2010年4月20日火曜日

社会科:意味あるの? なぜつまらない? どうすれば?(その4)は


<ロラン>

Q1社会はなぜ必要か。

・現代の国際社会において、自分の国のことは勿論、他の国について知ることが大切であるから。またそれらを比較する事で改善点を見いだす事が出来る。
・歴史を学んでいれば過去の失敗や成功を参考にして、現状に活かすことができる。
・地域や国の伝統を調べる上で、考える力や地図や年表の活用、愛国心等を養える。
・政治の仕組みを知ることで興味を抱き、積極的に自国について考えることができるようになれば、より良い国になっていく。
・地理を通して自分の住んでいる町や、その近辺の町の地形や風土がわかり、自分の町について詳しくなり、住んでいく上で役に立つことがある。
・日本の地形を知ることで、旅行などで地方に行ったときに役に立つことがある。

Q2社会はなぜつまらないか。またその改善策は。

・他の教科と比べて、魔法のような楽しさがなくつまらない。
・知識として覚えるだけで、実際に役に立つ機会がすくない。
・世界史、日本史、地理、現代社会、倫理、政治経済、どれをとっても範囲が広すぎて一言で言い表し難い漠然とした、いまいちピンとこないイメージ。
・授業においては、先生の話をひたすら聞くか、教科書や資料集をひたすら読むか、といったように他の教科にはあまりない淡々とした作業でしか身に付かない。
・最低限の知識は日常でテレビや新聞などを見ていれば得られるので、授業で学ぶ意味を感じない。

・以下改善策。
・グループによる話し合いや、発表などを増やし、受け身ではなく自ら授業に参加出来るように促す。
・淡々とした授業にするのではなく、写真やカードを使い視覚的にも訴え、飽きない授業作りをする。
・課外授業や地域学習を行い、より社会科を身近に感じられるように工夫する。


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<ボルボックス>

社会科がなぜ必要なのか。結論から言えばそれは、人間とは何かを学ぶためだと思う。

中学社会では主に地理・歴史・公民の三分野を勉強する。そのそれぞれについて、人間の社会生活の営みとの関連を考えてみると、例えば地理は、なるほど確かに地球規模での気候や海流・地下資源などの地学的勉強は多少するが、その中心内容は、人と人が決めた国土においてどのような生活が営まれているか、国同士でどのような経済活動を営まざるを得ないかというものであり、そこには人間が中心にある。また公民というのは、経済それ自体及び政治力学というものを学ぶ学問であるが、経済とは端的に言えば人間の欲望であり、政治とは人間の利害関係の調整法に他ならない。やはりそこには人間が中心にある。そして歴史である。我々が歴史を学ぶというとき、それは要するに人間の典型を学ぶということを本来意味する。

確かに源義経は軍事的天才だった。だけど政治的痴呆だった。だから兄頼朝に討たれた」といったことを学び続けることで、学んだものは何を生き方の指針に据えたらいいのかを選び、生きる。やはりここにも人間が中心にある。高校生になれば倫理といった科目も加わるが、これも中学歴史の延長と捉えてよく、人間とは何かを考える学問である。

ここまで見てきたとおり、社会とは人間を学ぶための学問である。とすればそれが必要な理由はおのずと見えてくる。即ち、それがなければ人の集まりである社会で生きていくことができないからである。一人では生きることが不可能な人間が集まって生きるために必要な知恵を獲得するために、社会科という科目はある。

次に、なぜ社会科がつまらないのかを考える。
個人的な体験からすると、それは上辺だけの知識しか生徒たちに教えないからだと思う。生徒たちにとってそれはただの知識にすぎず、決して生きるために必要な知恵となっている実感がもてないことに「つまらなさ」はある気がする。
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<ミジンコ>

なぜ社会科が必要なのか、それにはたくさんの理由がある。まず歴史には人間の行ってきた過去を知ることで同じ失敗を繰り返さないという意識を持つことができる。過去の失敗だけでなく歴史上の出来事を学ぶことで、自分の国または世界について、より深く知ることができる。公民では「学校の外の社会」、例えば政治や経済の状況を知り、学校を出た後にしっかり社会参加し生きていく力をはぐくむ。今選挙の投票に行かない人がいるが、そのような人は自分の一票にどれだけの重さがあるのか知らないのである。政治に関心を持たせるには公民の授業が重要であると思う。また、葉が広い人々の生き方を知ることで、自分のやりたいこと、なりたいものを見つけるのにつながる。地理においては、ふだん食べている野菜や果物、肉はどこで多く生産されているのか知ることができる。また、工業が盛んなのはどこでそのようなところでは公害が発生し現在も苦しんでいる人がいるということを知り、環境への配慮がどれだけ大切かがわかるだろう。

