<ダリ>
T2ファージ班
「ゴミ問題」について学習指導要領にて挙げられている部分を的確に選択しており、導入がスムーズである。
ただ、「資源として活用していること」が前提としてあるにもかかわらずそれ以降に挙げられているリサイクルの項目の内容は対応しているとは言えない。
また、日本全体のゴミの排出量を現状として取り上げているのにゴミ問題との関連については「回収日を守らない」「ダイオキシンの発生」という意識の問題とある一部分の問題へいきなり飛ぶので説得力がない。
その解決策においても「買い物袋の持参」「個装の少ない商品の購入」等は分かるのだが、何故そうすべきなのかという理由づけが足りない。
レジュメにおいて、グラフや図の利用が「ゴミ問題」という言葉に関連してそのような感じのものを引用した印象が強く、全てが適切な利用であるか検討が必要だと思う。
時折「←」で指摘している部分もあるが、もっとその指摘について広げられると自分たちの視点を明確に出来た様な気がする。
発表の際の態度は、班全体で把握されているようで聞いていて安心感があった。簡潔に分かりやすくまとめて、伝えようという雰囲気が感じられて良かった。前例のない中での発表でそういった好印象を抱かせるのは素晴らしいと思う。
ぺクチン班
初めに「ゴミ」の定義を挙げていて分かりやすかった。問題提起も大から小へ、その際にある小問題にも着眼しており至る所に意識が働いていることが分かる。
比較的新しい法律の問題点にも言及しており、新鮮だった。子どもたちとの関わり方についても、「ゴミになる前の過程」より「ゴミになった後の処遇」の方が理解しやすいのではないかという指摘には納得させられた。
しかし、教師側に都合のよい子どもの答えを想定した展開は、柔軟性に欠け違う答えが出たときにどう対応するのか、子どもの考えを否定してしまう可能性があるように感じる。
発表の際に1人しか話さないのであれば全員が前に出る必要があったのかという疑問は残った。全員出るのであれば、一人ひとりの意見感想が聞けると面白かったように思う。
全体的には至る所に自分たちの視点を取り入れており、今後の展望が期待できるような参考にしたい発表であった。
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<ミシャ>
・T2ファージの発表について
はじめに学習指導要領におけるゴミ問題の記載についてふれてくれたのが良かった。
ゴミ総排出量のグラフに加えて、その内訳(産業廃棄物や家庭ごみ、またその種類など)のグラフがあったらなお良いと思った。
ペクチン班の発表について
プリントのまとめかたが上手く、読みやすかった。
後半の「子供たちとの関わり」では、子どもの興味関心を考慮した具体的な授業の進めかたが考察されていて良かった。
ただ、「リサイクルに出せば良い」だけでなく、大量のゴミが出る理由やゴミを出さない方法などにもふれるとなお良いかもしれないと思った。
・T2ファージの報告には多くのデータ資料があった。教科書の内容そのまま教えるのではなく、統計資料などで実際に確認してから教えるのは大切である。しかし、統計資料がただ並べられ、その説明があっただけだった所が気になった。その統計に示されたことの、どこが良いのか悪いのかがはっきりしないように思う。
ペクチンの報告ではゴミ問題について子供たちに問題意識を持ってもらうためにはどうすれば良いかが発表されていた。どれも非常に興味深いが、本当に「リサイクルだとゴミが出ない」のかはもう少し検討した方が良いと思う。
・T2ファージ班は、指導要領の中の「廃棄物の処理」を中心にわかりやすい発表をしていたと思います。ただ、発表内容をもう少し深く掘り下げたものにしないと、私たちが授業を運営する際にゴミ問題の理解不足で困ってしまうのではないかと思いました。ペクチン班は、ゴミ問題の全体像および子ども達との関わりを深く考えた上での発表だったと思います。特に子ども達にどうゴミ問題を考えさせれば良いかということを班の見解としてまとめてあり、大変参考になりました。
・T2ファージ班は、図や表での説明はわかりやすかったが、もっとたくさんその班なりの考察を盛り込んでもよかったと思う。
ペクチン班は、細かく、ていねいに調べているという感じだった。子供たちとのかかわりという面でもよく考察をしていると思った。発表に関しては、班で役割分担があるのかもしれないが、一人の人だけが文章を読み上げるより、複数の人で発表したほうが、メリハリがあってよいと思う。
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<ムンク>
T2ファージ班の第一ステージ報告は、まず内容が浅い印象を受ける。紙面では簡潔にキーワードがまとめられているため、説明はさらに詳細を説明することが望ましかった。初めの部分で、指導要領の一文を提起し始めているところは良い。ただ、どちらに触れていくのか定かではない様子出はいけない。全体像から、社会事象を大まかに認識するときに落とすことのできない事柄、事象の特徴、注目されている他の社会事象との関係などについての報告が少なすぎて、認識不足を感じた。特に、ダイオキシンなどリサイクルの例を挙げたのならそれに関連する問題点や詳しい改善策、現状の事例が欲しかった。第一ステージの課題についての理解が少し足りていなかったのだと思う。現実味がわく資料が追加されていたので、新たに気づいたり知ったりすることが出来る事柄があったと思う。
ペクチン班の第1ステージ報告は、最初に、何についての報告か分かりにくいと思った。主題をもっとはっきりとさせるべきである。そして、取上げた社会事象について授業担当者全員の認識・理解がしっかりしたものではなかったと思う。なぜなら、一人の方がすべて発表していたため、分担化されているように感じ、主題のごみ問題について全員がすべてを認識していなかったと感じたからである。つまり、全体の理解の一致が足りていないということである。しかし内容は、よくできていた。まず、最初にゴミに関する定義を挙げていることが良かった。ただ、少しこの定義をもう少し簡略化した方が良いと思った。さらに途中の対策としての法律制定に関する部分では他の記述に比べレベルが高く、少し分かりやすい工夫が必要である。また、取上げた対象の全体像、何が問題になっているか、子どもたちの生活経験との関わりについて、しっかりとまとめられていてよかったし、子供たちが工夫できる内容も感じられた。しかし、後半の記述の中の3Rについてもう少し細かい説明がほしい。
