2010年6月17日木曜日

第2ステージ<スーパー>授業案*ピンセット


スーパー・コンビニ 第2ステージ 社会科指導法A 授業案

グループ名・ピンセット

1.単元についての考察

 ○単元で取上げられている社会事象をめぐる問題の要点

   前ステージでは、スーパーの問題点として次のような点が挙げられた。地域商店街の衰退やコンビニに対抗した営業時間の拡大による環境への負担の増加、レジ袋等による包装ごみ、生産活動をしている人に対する無知等である。それ以外にも、日本は国内での生産も盛んであるが、食料品などの多くの商品を外国からの輸入に頼っており、このことを理解させる必要がある。

 ○単元の目標(ねらい)

   食料品がどこで生産され、どういった経路で食卓に来るかを理解する。

 ○単元について考えうる構成や計画

   第一次(2時間)…食料品が生産され、家庭に届くまでのモノの流れを知る。

   第二次(1時間)…食料品がどこで生産されたものかを知る。

2.授業案

 ○小単元のねらい

  日本で消費される食料品の多くが世界から輸入されているという現実を理解できる。

 ○小単元で取り上げる教材と子どもたちとの関係

   現代では、日本国内で流通している多くの食品が外国からの輸入に頼ったものであり、児童の生活においても同様であることが考えられる。児童はその事実に関して外国からの輸入品という情報は知っていると予想されるが、その実際についてはあまり触れていない。

そこで、児童の家庭にある食品について調査させることで自分自身でその現状に触れさせることを通して、そういった問題についてより一層興味・関心を持たせられるのではないだろうか。

授業案の設定

学習内容

学習活動

学習上の留意点

導入

商品の原産国を知ろう

家の食料品の原産国を調べくることを宿題としたので、全体で発表をする。

宿題を行ったかの確認をする。

展開

原産国の位置を知ろう

世界地図を配布し、班で原産国の位置に印を付ける。

特になし

商品の流通経路を知ろう

インターネットで調べる

特になし

食品問題を考えよう

流通経路を知った上で、起こり得る社会問題を考える。

詳細はインターネットで調べる。

(中国産毒入り餃子問題)(産地偽装問題)

食糧問題への意識を持たせる

まとめ

問題解決のために

全体で発表をする。

取り上げた社会問題について、再発しないための解決策を見つけ出す。

今後消費活動をする上で留意すべきことを考える。

3.自分達の授業案について

   大人は日本の食料自給率が約40パーセントで大量に外国から食料品などを輸入していることを知っているが、児童はその事実を知らずに食料を消費していると考えられる。

   以上のこと踏まえ、私たちの班では、児童たち自身に食品の原産国を調査させ、その事実に気付かせることで児童の国際理解並びに食品の流通などについての理解を促す。また、調査結果の発表・まとめの新聞などの作成を通して、学習内容の一層の定着や思考力、判断力、表現力の育成を図る。

4.参考文献

  小学校学習指導要領解説 社会科

  社会科教育学ハンドブック~新しい視座への基礎知識~ 明治図書

  新しい社会科教育への課題と実践 研秀出版

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