2011年7月13日水曜日

7月14日報告(マスメディア問題)


バロック班

<目標>

身の周りにあるメディアの違いや影響力を体験的に理解し、問題を発見して、解決に向けて行動する。

1 問題提起(2時間)

1時間目】「みんなはどこからニュースを知っているのかな」

子どもたちに、どこから普段のニュースを得ているか聞いてみる。うまくいかない場合は、「○○のニュースが最近あったけど、みんなはどこから聞いたかな?」など質問を変えてみる。

 予想される回答:テレビ、ラジオ、新聞、口コミ…

 その回答にそってだいたいのグループに分ける。例:テレビから情報を得ているグループは「テレビ班」など きれいに等分できないと予想されるのである程度融通をきかせて

2 メディア調査

2時間目~9時間目】「どの情報が良いのかな・それぞれの違いや特徴はなんだろう」

グループごとに分かれて、メディアごとに違う情報を学校内に発信させ、後日校内アンケートをとり、どの情報(情報はメディアごとによって違うため、情報の種類によってなんのメディアで伝わったかわかる)が一番校内で伝わっているか調査する。

1.ある程度メディアの特徴の予想をさせる。「どのメディアが一番早く伝えるのかな?」「どれが一番正確だろう?」自由に回答させる。

2.グループごとに分かれて、どの情報を発信させるか考える。なるべくアンケートにしやすいものにする。グループごとに同じ情報が被らないようにする。例:「テレビ班はこんな発表をしたいそうだけど、ラジオ班も同じだから、なるべく別々のものにしよう」

3.発表制作に取り組む。テレビ班なら昼休みに放送するテレビ放送の制作(ビデオカメラ程度のものでよい)、新聞班なら全教室に配布する校内新聞作りをさせる。口コミ班(あれば)は、まだ情報を発信させず、どう発信させるか(何人がかりで行うか、教師主体で行うか、生徒主体で学年を超えて行うかなど)を考えさせる。

4.発表する。なるべくどの発表も最低でも3日間は情報を流すのが望ましい。後日、それぞれの情報が正確に伝わったかテスト形式で判断できるアンケートを校内全体でとる。

5.アンケートの集計結果を、全体のみでなくクラスごとや学年ごと、どの程度まで広まっているか分かるようにグラフなどにして、視覚的に判断しやすくしたものを生徒に見せ、どのメディアが正確か考えさせる。

3 まとめ

10時間目・11時間目】グループごとに、「このメディアはこのような特徴があった」「このメディアの情報の速度はこのくらいだった」などを検討しあい、まとめる。

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再履修Ⅰグループ

3ステージ 小単元「マスメディア」 13時間設定

<目標>

インターネットの特性や役割を知り、情報を利用する上での問題や危険に気付き、それらの回避方法について考えられるようにする。

1.インターネットの情報とは?(1~3時限)

〇活動内容

・インターネットを使用したことがあるか、またその際に何を調べるのかを班ごとに話し合い、発表させ、その回答を板書し、インターネットには様々な利用方法があることに気付かせる。(第1時限)

・インターネットを使って何かを調べるということに着目させ、前回話し合った「インターネットで得た情報」が実際に役に立ったかを考えさせ、インターネットの情報に関することで何か困ったことはないかを班で考え、発表させる。(第2時限)

・前回の発表で、インターネットは便利だが、必ずしも役に立つ、もしくは情報が正しいとは限らないのではないか?という疑問を持たせる。(ex.インターネットで調べたゲームの攻略法の通りにやってもクリアできない、同じ内容でも、サイトによって情報の表現の仕方、もしくは情報の内容自体が違うなど)(第3時限)

2.実際にインターネットを使って、同じ情報でも、表現の仕方や内容が異なることを知る。(4~6時限)

〇活動内容

・インターネットを使って調べてみたい内容を決める。班でどの内容について調べるかを相談して決める。(第4時限)

・実際に班ごとにインターネットを使って調べ、同じ内容でも違う記述がなされることがあることを確かめさせる。(第5・6時限)

3.調べた内容を発表するための準備、発表。(7~10時限目)

・インターネットで調べた、同じ情報でも違う記述がなされていた部分を模造紙にまとめ、発表の準備をする。(第7・8時限目)

・班でまとめた、同じ情報でも違う記述がなされている事例を発表。各班の発表を聞いて、同じ情報でもサイトや会社によって表現の仕方や内容が異なっていることを認識させる。

4.自分が知った情報を鵜呑みにしてはいけないということを知る。(11~13時限目)

・前回までの発表で、同じ情報についての調べていても、違った表現の仕方や内容のものが複数見つかることを確認する。つまり、インターネットの情報は、正しいものばかりではないということを認識させる。(第11時限目)