このように、とてもとても必要である社会がなぜつまらないと感じられてしまうのだろうか。社会は理科と違ってフィールドワークが少なく、机上の学習だけである場合が多い。たとえフィールドワークがあったとしても、博物館や資料館に行くくらいだろう。社会に関心のない生徒はそのようなところへ行っても退屈と感じるだけであると思う。

また、歴史のように過去の出来事を文字の羅列で表わされてもなぜそのようなことが起きたのだろうと疑問が浮かんでも過去の事なので正確なことを知るのは難しい。数学のようにハッキリした答えが出ないので、理系の生徒にはもどかしいかもしれない。

また、社会は教える先生が社会の専門でない場合があり、教科書の中身を教えるにとどまってしまうことがある。それでは学ぶというより、覚えるという感じが強く、やはり好きでなければつまらないと感じてしまう。

教師は生徒に覚えさせるのではなく、学ぶという感覚をおしえることができたらよいと思う。問いかけるのどして、商い授業展開をしたいものだ。また、教科としての社会科の必要性について自分が一番理解しているべきだ。
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<地産地消>

Q1.社会はなぜ必要か。

 一口に社会といっても地歴公民があり、それぞれに学ぶべき理由がある。まず、公民は私たちが社会で暮らしていく上で必要な知識を学ぶものである。歴史を学ぶ理由の一つには自分の国の歴史背景をそれぞれがしっかりと理解しておく必要があるということである。他国と関わりを持つ際にはもちろんのこと、自分たちが国の未来を作り上げていく上で、自分の国が過去にどんなことをしてきたのか、その結果どんなことがおこったのか、どんな人たちが関わっていたのかをしておかねばならない。例えば第二次世界大戦を例にあげよう。私たちは小学生の時から戦争の残した傷跡、恐怖、愚かさについて学んできた。だからこそ戦争はやってはいけないことだということを誰もが分かっている。しかし、時代とともに確実に戦争に対する意識は薄れてきている。そのようにして再びむごい出来事が起きないようにこの国で起こった出来事を語り継いでいく必要があるのだ。

Q2.社会はなぜつまらないのか。

 社会は黒板を用いて展開される授業をただ聞いているだけという講義型である場合が多い。小学生が好む教科に体育や家庭科があげられるが、それらはみな体験型学習を基本としている。私が今まで教わってきた社会の先生は時代の背景や時事問題も取り込みつつ教えてくれていたので、特につまらないと感じたことはなかった。しかしもしつまらないと感じる点をあげるとすると、暗記することばかりが先行してしまうからなのかもしれない。地歴公民それぞれに関して、よく確認してみると学校の身近には子どもたちが社会への関心をもつきっかけとなる機会などが多くあることに気付く。例えば工場見学であったり資料館などがあげられる。それらを利用することによって社会の授業はさらに充実したものになるだろう。
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<ニュートン>

問1 なぜ社会科が必要か

・自国の地理や歴史に対する理解を育てて国民の常識、自国への愛情を身につけるため。また、これから社会の一員になるという意識を育てるため。
・他国の文化や気候などを自国のそれを比べ、自国との相違点を見つけることにより世界の広さを知り広い視野を持ち、国際社会に対応させるため。
・グラフや表などの資料を用いて多面的に考察する力を養うため。
・社会生活を総合的に理解することを通して公民的資質を養うため。
・現在の政治の仕組みや経済のことについて知り、国民の一人として今後社会
 に出ていくための力を育てるため。

問2
①なぜつまらないか
・身近な地域の地形や土地利用、公共施設などの様子は知っている内容が多いから。
・国の主な歴史的事象を学習しての身の回りの生活に直接役に立つわけではないから。
・農業や水産業などは古いイメージがあり興味を持ちにくいから。
・子どもたちには日本や世界の歴史や問題などは内容が難しくて興味を持ちにくいから。また、自分たちとは直接関係のない事柄だと思い込んでしまうから。
・調べ学習や体験学習を除けば、授業中は黒板を写すだけで終わってしまい、理科や算数と違って自ら考えて答えを導くという行動がないから。
・ただ暗記することが多く、暗記が苦手な人には辛く感じてしまうから。

