2010年5月19日水曜日

第2テーマ「スーパー」批評/家政7班

<3LDK>

初めに、三畳の発表では、発表の仕方やプリント共に要点がもっとわかりやすいと良いと思った。口頭で言っていたスーパーの種類についても初めて聞くことが多かったのでプリントにまとめてくれたら良いなあと思ったが、スーパーの全体像の部分は現状が詳しく説明されていて良かった。また、先生もおっしゃっていたが、ビニール袋はスーパーに固有のものではないので、もっとスーパーに論点を置いたテーマ設定をした方が良いと思った。その点で、最近「買い物弱者」という言葉も生まれているので、そのようなことを取り上げても良いと考える。内容については、ビニール袋を使うことでの影響が数値化されていたのは個人の意識を高める上で良いと思ったがビニール袋をもらうことが手軽すぎるが故に自分が環境を破壊しているとは意識しづらいとも考えられる。小学生に教えるにあたっては、見学やインタビューなどの体験を取り入れることで関心を持って学べるので良いと思う。
 
次に、ビタミンAの発表については、まずスーパーの売上値を数値化し、比較していたので下降しているのが明らかでわかりやすかった。それから内容の中で「サービス=販売に携わる人の工夫」と置き換えて考えさせることは具体的になって良い。様々な語句に補足となる説明も入れてくれていたのでピンとこなかった言葉も理解できる発表になっていた。しかし、高齢者にとってネットスーパーというのはパソコンの取り扱い方から安全面まで考えて拡大は難しいのではないか、コンビニでの安売りが接客の仕方にまで影響を与えるとは考えづらいのではないかとも思った。将来のある子供たちにとって、働いている人や消費者といった人のつながりを通して教えるのは将来の生き方にもつながるので良いと思った。パワーポイントはとても工夫してあったが、もう少し要点を短くして見やすくしても良いと思ったが、全体的にとても深くまでつっこんだ内容だったのでとてもよい発表だった。
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<三畳>

ビタミンA班
生産と消費を結ぶ“販売”という分野にかかわっているのがスーパーであることをよく意識した題材になっていた。全体像に見られたスーパー70社の売上高が12年連続で前年を下回っているのが意外であった。新聞記事から現状を考えている点は理解しやすく身近に感じるので良いと思う。また、論点をいくつかに分けてさまざまな視点からスーパーの現状を知ることができるところも良いと思った。しかし、私たちの目線からは非常に分かりやすいが、子供たちにどう説明し、どう理解してもらうかという点が疑問である。難しく書かれた新聞記事を子どもたちが分かりやすいように言い換えることが必要なのではないか。そして、例の提示の仕方次第で、子どもたちの理解度も変わってくると思う。
また、「スーパーが与える影響」のスライドに記されてある「大型店と地域社会との融和促進」というのはどういう意味なのか、簡単に言うとどういうことなのか、詳しく知りたい。そして、「子どもたちの生活経験との関わり」のスライドで保護者を“消費者の先輩”とあらわしている点が分かりやすかった。プラスαとしては、子どもたちに考えてもらうだけでなく、実際にスーパーに見学に行くと良いのではないかと考えた。実際に見学して、スーパーの仕事に携わる方の話を聞いて分かったことをみんなで言い合うのと、本やインターネットを用いて調べ、自分の考えを言いあうのでは子どもたちの興味関心の度合いが変わってくると思った。

自己批評のまとめ

・視野が狭い(販売の点のみに着目していた)

・レジュメの記述

 →箇条書きにした方が良い。

 →指導要領の記載はいらない。

 →細かい数字や定義は記載した方がよい

・踏み込みが甘い

 →どういうことを子どもたちと関わらせるか

・スーパー=レジ袋=エコバック=ゴミ問題になってしまう

何故調べたのか、その目的と効果を示す必要がある。そうすることによって、説得力が増し、主張の主旨が明確に伝わりやすくなる。

・、見学やインタビューなどの体験は関心を持って学べるので良い。

・オーバーストア状態とは、

・「レジ袋をもらう人の理由」も記載しておく方が比較をしやすくよりわかりやすくなる。

・大型スーパーの出現による雇用の問題・コンビニなどとの価格競争についての調査を行った方がよい。

反省点

私たちは子どもたちとの関わりにおいて“体験して学ぶ”授業というのを意識していて、そのことについて分かってもらえるか不安だった。だがいくつかの班は良かった点として評価してくれたので良かった。しかし、発表としてはまずまずの結果であった。まず、内容の視野が狭く、焦点を当てた内容がややずれていた。“目的と効果を示せば説得力が増す”という意見は勉強になった。スーパーは生産と消費の仲立ちをする“販売”の部分に大きく関わっているので、「レジ袋」だけでなく、生産や消費にも関わる内容に着目すべきであった。さらに「レジ袋」に着目してしまったことで、「スーパー」ではなく「環境」に近い内容になってしまった。今回の内容を詳しくするには、批評にあったように「レジ袋をなぜもらうのか」という点も取り入れるべきであった。そして具体的な例を用いればもっと分かりやすい発表ができたと思う。また、レジュメの記述が中途半端であった。先生もおっしゃったように指導要領の記載は必要なかった。細かい数字は記述すべきであった。発表をする際は、レジュメは箇条書きにして、口頭で細かい説明をするというのが基本であることがわかりとても勉強になった。他の班からの批判をたくさん得られたことで自分たちの発表の良かった点、改善すべき点を明確にすることができた。

