって、スーパーとコンビニの流通の違いに関心をもつようになる。

1. スーパーとコンビニの価格の違いについて

「レシートを見比べてみよう」(1~3時限)

教材:家庭のレシート(スーパーとコンビニ2種類)

活動:家のレシートを持ってきて、比べてみる

討論:なぜ、スーパーとコンビニで値段が違うのだろう?

調査観察:家で一番何を買っているか?

レシートの見比べ、親、大人からの聞き取り

検討:家庭で一番買われているものの値段は、スーパーとコンビニで比べてみるとどうだろう?

2. 流通の仕組みについて知る

1)商品はどこから来る?(第4時限)

小売店・農家・工場など

<スーパーとコンビニの流通の順番>

教材:農家・工場・小売店・店などの写真

   流通の経路がすぐに分かる表

検討:家に届くまでにどれくらいの店を通るのか?

2)店舗ごとにある商品とない商品の比較・価格の違い(第56時限)

<スーパー・コンビニの商品>(第5時限)

教材:発注の仕組みが分かる図

活動:コンビニ班、スーパー班に分かれて、ある商品とない商品の違いを家庭から聞き込み調査してきたものの発表

討論:地域によって売れる商品と売れない商品がある。スーパーは売れ残ったものが安くなる。コンビニにこの割引はない。

<価格の違い>(第6時限)

教材:スーパー・コンビニの価格設定の図・需要と供給の分かり易い図

活動:討論から、需要と供給の話に進める

討論:安定して売れる商品はスーパー・コンビニともに同じような値段。ただし、スーパーには割引があるが、コンビには割引がないぶん、売れ残りが多い。など

3. 売れ残った商品の廃棄について

<スーパー・コンビニの廃棄量>(第78時限)

教材:スーパー・コンビニの廃棄量の違いがわかる図

活動:スーパー・コンビニの廃棄商品についての討論

討論:どのような商品が多く廃棄されてしまうか。廃棄されたものはどこに行くのか。

4. まとめ (第910時限)

1)得られた新しい知見・認識の確認

2)さらに調べたい事への関心の拡張

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片栗粉班

<目標>

地域の生産・販売について知り、それらの流通経路の違いについてわかる

1. 生産・販売による販売価格の違いに対する関心の立ち上げ

「スーパーとコンビニはどう違うかな?」 (12時限)

教材:スーパーとコンビニで買った牛乳パックと値段を書いた資料

活動:スーパーとコンビニの資料を見て、その両者間の違いを見る

討論:どう違うのか、どうして値段が違うのか?

   自分だったらどちらで買うか?

調査観察:スーパーとコンビニの資料を見て、何が違うのか?

何が違うのか、どうして違うのか考察して発表する

*宿題として、家族と買い物に行って、いろいろな種類・品物がある中で、どうしてそれを買うにか、何を基準に決めているのかをインタビューしてくる(ワークシート配布)

2. 様々な流通経路を知る

1) 「流通って?」(3時限)

教材:牛乳が食卓に並ぶまでの経路を示した資料

活動:資料を活用して流通とはどういうものか知る

2) 「スーパーとコンビニ、それぞれの流通」(46時限)

教材:スーパーとコンビニの流通経路を示した図

   プライベートブランドに関する資料

   スーパーとコンビニの流通経路でのコストの違いを示した資料

活動:3時限目にやった流通と比較

   そこから、プライベートブランドの存在を知り、その利点を知る

検討:スーパーとコンビニの流通経路の違いによって、どのくらいコストが変わってくるのか?

3) 「トレースアビリティとは?」(78時限)

教材:トレースアビリティについての資料

   食品の賞味期限偽造についての新聞記事

活動:トレースアビリティの仕組みについて知る

   食品の安全性について考える

討論:食品の賞味期限偽造事件の新聞記事を見て、トレースアビリティの必要性について話し合う

3. まとめと今後の課題

1) 「まとめ」

・得た新しい知識と見解の確認

・日常生活における関連性の確認

2) 「今後の課題」

・主にトレースアビリティについて挙げ、食品の安全性について考えさせる

・また、食品だけでなく医療分野などの面からも注目されていることを知る

ICチップなどの最新技術が取り入れられていることを知る

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レベル1班

<目標>

販売の工夫を調べたり知ったりすることを通して,自分たちの消費生活を見つめ直したり、それらに関心を持つようになる

1.生活における水の必要性に対する関心の立ち上げ

「買い物について調べてみよう」(第1、2時限)