②どうすれば楽しくなるか
・教師がただ授業の内容を説明し、黒板を写させるのではなく児童や生徒との授業中での会話を増やしたり要点を印象が残るように強調したりする。
・教師だけが話している時間をできるだけ短くする。
・ただ単に暗記するのではなく、暗記させるのにもなにか工夫を行い、楽しく暗記ができるようにする。
・歴史や地理ならば、実際にその場所を訪れてみる等体験授業を増やす。
・暗記と思わせるのではなく、歴史ならば他の出来事などと関連づけてきちんと流れがあるように教える。
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<3LDK>

Q1 どうして社会科は必要か。

私たちは日本に生きるにあたり、日本の土地や歴史についての知識を持つことが必要とされると考えるからである。現在、国際社会となりつつある中で、諸外国とを行き来したりする機会も多くなるので、外国人が日本に訪れた際には、私たち日本人が日本のことを伝えることができるべきであるし、逆に、私たちが外国を訪ねる際には、ある程度のその国についての知識を持つ必要もあると思われる。したがって、社会科は今後の国際社会を生きるにあたっても必要だと考えられる。

Q2 どうして社会科は嫌われるのか。また、おもしろくするにはどうしたらいいか。

社会科の授業は、ただ教科書を読み進めていくだけであったり、先生の言葉を聞いたり、黒板を板書したりするだけであるなど、受動的な授業が多いから、生徒たちは社会科をつまらないと感じてしまうのではないかと考える。また、用語や計算、地理の名称など、覚えなければならないことが年々増えていくので、負担も大きくテスト勉強や受験勉強などの場合でも、苦労することが多く、苦手意識を持ったり関心が少なかったりする生徒にとってはより苦痛に感じてしまうからという理由も考えられる。

そこで、どうしたら生徒がおもしろいと感じる授業を展開できるかというと、まず受動的な授業の脱却である。生徒自身に考えさせるような、自分たちの住んでいる身近な土地にある歴史的建築物を見学するなどの体験学習や自分たちの住んでいる地域の地理的特徴を実際に屋外に出て調査する調べ学習、そしてそれらの発表などを積極的に授業に取り入れることが必要だと考える。これらの積極的な授業展開により、生徒は自らが体験して学んだ知識となるので、頭に入りやすくなり、その分暗記しなければならないようなことも自然と身に付くと考えられる。よって、生徒自身の負担も少なくなり、社会科への楽しみすらも見出すことができるだろう。
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<ペクチン>

課題1  社会科を学ぶということは、歴史や地理、公民など様々な科目について学んでいくことを通して、今の自分自身の生活について考えていき、人間として成長していくことだと思う。

公民は現在の国や経済の仕組みなどを学ぶことによって生活を見つめ直していくことができ、社会人としての教養を身につけていくことができる。
歴史は、過去から現在に至るまでの生活や過去の出来事を学んでいくことで今の自分自身の生活について捉え直していくことができ、また、過去から現在に至るまで受け継がれている伝統というものの重要性などについて学び、それを重んじていけるような心を身につけていくことができる。日本の社会で生きていく上で国の仕組みを学んでいくとともに、その背景にある文化・伝統を理解することもとても重要だと思う。
地理については、国際化が進んでいく今日において、諸外国の方たちとの理解・交流をしていくうえで相手の文化などのことについて理解し、受け入れていくためには非常に重要なことだと思う。また、日本の風土を理解することでその地域性に合った産業などの理解をしていくことも社会人として生きていく上で、非常に重要である。

課題2  社会科をつまらないという風にとらえる子どもたちは、社会科を単に知識を覚えていくだけの暗記型の科目と捉えているのだと思う。

本来社会科は、教科書で事実の確認をして知識を詰め込んでいく授業ではないものだと考えられる。公共施設の見学や、博物館へ行ったりなど、歴史や地理、公民などいずれの分野においても自分の目で直接見たり、体験したりすることなどを通していくことが子どもたちの興味・関心を引き出すと思う。そして、自分なりの課題の発見につなげていくことが大切だと思う。また、子どもたちの関心を引き出していくための授業手法として、地理でグーグルアースなどのフリーソフトを用いたパソコンを使用する授業なども効果的ではないかと考えられる。
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<横尾班>

