2011年5月30日月曜日

発表用プリントは要約



印刷して配る発表用プリントは、参加者が報告を聞きながら要点を押さえたり、後で報告の要点を振り返るために使うものだ。そこに長々とした文章を載せることは、報告を聞きながら同時に文章を読むという曲芸か、プリントに書かれたものが朗読されるのを単に聞くという口頭発表が無意味になることを強いることにしかならない。

発表用プリントには、発表内容の要約や、口頭では伝えにくい図表を載せ、文章は原則として書かない。これが原則。
文章を書く場合でも、できるだけ短くする。
この指示や、このことについての再三の注意にも拘わらず、これを無視している班が多いので、改めて以下に例を示す:

Before <悪い例>前回のこのブログ(5月26日の報告)に載せた「再履3」のもの。


After <良い例=当日、ミワが手直しして配布したもの>


コンビニという「贅沢」

1、コンビニの便利さの裏にあるもの

 生活に不可欠化

どんな地域でも見かける

種類も豊富:独自の味や「こだわり」、品質や品数を競う

生活に与える影響:

①コンビニの消費電力と店舗数問題

②コンビニの廃棄、消費、大量入荷の問題

2、消費電力と店舗数問題

1)年間消費電力量:約167000KWH/y、平均月間消費電力量:13900KWH/m

最新店:平均家庭の45軒分の電力消費

 2)コンビニの店舗数

  セブンイレブン 13,233店(11.03.

  ローソン 10,000(11.05.)

  ファミリーマート 8,281店(11.03.

  サークルKサンクス 6,257店(11.03.

その他を合わせ、44,164店舗以上。

∴ コンビニ:平均家庭約1,987,380軒以上分の電力消費。

最も電気消費するのは冷蔵・冷凍設備:全体の半分前後

3)店舗数の増加、または、同地域における同会社のコンビニの密集理由

  ・ 名前を印象付け、客を囲う。

  ・ 配送における無駄を縮小。

  ・ 看板などの宣伝経費削減

  ・ 結局は、同会社のコンビニ同士の争いになり、会社に損害はない。

[意見・改善に向けて]

 コンビニだけでなく、スーパー等の消費電力も大きい。

Cf. 311東日本大地震による計画停電や節電対策

最小限のエネルギーで効率よく営業する:空調や照明の運用改善がカギ

品質維持対策を再考すべき。

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<5.18. 報告の要領・一部再録>

2.印刷物は、報告の要点、キーワード、図表など、少し目を向けるだけで短時間に内容が伝わる形式で作ること。
3.長々とした文章を載せることは禁物。受け手は文を読んでいる間は、報告に耳を傾けることができない。
4.参考文献など使った資料の出典一覧は、下記5に付してミワに伝えること。
なお、インターネット上の情報の使用は、あくまでも補助的であること。
詳しくは前々回の注意「第2ステージの報告について」を参照のこと。

Web上のサイトは誰でもが簡単に作れるため、殆どが使いものになりません。Web サイトを使う場合は、作成者が分かり、かつサイト作成の意図が明記されているものから信頼に足るもの(少なくとも事実と意見の区別がきちんとしたもの)を選ぶこと。官庁のサイトが多くの場合、時々の政府の意向によって変わるように、作成者の社会的信用性と内容の信頼度は一致するとは限りません

例えば、本川裕さんがつくっている「社会実情データ図録」は、信頼性の高いサイトです:

http://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/index.html

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