※オーバーストア;小売店などの商業施設が、ある商圏に対して需要より供給が過剰になるほど出店している状態のこと。

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<しゃもじ班>

三畳半
取上げる対象の全体像は社会事象を大まかに認識するときに落とすことのできない事柄、事象の特徴、注目されている他の社会事象等がちゃんとかかれており、それほど多くないながらも内容が凝縮し、的を射ているので良いと思った。

しかし問題点で、商品の大量生産による弊害の問題が書かれていないことが気になった。大量生産が行われると必ず、大量消費が起こり、売れ残った分は大量廃棄へと繋がる。スーパーにおいて、大量に仕入れた商品を必ず売り切ることができる訳ではないし、かつ生鮮食品を扱っているため時間がたった商品は廃棄しなければならない。そういったときに起こる問題点や、そのスーパーによる工夫点を発表内容に加えるとさらに良くなるのではないだろうか。またスーパーの立地条件に対する問題(スーパーが建ったのにも関わらず、家から遠すぎていくことができない、等)についての内容が含まれると、地域社会との関係の話が膨らみよくなるのではないだろうか。

三畳班は問題点としてレジ袋の包装ごみ問題を大きく取上げていたが、レジ袋のごみ問題はスーパーに関する問題ではなく、ごみに関する問題であるため、論点がずれていると思われる。確かにレジ袋の包装問題は社会問題の一つであり、エコバックなどスーパー個々での対策がとられているが、本来のスーパーの問題点ではないため、この発表では他の題材を選んだほうがよい。

ビタミンA班
 取上げる対象の全体像ではスーパーの売上高や商品陳列までの過程、消費者の利用の理由等が挙げられているが、社会事象を大まかに認識するときに落とすことのできない事柄、事象の特徴、注目されている他の社会事象があまり内容に加わっていなかったので、その点からも対象を捉えなおすとさらに良くなるのではないかと思った。

 問題点としては実際に社会問題としてうたわれていることが保証されている新聞記事からとりあげているのはよいと思った。事細かに問題提示されていたが、それらに繋がる問題の大まかな所在、共通点が提示できればさらによくなるのではないか。最後の子供たちの生活経験との関わりは取上げた問題とリンクさせて考えたほうがよかったのではないかと思う。

 全体的にパーワーポイントを用いて資料を提示していてわかりやすかった。
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<地産地消班>

三畳班

良かった点としてはスーパーの問題点をあらゆる視点でとらえられていたことがよかったということがあげられる。様々な視点でとらえることによって、また1つのスーパーの形態について1つだけではなく様々な形態のスーパーについて取り上げられていたのがよかったとおもった。それによって私たちが知らないスーパーの形も知ることが出来た。

問題点としては、マイバックの意識を高めるためにはどのようにしたら良いのかということの具体的な意見があまり記載されていなかったという点があげられる。たとえば、普段から家庭内でエコ意識を向上させる、エコについて話し合うなどでマイバックの意識が高まるのではないかと思う。

またレジ袋だけではなく、透明なビニール袋などを減らすにはどのようにしたらよいかなどを記載してほしかったと思った。

それから、袋を減らすことによってどのような効果が得られるかなどの説明があったが、数字のデータが細かすぎて口頭だけでは何をいっているのかわからないので、載せてほしかった。

あと、円グラフが白黒で印刷が薄い部分がわかりづらかった。


ビタミンA班
良かった点としては、パワーポイントを用いた発表をしていたので簡潔にまとめられていてとてもわかりやすかった。
また一般的なスーパーという枠組みだけではなく、ネットスーパーなど近年利用されてはじめた形態についても述べられていたためよかった。
新聞の記事を取り入れて問題点について触れているというところもよかったとおもった。

問題点としては、大きな規模で経営されているスーパーなどについては多く触れられているが小さな規模のスーパーや小売店についてはあまり触れられていないため、それらについても問題の改善策や売上を伸ばす方法などについてもっと述べたらよりわかりやすくなると思う。
また、大きな規模のスーパーの今後の在り方(プライベートブランドなど)について説明するだけではなくそれらの問題点や売上がなぜさがってしまったのかなどについても深く述べられていたらよかった。