社会化は必要か〉…歴史を知るきっかけになる。→現在の日本は様々な国とかかわりを持っている為、社会に出た時、日本の文化などを外国人から聞かれることも多々ある。その為、自分の国の文化や歴史を知っておく必要がある。
…地域との交流→小学校の時は地域との交流や(町探検)社会科見学などがある為、自分の住んでいる町や周辺を深く知ることができる。 …現代社会→生きていくために必要な知識や、一般教養を学ぶことができる。 例)選挙の仕方   生活保護の適用のされ方   国民の義務(年金・税金など)

〈まとめ〉歴史を知ること・地域を知ることは間接的に生きることに繋がり、現代社会を学ぶことは、直接的に生きることに繋がってくるので、私たちにとってとても大事な科目である。他にも、社会科を学び、いろいろな考え方やものの見方を取り入れることによって、自分の視野を拡げていくことができる。

〈授業がつまらない理由と改善策〉

…主に座学で授業を行う →小学校では社会科見学や町探検などを積極的に行うが、中学校になると外に出て学ぶ機会が少ない。 (改善策)…社会科見学などの校外学習を増やし、知識だけではなく、実際に感じる。

…社会科授業のイメージ=受験のための授業 →国際的な交流などの目的とつながらない。ただ単に暗記するのではなく、自ら応用して使える知識を身につけるべき。 (改善策)…美術的な面から見ると、その時代の文化や服装を知る為の資料などがあると、より理解しやすく、楽しめる。  

 …歴史の中で起きたことから現在に繋がることを考えながら学んでいく。      例)
沖縄の米軍基地問題       北方領土

…〈まとめ〉 授業を少しでも楽しくするためには、義務教育で規定されている範囲の知識だけではなく、先生から見た歴史等を、授業中に少しでも盛り込むことが大切ではないか。そうすれば、社会科にもっと興味を持つ生徒が増えるかもしれない。
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<三畳>

○ なぜ社会科は嫌われるか、またその改善方法

やはり一番の原因は社会科が暗記科目だからであると思います。暗記科目であるからこそ、しっかり勉強しなくてはいけないということに結びつき、「嫌い」「苦手」というイメージが生まれるのではないでしょうか。その上、覚えなければならないこともほかの科目に比べて多いため、どこが重要なところなのかわからなかったり、面倒くさくなってしまうのだと思います。実際私たちが小学生の頃も、社会科を学んだり、先生の話を聞いたりするのは好きでしたが、やはり学校では「テスト」がつきものであったので、テストをクリアするためにはやはり勉強が必要だったため、負担が多い社会科にマイナスのイメージがつきがちでした。小学校でほかに暗記科目といえば、理科があると思います。しかし、理科は実験であったり、外に出て活動することも多い科目です。実際に体験するような授業は「楽しい!」「面白い!」といったイメージに結びつきやすいのではないでしょうか。

改善方法として考えられることは、授業に関係する映像等の視聴をしたり、みんなで楽しく年号の語呂合わせを考えたり、フィールドワークを行っていろいろな人々と関わったりする等の体験を通して、よりわかりやすく知識を伝え、生徒に社会科という科目を身近に感じさせる工夫をすることだと思います。やはり、ただ黒板だけを使った授業ではなく、体で覚えていく体験型の授業を取り入れていくことも必要ではないかと思います。そうして、生徒たちが「社会科は楽しい!」「次の授業が楽しみだなあ!」と感じられるような授業展開をすれば、生徒たちの社会科に対する苦手意識の改善につながると思います。いま、現在の日本は国際化が進んでおり、これからの生活において外国に住む人々と交流する機会が増えてきています。その際に、社会科で学んだ日本の歴史や文化、世界情勢、日本と世界との関係等の知識が役立ってきます。だから社会科を学ぶということが大切なのです。
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<ピペット>