教材:レシートなど買い物の履歴

活動:家族の買い物履歴に関する調査

調査観察: おうちの人はどんなところで買い物しているか。

討論: お店(スーパー)はお客さんに来てもらうためにどのような工夫をしているか。

検討: どうしてそのお店でそのものを買ったのか。

2.スーパーの見学を通して、その工夫を知る

1)スーパーを見学しに行こう(第3限に計画、第4,5時限に見学)

<スーパーを見学しに行こう>

教材:スーパーとそこで働いている人

活動:

・見学の計画を立てる(疑問点・予想)

→お客さんの分布、仕事場(扉裏側)の様子、店長へのインタビュー内容

・スーパーの人はどのように働いているか調べてメモにとる

・自分も頼まれたおつかいをこなす。 → 消費者の立場に立ってみる

2)スーパーの人はどんな工夫をしていただろうか(第6時限)

<スーパーの構造理解>

活動:メモなどをまとめて、スーパーの営業構造を簡単に理解する

<スーパーの工夫>

活動:メモなどをまとめて、スーパーの人がお客さんに来てもらうために、どんな工夫をしているのか理解する

3.流通の様子を理解する

1)品物はどこから来ているだろうか(第7~8時)

※事前に宿題で産地書かれている商品を3つずつ調べさせる。

教材:産地表示のあるチラシ等

活動:見学メモやチラシ、宿題から発表し合い,模造紙で作った白地図にまとめる。

調査観察:新鮮なまま売るために,どんな工夫をしているのか

討論:品物がつくられてから買われるまで、どんな人たちが関わっているのか。

4.まとめ(第9〜10時限)

1)得られた新しい知見・認識の確認

・ スーパーの工夫

・ 商品の流通経路について

補充:

スーパー以外の小売業について

流通に関する様々な工夫

2)更に調べたいことへの関心の拡張

刺激:同じ品物でも価格が異なるのはなぜか

助言:企業努力による流通コストなどの違い

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小単元「最終処分場問題」 12時間設定

ハーバー班                               

問いの立ち上げ

.いっぱいになったゴミ箱のごみは最終的にどこに行くのか?(1時間)

  ・まずは児童に何も情報を与えずに発言させる

    ごみがいっぱいになってそのままだったら?

→教室にあるゴミ箱がいっぱいになってあふれた時を想像させる

→気持ち悪い、邪魔、汚いetc

  ・じゃあいっぱいになったごみはどうすればいい?

     一杯になったごみ=処理しないと不衛生→清掃センター→焼却処分→最終処分場

 ⅱ.最終処分場とはどんな場所か?(2時間)

   ・本やインターネットを使って最終処分場について調べさせる

最終処分場の規模…面積や立地場所→どのくらいの土地を必要とするのか(学校の隣に施工が予定されたと仮定して授業を行う時に必要)

周辺への影響…臭いの問題や気持ちの問題

最終処分場がたらないという現状…残り何年で限界に達するかなど

問題提起:このような最終処分場問題を解決するにはどうしたらいいだろうか?

(もし身近に最終処分場が建設されるとしたらどうするか)

問いに対する答えを見つける・確かめる

 ⅰ.埋立地・最終処分場が足らないという現状の原因はなにか?(1時間)

・生徒に考えさせる

 人口増加=排出量の増加

→給食の残飯を調べさせてみる…1クラスで何g、1学年、学校単位では?

ごみ埋立地の増加率がごみの排出量に追いつかない←埋立地の規模と排出量に比較

  ※人口が増加したからと言って本当にごみの排出量は単純に増加するのか

 ⅱ.中間処理や処理技術の発達について気付く(3時間)

・人口増加率とゴミの排出率を比較して、必ずしも相関関係がないことに気付かせる

 →では何故、相関関係にないのか

→中間処理や処理技術の発達により埋立地に排出されるゴミの量が減少しているから

・具体的にはどのような中間処理や処理技術があるのか調べさせる

  →本やインターネット

.処理の限界・埋立地が生み出す周辺への影響に気付く(2時間)

・処理方法を調べる中でどんなに処理を加えても最終的には処理しきれない事(=最終的には灰が残ってしまう)がわかる。

→ごみが生み出される限り埋立地はいっぱいになり続ける=埋立地が増え続ける

→埋立地の面積を考えたとき、日本の国土は将来どうなっていくのか?

・埋立地が増え続けると周辺への影響はどうなるか

→①のⅱで調べたことから考える

・いきなり学校の横に最終処分場ができるとしたら?