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<ビタミンA>

三畳班批評

・職業体験は中学校でやるので小学校の範囲ではない。
・学習指導要領をそのまま読みあげる必要はない。触れたいのなら、部分的に抽出して深く掘り下げてみてはどうか。
・「オーバーストア状態」とは何か。馴染みがない言葉には補足説明を加えるべき。
・話の中でレジ袋の重さなど具体的な数字が出てきたが、口頭で言われてもピンと来ないので紙面にあらかじめ載せるべき。
・身近なレジ袋の問題から、販売側の工夫が必ずしも良いものではないということに気づくことができた。販売と身近な環境問題をリンクさせて考えて行く視点は素晴らしいものだと思う。
・大きく3つの問題点を上げている。発表時間はまだまだ残っていたので、「包装ごみ」以外の問題点についても詳しい説明がほしかった。
・発表者の伝えたい事が、わからない部分があった。自分の言葉で原稿を考え、読み合わせや通しの練習で発表全体を把握する努力も、もう少しできたのではないか。
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「フライパン」

~三畳班の報告に対して~
●取り上げる対象の全体像
まず、先生もおっしゃった通り全体が文章でまとめられているため、読みづらい。要点のみを箇条書きでまとめ、必要な情報は発表の際に口頭で言う方が良かった。
現代の生活とスーパーマーケットの関連性、スーパーマーケットの形態の変化について着目していることはよくわかった。
全体像は上手くとらえられていると思う。しかし、どの部分がどのように広がっていくかがわかりづらい。

●問題点
大きく3つに問題をわけていた。スーパーマーケットを調査するにあたって、最も重要なのは社会的性質から考えて、販売の問題だと思う。だから問題点の一つ目の内容を厚く扱ってほしかった。
発表では一番の問題点がレジ袋といった包装ごみについて述べていたが、これはごみとつくだけあってごみ問題での大きな問題だと考える。しかし、スーパーの問題とリンクさせて学習するのには良いと考える。

●子どもたちの生活経験とのかかわり
社会的な性質から調査すべきことに加え、自らの考えも取り入れて、スーパーマーケットの取り組みを理解する姿勢がみられとてもよいと思った。
例をあげていてとらえやすかった。だがプリントが中途半端に終わっている感じがした。


~ビタミンA班~
●取り上げる対象の全体像
スライドに要点のみがうまくまとめられていて、見やすい。
全体像が示され、また、教材構造が細かく示されていたため、分かりやすかった。

●問題点
論点をはっきりと4つにまとめてあってよかった。しかしどの論点もスーパーマーケットの社会的性質から少し遠い論点ではないかと思う。
問題点を広く見るのではなくある程度に絞られ、理由なども示されていて、良い報告だったと考える。

●子どもたちの生活経験とのかかわり
技術面からすると、スライドに内容を詰め込みすぎではないかと思う。
子どもの目線から見たスーパーマーケットの生活経験が書かれていてとてもよい。
これだからこう、といった問題・理由がはっきりしているため、授業を行う際の留意点などはっきりしていたと考える。
こども達も日常で関わることの多いスーパーマーケットという題材をいろんな視点から学習できて興味をそそる内容だと思う。
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<ペクチン>

三畳班
・取り上げる対象の全体像はよくまとめられていたのではないか。時代の変化に対応するスーパーの多様化、また、それに伴う問題点もしっかりと記載されていた点が評価できる。
・先生の指摘にもあったように、箇条書きや短文で記載した方が読み手は見やすいであろう。
・問題点の提起において、「環境への負荷」「エコバックの持参」など『環境』に関するものが多いように感じる。
・調べたデータの中にはなかったのかもしれないが、「レジ袋をもらう人の理由」も記載しておく方が比較をしやすくよりわかりやすくなるのかもしれない。
・今回のレジ袋に関する調査と子どもたちの生活経験との関わりの関係性があまり見えてこないように感じる。日常的にスーパーの売り場に足を運ぶ子どもたちにとって、売り場の商品調査・働いている人達への聞き取り調査などを通じて学んでいくことは十分に取り組みやすいものであると考えられる。レジ袋などの環境に関する調査よりも、大型スーパーの出現による雇用の問題・コンビニなどとの価格競争についての調査を行った方が、子どもたちの生活体験との関わりに繋げやすかっただろう。調査内容については特に問題がないため大変惜しい。

ビタミンA班
・取り上げる対象は全体像はよくまとめられていた。「サービス」に着目したこともよかったのではないか。
・問題点の提起については、論点を複数取り上げることで問題点をわかりやすくするようにしてあったのがよかった。ただ、論点3の高騰野菜について配布資料に記載されていなかったりしたことで問題点との関係性が見えにくかったように感じた。
・調べたデータは詳しいもので、また聞き手側からもわかりやすいものにまとめてあったのは評価できるところだろう。
・子どもたちの生活経験との関わりについての記述も、一年次だけの取り組みにとどまらせず次年度の内容に繋げて発展させていけるように考慮してあったのがよかった。
・参考文献の記載もきちんとしてあってよい。
・パワーポイントを使用しての発表であり発表内容がわかりやすいものであったが、配布資料との変更点や内容に誤字が含まれるなど、最終的な確認をきちんと行っておけばよりよい発表へとなっていたのではないか。

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