2010年4月3日土曜日

2010年度 シラバス予告


講義番号:P12031 / Y12031
授業科目名[英語授業科目名]:社会科指導法A [Social Studies Instruction A]
曜日時限: 木3〜4
教室: G209講義
クラス指定:2c(理科、美術、家政)
他との関連(関連科目):社会科概説
履修条件(授業に必要な既修得科目または前提知識):高校「現代社会」、「地理」、「日本史」、「世界史」を既習であること。
未履修の者には、別に課題を課す。また、高校「政治・経済」を履修してあることが望ましい。

テーマ・副題:学校での「社会科」学習を立ち上げるために

授業の教育目的・目標:
小学校での社会科の授業作りの要点を学び、
自ら教材研究をしていける基礎能力を作る。

授業キーワード:第二次社会化と次世代の市民形成、社会問題との出会い、主体的学習活動、討論と集団的学習、経験から

授業の内容:小学校社会科で取上げられる4つの単元領域から、各1つずつの学習テーマを選び、
(1)その対象領域の今日的問題状況を概括的に学ぶことを前提として、
(2)これを社会科学習の小単元として構想すること、
そして(3)導入部分の授業展開を組み立てることに取り組む。

とりあげる小単元としては、
3〜4年生で「地域の人々の生活にとって必要な」として取上げられる廃棄物処理(ゴミ問題)、販売業(スーパー、コンビニ)
5年生で取上げられる「食料生産」または「通信などの産業」、
6年生で取上げられる「戦後我が国は民主的な国家として出発し,国民生活が向上し国際社会の中で重要な役割を果たしてきたこと」(日本現代史)、および「我が国と経済や文化などの面でつながりが深い国の人々の生活の様子」(異文化理解、国際交流)
を扱う。

授業の方法:
3〜5人の作業グループ(班)を作り、上記(1)〜(3)を各4回ずつからなる3つのステージに分け、毎回2〜3班が分担して集団作業による報告(文章化は全員が順に担当する)をし、班を単位とした討論および教員による批評と指導を行う。報告をした班は、その担当回の討論などで出された意見などを踏まえて「応答報告」(文章化は全員が順に担当する)を提出する。
各ステージを通して、「応答報告」を踏まえて教員からそのステージの全般的なまとめと問題提起を行い、全体討論したうえで、次のステージの作業課題を明確にする。

授業展開(スケジュール)
第1回 授業全体の構想説明と作業グループ作り、第1ステージの準備打ち合わせ。
作業グループは、a) 廃棄物処理(ゴミ問題)、b) 食料生産、c) 通信業、d 日本現代史、e) 異文化理解、国際交流 の五つのテーマの内の4つを選び各テーマに4グループずつ作る予定。

第2回 学校でなぜ社会科か? 社会科の授業作りのツボ

<第一ステージ:問題の概要と要点をつかみ、子どもたちの生活経験との関わりを見つけ出す>
第3回 第1テーマ
第4回 第2テーマ
第5回 第3テーマ
第6回 第4テーマ

<第2ステージ:小単元を設計してみる>
第7回 第1テーマ
第8回 第2テーマ
第9回 第3テーマ
第10回 第4テーマ

<第3ステージ:導入部分の授業を作ってみる>
第11回 第1テーマ
第12回 第2テーマ
第13回 第3テーマ
第14回 第4テーマ

第15回:全体まとめ

成績評価方法
各作業グループの報告、毎回の授業への貢献、および最終個人報告を総合して行う。
3分の2以上出席した者を評価対象とする。
介護実習による欠席者には別の課題を出す。

成績評価基準:59点までは不可、60〜69点は可、70〜79点は良、80点以上は優。

テキスト:授業で指示します。
参考図書:授業で指示します。

学生へのメッセージ(受講にあたって):すぐに役に立つものは、直ぐに役に立たなくなる。

学生へのメッセージ(授業評価結果への対応):関心をもつ社会問題を追いかけていき、ネタの集め方に習熟しよう。

オフィスアワー:木曜 6時限

連絡先 電話番号:048.858.3200
連絡先(メールアドレス):takm(at)mail.saitama-u.ac.jp

連絡先(ホームページ、その他):http://gobuno.blogspot.com/

人数制限:指定されたクラス以外の者は原則としてお断り

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