→規模の大きさを考えると周囲の住民の家を取り壊さなければならない

→土地が半永久的に使えなくなる

.埋立地のキャパシティ・周辺への影響を改善していくにはどうしたら良いか(2時間)

ⅲから考えて、最終処分場をこのままなにもしないで増加させる事は危ういことだと気づいた筈

→打開策を児童に考えさせる

・児童に各班で調べ・話し合いをさせ、各班発表する。

→リサイクル、食べ残しをしない、物を大切に扱う、不要なものを買わないetc

→埋立地を作らない、人のいないところに作るetc

まとめ・次の問いへの繋げ(1時間)

■まとめ

・最終処分場の問題は埋立地の不足と処理してもなくならないごみが原因である

・最終処分場は周囲の環境や住人に影響を与えている

■次の問いへの繋げ

・埋立地のキャパシティ問題対策にリサイクルとあったが、具体的にはどのような事が行われているのだろうか→3Rに関連→3Rで本当に解決できるのか?

・埋立地を人のいないところにつくるとあったが、木々が切り倒されたり、生物圏への影響がでる問題がある→人間と生物の間の物質循環に関連

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写実派班

<目標> 身の回りにあるごみについて関心を持ち、関連する知識を得た上で、問題解決に向けて行動する。

生活の見直しと問題意識の立ち上げ

「身の回りにはどんなごみがあるか?」(第0限から第2限)

教材:教室で一週間処理せずに放置しておいたごみ箱

活動:ごみに関しての既有知識の確認・共有

普段どれだけの量のごみを出しているのかの話し合い。

観察対象:ごみ箱の中のごみの種類・量

ごみ処理についての知識を得る(第3限から第7限)

a. 「どんなごみ処理方法があるか?」(第3限から第5限)

教材:ごみの処理の種類と方法や仕組み

(ごみ収集車、処理場、プラスチック、資源ごみ、リサイクルについて学ぶ)

活動:板書や教師の話をノートにとる

検討:ごみはどのように処理されているのか

b. 「埋め立て地とは?」埋め立て地についての知識を得る(第6限)

教材:埋め立て地の仕組み、現状

活動:教師の話を聞き、ノートをとる、プリントをみる

討論:ごみを減らすためには

c. 「分別はなぜ必要?」(第7限)

教材:児童が持ち寄ったごみ

活動: 持ち寄られたごみの分別。

討論:分別の必要性・留意点、まだ使えるものは残しておく。

ごみ問題に解決への努力と発表(第8限から第11限)

d. ごみを減らすためにできること(第8限)

教材:図書、インターネット、行政の環境課の人物や処理施設で働く人にインタビュー 

活動:調べ学習

討論:なぜごみが増えるのか

e. ごみ減量への調査・実践(第910限)

活動:調査・実践、グループで発表の準備(模造紙にまとめる)

検討:私たちが出来ることはなにか

4 発表・まとめ感想を書く(第11限から12限)

    教材:グループごとに発表に必要な資料・用具 感想記入用紙

    活動:調査結果の発表・共有 知識の確認

    検討:廃棄物のこれから

    補足:全体発表が終わってからの教師のまとめ 

       地球環境とごみ問題の関わり等

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ソーダ班

a) 問いの立ち上げ(2時間)

1時間目…「ゴミは何処へ行くのだろう」

はじめに、ゴミを捨てずに放っておいたらどのようになるかを考えさせる。ゴミを捨てないと汚くなる、ゴミで埋まるなどの意見を出させて、ゴミを捨てる理由を気付かせる。ここで沢山時間を取る。

次に、児童にゴミを捨てた後、どのようにして消えるのか考えさせる。ゴミ集積所に持っていくまでは答えることができる児童が多いが、その先を知らない児童がほとんどであると考えるので、集積所からどのようにして消えるのかを考えさせ、ゴミ処理の方法について興味を向けさせる。

  2時間目…「学校のゴミは何処へ行くのだろう」

 学校のゴミをどのようにして捨てているか考えさせる。いつも掃除はどのように行っているか、ゴミを何処へ持っていくか、ゴミ袋をいつ集積所に持っていくのかを考えさせる。集積所に持って行ったあとのゴミの行き先を考えさせる。「いつ」ということに注目させ、どうして毎日は持って行ってはいけないのかを考えさせ、家庭ではどのようにしているかを考えさせる。家庭でもゴミを出す日は決まっていることに気付かせ、ゴミというものは家庭でも学校でも繋がりをもち、処理方法も同じではないかという結論に至らせる。

b) 「問い」に対する答えを見つける:確かめる(6時間)

