2010年7月1日木曜日

授業案「カレーを通してインドを知ろう」*ボルボックス


社会科指導法A  第2ステージ発表         ボルボックス班

1.単元についての考察

(1) 単元で取り上げられている社会事象をめぐる問題

●テーマ:インドの食文化

インドは日本と同じアジアの国であり、日本との関わりも深い。だが、児童はインドの名前だけは知っているが、深くは知っていない。

(2)単元の目標:日本の食文化とインドの食文化の類似点と相違点を調べて考えるようになる。

(3)単元について考えうる構成や計画

1次(1時間)

2次(6時間)

3次(1時間)

○インドってどんな国?

・インドについて児童が持っているイメージを発表させる。

○インドの食文化について調べよう

・カレーについて調べる。

・調べた内容を模造紙にまとめる。

○調べたことを発表しよう

・調べた内容を班ごとに発表する。

・ほかの班の発表を聴き、気づいたり、感じたりしたことを発表し、意見を交換し合う。

○作って食べよう

・インドカレーを作る。

○まとめよう

・今まで授業をやってきたことをまとめる。

2.授業案

(1)小単元のねらい(目標)

 インドと日本のカレーについて調べることを通して、双方のカレーの似ている点と異なっている点に気付き、インドに対しての知識を深めることができる。

(2)小単元でとりあげる教材と子供たちの関係

 カレーとは児童にとって非常人気があり、給食でも頻繁にでるほど身近な料理である。だが、カレーはインド発祥の料理であると知っているだけで、どのようにして日本に入ってきたのか知らない。また、インドのカレーも日本のカレーと同じだと考えている。 

  知っている知識

・カレーはインド料理    ・辛い

  発展の可能性

・インドのカレーは日本のカレーとは違う

 (3)授業案の設計

学習内容

学習活動

教師の活動及び留意点

導入

1時間

インドってどんな国?

自分たちが知っているインドのことについて話し合い、発表させる。

香辛料を児童に見せ、香りを嗅がせる。

意見が出ない時、簡単な質問をして、発言を促す。

カレーという単語は必ず発言するように誘導する。

香辛料を用意する。

展開

6時間

インドの食文化について調べよう

カレーについて班ごとにインターネット、図書館資料等を活用して調べ、模造紙にまとめる。

インターネットの利用については、適切なサイトを利用しているか確認する。

模造紙、マジックを用意する。

テーマが似ないように、教師が助言をする。

調べたことを発表しよう

模造紙にまとめた内容を班ごとに発表する

発表を聞いて意見を交換しあう。

意見を交換しあうために、発表を聞く際は知らなかったこと・気づいたことを中心にメモをとるよう児童に指導する。

作って食べよう

実際にインドカレーを作って食べる。

日本のカレーとの違いを考えさせ、ノートに書かせる。

家庭科の時間を利用して作る。

調理器具の扱いに注意するよう促す。

食材を用意する。

まとめ

1時間

まとめよう

日本のインドのカレーの違いを発表させる。

今までやってきたことをまとめる。

3.自分たちの授業案について

 カレーはインド発祥の料理だが、日本のカレーはインドカレーと異なる点が多々ある。例えば、日本はカレーを米と一緒に食べるが、インドは米の他にナンやチャパティーと一緒に食べる。また、米の種類も違う。日本のカレーはドロドロしているが、インドはサラサラしている。日本はスプーンで食べるが、インドは手で食べるなどがある。そういったことから、日本とインドの文化の違いに気が付き、インドについて興味を持ってもらいという考えでこの授業案を作成した。

 実際に料理を作るとなると、2時間続けて授業をしたいので、料理のところだけは家庭科の授業を使うことにしました。

   

4.参考文献

 小学校学習指導要領解説社会編 東洋館出版社 2008.8.31

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