社会が必要である理由は、社会は日本という国を様々な観点から見通す科目であり、自分の国について知ることで国際関係を理解し深めることができるから。社会は自分たちの住んでいる日本の文化や歴史を学ぶことであり、それは必要なことだから。現在の社会はニュースで放送されていることの背景に多くの歴史が関係している。そのような歴史を知らなければ、事件や暴動を解決するための糸口を見つけられなくなってしまう。このような面で他の国の歴史や文化を学ぶことも、現在の国際社会では必要なことになってきている。他国が自分の国とどう関わってきたか学ぶために社会は必要であると思う。
社会がつまらないと感じてしまうのは、他教科と違い論理的な思考の過程を経ることなく、単純な暗記作業を行う科目、という印象付けがされているからだと思う。社会は数学や理科のように、一つの事柄に対して「なぜ」という理由がなく、ただそこにある事実を学んで覚えるだけである。そして覚えることがとても多く、そのほとんどが知識として記憶しておかなければならない。地形図や過去のことなどをただ覚えるだけという単純な作業の繰り返しである。しかし、覚えるのが苦手な子どもたちは社会の授業で学んだことを覚えられずに忘れてしまい、次の授業のときにわからなくなってしまい、結果つまらないと感じてしまうのだと思う。また、グラフや表を読み取ることもある。それは数学の知識がないとできないことであり、分からない子には苦痛である。子どもたちに社会をつまらないと感じさせないためには、身近なものと関連付けて覚えておけるような工夫を授業でしたり、工場見学などの体験授業を取り入れたりした授業を展開していけばよいと思う。自ら参加して、実感を伴った授業を行えるかが社会を嫌いにさせないポイントであると思う。また、社会だけではなく、他の科目の知識もしっかりと身につけさせることも大切であると思う。
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<ビタミンA>

Ⅰ・社会科の学習はなぜ必要なのか。

社会の授業を通して、経済学・政治学・倫理学・地理学・歴史学などの観点から過去を見つめ考える経験や訓練をすることで、それを応用し、変化し続ける「今」をどのようにとらえ、どのように生きるべきなのか、自らで判断できる人材を育成する。
また、日本のことを知るということは他国の理解へとつながる。国際化された社会を生きる中で、日本のみならず他地域・他国を知っておく必要がある。そのために重要な基礎となる部分が、社会科で作られていく。
<歴史>
・現代にも続く文化や思想、宗教のルーツを学び興味関心をもつことは、実生活がより豊かなものとなりえる可能性を含んでいる。
・もしも歴史の授業がなければ、物事を「歴史」の概念でとらえるという発想もなくなってしまう。


Ⅱ 社会科はなぜつまらないか。またその解決策は。

入学試験では知識重視の問題が多く出題されることから、その対策をしなければならず、社会科は「暗記科目」としてとらえられてしまいがちである。そのため、
・過去の出来事と自分との関係性がわからないので、知識として取り入れる必要性を感じない
・先生の一方的な講義を聞いているだけで退屈
・覚えたことを試してみる機会がないため、頑張っても無駄
という意見がでてしまう。
また歴史分野においては、過去に起こった歴史上の出来事のうち真実かどうか疑わしいものを、あたかも正しいことのように教えられるのが面白くない、といった意見もある。
現実的ではないが、知識重視の社会科の入学試験を廃止または改められれば、一方的な講義型ではなく、生徒全員が積極的に参加できる授業形態にしたり、それぞれの興味関心に合わせて学習を発展させることができるようになるのではないか。
またデジタルコンテンツをとりいれた優れた授業実践や、そうした授業が展開できる環境が整えば、リアリティーのある興味深い授業を行えるのではないか。
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<しゃもじ>

社会科はなぜ必要か?

・温故知新。過去を知ることで新しいことも発見できる。
・歴史で戦争のこと、地理で人種問題のことなどにふれることにより、国際理解とは何か、平和とは何かを考えさせることができる。また、日本が犯してしまった罪を学ぶことによって二度とそのようなことを繰り返さないようにする。
・身の回りの土地や環境、人々の暮らし、産業等を知り郷土愛を芽生えさせることができる。
・日本の状況や世界の状況を知ることで社会に適応できる人材を育てることができる。
・社会科という幅広い分野を学ぶことで、今の生活がどのように成り立っているかを知ることができる。

社会科はどうして嫌われるのか?どうしたら嫌われないか?