3時間目…「事務の人にゴミは何処に行くのか聞いてみよう」

 実際に聞きこみ調査を行う。事務員にゴミは何処に行くのかを聞き、「○曜日の□時位に車が来て、センターに持って行ってくれる」という内容を教えてもらう。その後教室に戻り、家庭ゴミはどうなっているのかを考えさせ、親に聞いてくるという宿題を出す。学校の集積時間が授業中に見学に行けるような時間であればこの授業をやった週に見学に行く。

4時間目…「家庭で聞いてきたことを発表しよう」

 宿題として家庭で聞いてきたことを発表させる。ゴミ集積所に持って行ったあと、ゴミ収集車がゴミを持って行くということ発表させ、その先についても聞いた児童もいると考えるので、その先についても聞く。ゴミ集積センターの存在を知り、学校のゴミも家庭のゴミも同じセンターで処理されるということを気付かせる。また、その中でどのように処理されるか予想させる。

5時間目…「ビデオを見て処理方法を知ろう」

 ビデオを見て、家庭や学校から出たゴミは焼却処分されるということを知る。予想と比較する。

   他の処理方法もないか考える。牛乳パックやトレイ、ペットボトルや缶などはどのように処理されるか考える。ゴミは分別されるというキーワードを出し、家庭ゴミの燃えるゴミ以外の分別方法を調べてくるのを宿題とする。

6時間目…「分別方法について話し合おう」

 出た意見を班で話し合わせる。クラスで発表させ、燃やせるゴミ以外のゴミはどのように分別されるのか身の周りの考えられるゴミについて分別方法を出させ、出た意見をまとめる。

7時間目…「リサイクルについて考えよう」

燃やせるゴミ以外のゴミを持ってこさせる。ラベルなどに表記されているリサイクルマークについて気づかせる。リサイクルについてどのような方法があるか、班で考える。

8時間目…「リサイクルについて学ぼう」

 リサイクルとはどのようなものか発表させ、出た意見をまとめる。リサイクルとは、ゴミを新しい製品に生まれ変わらせるものであることを知り、分別はリサイクルするために行うということを伝える。また分別されたゴミがどのような製品に生まれ変わっているのかを教師が紹介する。

c) まとめ&次の問いへの繋げ(2時間)

9時間目…「今までのことをまとめよう」

 前回の授業までに学んだことを復習させる。分別されたゴミはリサイクルされ、他の製品に生まれ変わること、家庭ゴミは焼却されることを思い出させる。焼却された後の灰はどのように処理されるかにまだ触れていないことに気付かせ、どうなるか考えさせる。また、ゴミを焼却させるには通常の火力で全て燃えないということにも気付かせ、ゴミを燃やす時には灰の問題と、エネルギーの問題があることに気付かせる。灰がどうなるかを考える、又は保護者に聞いてくることを宿題とする。

10時間目…「これからのことを考えよう」

 灰がどのように処理されるかについて調べてきたことを発表させる。灰は埋め立てされていることを意見として出させる。このまま埋め立てを続けるとどうなるかを考えさせ、埋立地がなくなることに気付かせる。また、エネルギーも過剰使用についても考えさせ、これからの対策について子どもなりの自由な意見を出させ、これからの課題とする。

肉じゃが班

《目標》

生活から出るごみ処理の仕組みやごみのゆくえについて見学や調査などを通して調べ、人々の健康な生活を維持するためにごみの収集や処理を市では計画的組織的に行っていることをつかむ。

・ごみ処理における問題点についての問題意識をもつとともに、具体的な見学・調査を

通して問題の解決に向けて自分なりの考えをもつ。また、地域社会の一員としてでき

ることをしようとする。

1.ゴミの廃棄について関心を持つ

「学校のゴミを調べる」(1時限)

教材:学校のゴミ

活動:学校ではどのようなゴミが出ているのか

討論:学校内のゴミにはどのようなゴミがあるか気付いた事を話し合う

2.ごみの収集や処理が市で計画的組織的に行われていることをつかむ

(1)「家庭ごみの分別の仕方をインタビュー」(2~3時限)

活動:家庭でのインタビュー

討論:インタビューしてきたことを話し合う

(2)「ゴミ処理場のビデオ教材を見る」(4時限)

教材:ゴミ処理場のビデオ

活動:気付いた事を話し合う

(3)「ゴミ処理場のゴミの行方」(5~8時限)

教材:図書室の本など

活動:調べ活動

討論:調べてまとめ、発表し合う

3.ゴミ処理の仕組みから自分の課題を見つける

「ゴミを減らすために自分ができること」(9~10時限)

活動:話し合い、自分の考えをまとめる

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