・インターネットは便利であるが、その情報は必ずしも正しいとは限らないと注意を呼び掛けるポスターづくりを行い、教室に掲示する。(第12~13時限目)

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-マスメディアと情報操作-     チロル班

 <目標>

わたしたちの周りにある情報の性質や利点を理解し、情報に対して関心を持つとともに、その中から正確な情報を選択し、生活に活かすことができるようにする。また、情報を発信、受信する中で危険が伴うということを認識し、普段から意識して情報に向き合う態度を育成する。

a) 問いの立ち上げ(2時間)

1時間目「わたしたちのまわりにはどんな情報があるだろう」

本時ではまず、自分たちが普段どんな手段でどのような情報得ているかを考えさせる。そこでいかに膨大な量の情報があるのかに気付かせ、情報の単元に関心を持たせる。この際、生徒たちの関心のあるものを中心に考えさせることで関心を持たせたい。

例)自分がマスメディアを用いたときの解答

・「AKB48の新曲の情報をニュースで見ました」

・「新聞の天気予報を切り抜いたことがあります」

次に、新聞やテレビなどのマスメディアを挙げさせ、それぞれの情報の特徴について考えさせる。主なマスメディアの名前は大体知っていると思うが、その性質については知らない児童がほとんどであると考えられる。そのため、いきなりニュースの編集手順を説明するのではなく、それぞれのメディアを視覚的に見たときの感想や、どのような時に利用するのかに注意を向けさせる。

2時間目「情報をみつめよう」

本時では、実際に新聞の切り抜きを持ってきてもらう、テレビのニュースをスクリーンで見せるといったことを行う。これによって情報の伝え方の特徴や利点に目を向けさせる。

例)今日のニュースで大きく取れ挙げられていた事件についての解答

・「新聞はいつでも何度でも見ることができるよ」

・「テレビでは映像も見られるから分かりやすいね」

このように実際に比較してみることで、情報源の違いを意識できるようになってくる。家庭でもそれらの比較と同時に家の人との話し合いを促し、次時の導入の際に発表を取り入れたい。

b) 「問い」に対する答えを見つける:確かめる(2時間)

3時間目「ニュースができるまでを理解しよう」

 本時では導入に家庭で気付いたことを発表させ、メディアの特徴を再確認する。その上で、教科書を用いて「ニュースができるまで」についての説明をする。この際、途中にクイズ形式で発表の機会を設け、「次はどうなるのか」と児童が関心を持てるようにしたい。また、現在の小学校社会科の教科書を調べてみたところ、導入として「緊急地震速報」が取り入れられていた。これを「東日本大震災」とうまく関連させながら授業を発展させたい。また、ニュースは編集の段階で偏りが生じてしまうということに気付けるような助言をしたい。(カメラワークなど)これは次回以降「情報の正確さ」を学習する際のヒントである。新聞の方は、教科書に「新聞社の人の話」も載っていたため、取り上げたい。(もし教科書に載っていなければプリントを用意する)

4時間目「情報の正確さについて考えよう」

 本時では、情報の正確性について学ぶ。3時間目に行った「ニュースができるまで」の中で「制作段階で偏りが生じてしまう」と学習したことを振り返らせ、正確かどうかといった観点から情報を比較させる。

例)情報の正確性についての発表

・「ニュースで流れる映像は一部分だけだと思います」

・「新聞の見出しによってニュースの印象が変わります」

その後、世論操作を取り上げ、選挙のときのニュースを思い出させる。「○○氏が優勢でしょう」といった言葉によってどのような印象を受けるかを体験の中から考えさせ、それによって「クラス操作」をすることで世論操作が起こるしくみや実態を理解させたい。

c) まとめと次の問いへの発展(2時間)5時間目「情報についてまとめよう」

 本時では、主にそれぞれのメディアの良いところと悪いところや正確かどうかの判断基準、情報の使い分けについてグループ活動を通して考えさせたい。グループ活動によって他人の意見や考えに触れることで、より多角的な知識を身につけさせたい。また、家庭ごとにマスメディアとのかかわり方は様々であるため、プライバシーに十分配慮しながら意見交換をさせたい。

6時間目「情報を生活に生かそう」

 本時では、マスメディアとのかかわり方を前回の授業を発展させた形で考えたい。具体的には、前回のグループごとに新聞班とニュース班に分け、一つの事象調査・発表させる。その際に、「どんなことに注意したか」も説明させ、クラス全体でマスメディアへの理解を深めたい。これは、情報メディアを主体的に読み解いて必要な情報を引き出し、その真偽を見抜き活用する能力、すなわちメディアリテラシーを身に付けるための作業学習に位置付けられるだろう。

最後に感想の発表をさせ、マスメディアに対する理解ができたかどうかを評価したい。

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きゅびずむ班からは印刷された構想が提出されただけなので、このブログに載せることができません。

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