・社会科は地歴公民どれをとっても暗記する内容が多く、暗記が苦手な子供はそれだけで嫌になる。また、人物名、年号、出来事、地名の表面的なことしかふれず、その背景に何があるかを知らないため、単なる暗記になってしまいおもしろくない、暗記しても無駄だと感じてしまう。
→暗記が苦手な子どものために、楽しい語呂合わせを考えたり、ある出来事に対して、その背景などを関連付けて説明する。また、地理、歴史、公民の3つをできるだけ関連付けて授業を行うことにより、バラバラな知識ではなく、まとまった知識として頭に入るため覚えやすい。
・一方的に聞く受け身の授業が多く、小学生や中学生には退屈で眠くなるたけだから。
→子どもたちが主体的に作業をする授業をとりいれる。班をつくって、ある人物について調べ発表させたり、社会問題について取り上げ議論させたり、ある国や地域の特産物などを持ってきて、実際に見たり、触ったり、食べてみたりする。自分たちで考えて作業したり、体験したりすることによって、楽しいし記憶に残りやすくなる。

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<ピンセット>

Q1 なぜ社会科の授業は必要なのか?

まず初めに、小学校で学んだ社会科の授業の内容を振り返ってみたい。
1、2 年生では、社会科の代わりに「生活科」の授業が行われていたわけだが、3年生から6年生で学んだ内容は、「地域社会の学習(身近な地域の人々のくらし)(身近な都道府県の人々のくらし)」「産業学習・国土学習(日本の農業・工業・商業)(日本の国土の様子)(自然や環境を保護する取り組み)」「歴史学習・公民的な学習(人物学習を中心とした歴史学習)(政治のしくみ・法律・憲法のしくみ)(経済生活のしくみ)(日本と世界のかかわり)」というものであった。
いずれの内容も、私たちの生活と密接していることは明らかである。そして、社会科という授業を通して、社会に対する関心を高め、日本の国土と歴史に対する愛情を育て、国際社会に活きる民主的、平和的な国家・社会の形成者として必要な公民的資質の基礎を養っていく。
したがって、近い将来、この日本あるいは世界を担っていく小学生に、「社会科」を履修させる必要があると、私たちのグループは考える。

Q2 なぜ社会科はつまらないのか?

 その答えとして、以下のものを挙げる。
 第一に、社会科を教える教師が、授業の展開として、児童の興味を引き出せないということにある。実際に小学校において、客観的な目で社会科の授業を覗いたことが無いが、社会科で取り上げるテーマと児童の心理を上手く融合させるような授業を展開する能力のある教師が不足しているからではないだろうか。 
 そして第二に、「社会科」で学ぶ内容に必要性を感じない児童が多いことである。私たちが小学生であった頃、学生である今でもそうだが、「知らなくても困らない」という心理が働くと、その授業に興味が持てなくなり、意欲が無くなり、「つまらない」という結論になる。Q1で私たちのグループは、「社会科は私たちの生活と密接している」と述べた。しかし、児童は決してそのようには感じていない。
 したがって、教師に求められるものは、児童に「社会科を学ぶことの必要性」を伝え、納得させることではないだろうか

2 件のコメント:

  1. やっぱり社会はつまらない

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  2. 地理で言えば地形や地名の一つ一つ、歴史で言えば事細かな出来事や人物を覚える必要がないと思う。
    それらを知っても算数などのように頻繁に実生活で使える場面がある訳でもないし、実生活にどう活用すれば良いのかがわからない。
    「語呂合わせで覚える」という意見も良いと思うが、そもそも日常で使う言葉や技術は使うにつれて語呂合わせを思い出さなくても自然と使えるようになると思うので語呂合わせは覚えるためのスタートダッシュでしかないと思う。それにも限らず試験のために語呂合わせで覚えてずっと頭のなかに語呂合わせの状態で覚えているのか、はたまた頭から記憶が自然と消えていくようでは習う意味がないと思う。(そもそも人間の脳では自分で「いらない」と思った情報を凍ったような状態で頭のなかに残し、必要になったときに解凍のようなものを行うようです。その時に解凍できなかったものが「忘れた」という状態だそうです。)
    このサイトで多く言われている学習目的は生きるために必要であり、それらを身に付けようとするのは良いことだと思うので、これまでと大きく学習方法や学習内容(暗記だけでなく、その物事の問題点など)を変えていく必要があると思う。
    これらはあくまでも個人的な意見・見解ですので参考程度にお願いします

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