100422 社会科指導法A
1.つまらない社会科:その社会制度上の原因
イ)アレもコレも:広すぎる学習対象?
社会の構造的把握よりも、個別断片化された情報
教師の裁量権限の狭さ
授業時間数の制約、総合的学習の困難
ロ)教師自身の力量:教員再生産システムの偏り
ハ)受験システムの圧力
2.何のための社会科?
1)有用性?
直ぐ役に立つものは直前に用意する方が役に立つ。
必要になった時に必要に応じて学べば良いのではないか?
直ぐ役に立つものは直ぐに役に立たなくなる。
2)上の世代によるその利益に適った価値観・技能などの次世代に対する注入?
国家(政府、支配層)によるコントロール
同輩市民の間での世代間伝達
3)<社会化>socialization の不可欠の一環
社会の「文化」を我がものとする過程
第二次社会化:社会的役割の習得と、社会的主体としての自己陶冶
3)<社会化>socialization の不可欠の一環
社会の「文化」を我がものとする過程
第二次社会化:社会的役割の習得と、社会的主体としての自己陶冶
自己、個性は社会的関係の中で作られる:その人の社会関係の総体としての個性
(Cf. 血液型信仰:個性は生まれながらに決まっている)
学校:幼児期にすでに無意識のうちに関係づけを行っている、自己と自己を取り巻く世界との関係を、改めて認識させ、世界の中における自己の位置づけを把握させ、自己肯定的な価値観とともに、自己を相対化させる場
初等教育:<経験を知識として定着させるプロセスを習慣づける>
感性的認識を自覚された認識・対象化された認識へ:言語による定着
3.どう学ぶか?
知識を与えることよりも、知識を<取り扱う基本的な思考態度の開発>が重要。
<人間として自立し生きていくために最小限必要な基本的な知識の習得>と共に、<自分で考える方法の定着>に時間を費やす必要。
教育で与えられる情報の絶対量の多さ、個別独立性の高さよりも、量は少なくとも相互関連性が重要:記憶として残りやすく、応用も利きやすい知識の与え方。
① 既にもっている感性的認識、無自覚的な認識から出発する
② 異質のものとの出会い、比較を通しての自己の相対化
③ 特徴の観察:共通要素、不可欠要素の抽出 → 特徴のまとめ → 原因探求
学校:幼児期にすでに無意識のうちに関係づけを行っている、自己と自己を取り巻く世界との関係を、改めて認識させ、世界の中における自己の位置づけを把握させ、自己肯定的な価値観とともに、自己を相対化させる場
初等教育:<経験を知識として定着させるプロセスを習慣づける>
感性的認識を自覚された認識・対象化された認識へ:言語による定着
3.どう学ぶか?
知識を与えることよりも、知識を<取り扱う基本的な思考態度の開発>が重要。
<人間として自立し生きていくために最小限必要な基本的な知識の習得>と共に、<自分で考える方法の定着>に時間を費やす必要。
教育で与えられる情報の絶対量の多さ、個別独立性の高さよりも、量は少なくとも相互関連性が重要:記憶として残りやすく、応用も利きやすい知識の与え方。
① 既にもっている感性的認識、無自覚的な認識から出発する
② 異質のものとの出会い、比較を通しての自己の相対化
③ 特徴の観察:共通要素、不可欠要素の抽出 → 特徴のまとめ → 原因探求
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