2010年6月23日水曜日

指導案「マスコミ」*ムンク班


第2ステージ マスコミ 社会科指導法A 指導案

グループ名:ムンク班

1. 単元についての考察

 

○単元で取上げられている社会事象をめぐる問題の要点 

・インターネット上の情報が本当に正確なものなのか、また子供達はそれを気付かずに鵜呑みにしているかもしれない。

・マスコミの報道において、どのくらい詳細なものにすべきか基準を考えるべきではないのか?

 ○単元の目標(ねらい)

  子供達がマスコミとどれほど深く関わって生活しているか、自覚してもらい、正しい

マスコミとの関わり方を考えてもらう。

○単元について考えうる構成や計画

マスコミとは何か、日本における現代のマスコミの現状を知ってもらう。

⇒その問題点と改善点を挙げてもらう。

⇒グループを作って、最近あった大きなニュースをひとつ題材として設定してもらう。

⇒図書館、インターネット等を利用し、その題材について、複数のマスコミから記

事を集める。

⇒グループごとに各マスコミの報道の違いについて研究してもらう。

⇒まとめて発表。

2. 授業案

(1)小単元のねらい(目標)

 各マスコミの報道方法、情報量の違いについて調べ学習を通して実感してもらうと共に、情報へのアプローチの仕方を考えてもらう。

(2)小単元でとりあげる教材と子どもたちとの関係

 現代の子供達は、情報を手に入れようとする際、場所や時間に関わらず情報を容易に手に入れる事の出来るインターネットを偏って利用する傾向がある。また子供達は新聞、ニュース等から離れがちであるなど、情報を上手く処理することがとても難しくなってきている。

子供達が情報を収集するための方法として知っているのは、インターネットや図書館の文献、新聞などが挙げられるが、子供達はインターネット上に不確かな情報が存在しており、その情報の信憑性には限界があることを見落としがちである。しかし、不確かな情報の氾濫を知ることにより、自主的に情報の正確さを考える力を養うことが期待される。

 (3)授業案を設計する

小単元内容

作業内容

作業のねらい

教員の活動や留意点等

導入

マスコミとは何か?

日本における新聞社等はどのくらいあるのだろう?

⇒講義形式でマスコミの定義、現状を説明する。

⇒講義形式

マスコミについての基礎知識を身につけてもらい、現代の社会問題等を理解してもらう。

新聞を例にとり、各新聞社による、同一記事の表現方法の相違がある事を知ってもらう。

教材を工夫して、興味関心を引き付けるものにする。

資料を用意する。

展開

実際に最近あったニュースをひとつ取り上げよう

各新聞社によってどのくらい報道の方法が違っているのだろう

⇒班を作って、ひとつ最近のニュースを題材として設定させる。

⇒実際に題材について最低○○社分の記事を集めて(図書館や宿題等を利用し)、班内で回し読みをする

色んなニュースに触れてもらい情報の収集を他のこどもと協力して行えるか。

単に一つのニュースをとっても、表現が多種多様で、量が膨大である事に、改めて気付いてもらう。

きちんと班で協力して行えるように、アドバイスする。

まとめ

実際に、違いをまとめて発表しよう。

各班考察をして、意見を共有してもらう。

情報の取捨選択の必要性を、よく指導する。

3.自分たちの授業案について

 情報化社会において、情報と上手く接する事が難しくなっている。その問題を取り上げ、一人一人に重要な問題だと認識させる事で、子供達が将来の為にも必要な能力を身につけられると思った。

 あくまで小学生を対象としていることは勿論、マスコミという題材の中で、子供達の興味をどのようにして引くか、また情報に振り回されるという事がどれほど危険かという事をどのように伝えていくかがとても苦労した。

4.参考文献

小学校学習指導要領解説 社会科

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