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<横尾班>
・T2ファージ
…簡潔にまとめられており、おおまかに捉えることができる。
…しかし反対に言うと、内容が薄く、どうして「問題」なのかが解りづらい。
…書くにあたって参照した資料やホームページなどが書かれていない。
…決められた回収日を守らないについての解決策が述べられていない。ダイオキシンの発生についての解決策がゴミの分別などはたしてそれがほんとうに解決策なのか断言しかねる。(問題点と解決策が対応していない。)
…解決策を実際に行った場合どうなるのかが書かれていないので本当に「解決」になるかどうかが分からない。
…数値化された情報が曖昧。
…具体例が少なく信憑性に欠ける。とくに解決策は実際に行っていることを取り上げるべき。
…子どもに教えるときにどんな方法でこの問題について教えていくのか。
…質疑に対しての応答がおおざっぱで答えになっていなかった。しかも確認をとらずに次の質疑を求めたのはどうかと思う。
・ペクチン
…「ゴミ」の定義付けから始めているのは導入として問題を捉えやすくて良い。
…具体例が多くわかりやすい。
…取り上げる問題の全体像が3つにわけて細かく考えることが出来ている。
…3(処分場の用地確保の難化)に対する直接的な解決索がない。
…ゴミを出さないのが1番というのは現実的ではない。実際にゴミを出さないというのは無理である。
…「ゴミになったあとの処遇の方が子どもたちにとってつかみやすい」→本当にそうだろうか?理由は書かれているが、確実的ではないと思われる。
…2の反対運動は関係ないのではないだろうか?
…プリントを見ただけではわからないところが多少見られる。「処分の優先順位:「発生抑制」「再使用」…とだけ書かれてもどれが1番なのか分からない。
…どの部分がどの資料を参考にしたのかが分からない。
…子どもたちとの関わりまで書かれているので、次の班が行う小単元に役立つ。
・まとめ
…どちらもゴミ問題についての発表だが、違う視点から捉えているのでより深く知ることができて良いと思う。
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<吉岡班>
T2ファージの発表批判
1.全体的として、プリントの資料は簡潔で見やすい。しかし、内容が薄い。
2.内容に関して、ごみの定義がない。つまり、どのようなものが「ごみ」と言われるものなのか、また、どう認識しているのかという説明がないので、資料と主張にずれが生じ、資料としての説得力が薄くなっている。また、ごみの定義・ごみの問題に関して認識が明確でないために、ごみの現状とその問題との関係性が不明確になる。これにより、どのごみ問題に対して取り組むのか、どう教育的アプローチをしていくのかという展開が見えない。教育的アプローチとして、生徒のディスカッション等が挙げられていたが、その内容をさらに突き詰め、具体的な指導方法を考えると、より実践的になると考える。
3.発表の形式として、話の段落がしっかりとわかれており、説明が簡潔な分聞きやすく、理解しやすかった。
ペプチンの発表批判
1.発表の形式は班それぞれ自由であるが、一人での発表はメリハリがなく感じた。
2.全体として内容がしっかりしている。今現在のごみの量ではなく、現在の制度や対策を重視するなど、視点が多角的であり、参考文献の用いてる内容も発展と合致していた。しかし、内容の大半が引用で、主張が少ない。例えば、㈰の「・これらの問題の対策として…」という部分で、法整備されていると言う情報より、法整備されたことが、どの問題に関しての自分たちの主張に繋がってくるのかということの方が重要であると考える。
3.㈪の子供達の関わりの部分で子供達の発達段階の特徴、現状や反応からごみ問題を選択できるという教育的アプローチは大変素晴らしいと感じた。また、その具体的な流れとして考察してありわかりやすく、過去よりも未来に視点を起き、授業を展開していくやり方には深い感銘をうけた。しかし、ごみ問題の流れとして、結果的に製品資源問題に関してリサイクルという解決でまとめてあり、ごみ処理やごみに関してのモラルという部分での解決が含まれていないような気もする。もし、3・4年生で取り上げる内容として「資源→リサイクル」というごみ問題の内容が一番適していると考えるのであれば、そのような発表の展開や資料の使い方をする方が望ましいのではないだろうか。
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<ロラン>
T2ファージ班
発表の前半部分はレジュメの図や文章に口頭の説明がありわかりやすかったが、後半部分は口頭だけであったので理解しづらかった。
レジュメの右側のグラフや図は先生が用意したようなので、自分たちで見つけられると良かったのではないかと思う。
図1のグラフの説明で、2000年から「ごみ総排出量」や「1人1日 当たりの排出量」が減少しているという口頭での説明はわかりやすくて良かったと思う。
同じく図1のグラフの説明で、グラフに載っていない年の説明、例えば 「2000年からごみの排出量は減少していたのに、2005年には2000年のごみ排出量を上まわった」だとか「2008年には減少した」だとかの説明も良かったと思う。しっかりグラフを分析した上に、しかもその先まで詳しく調べているという姿勢は見習うべきだと思った。
3R(リデュース、リユース、リサイクル)がリサイクルに関係のある言葉であるとは知っていたが、「リサイクルを促進するための3R」だということは知らなかったので勉強になった。ただ、3Rの中に「リサイクル」が含まれているのだが、「リサイクルを促進するための」「リサイクル」・・・?という疑問が残ってしまった。
ペクチン班
一人の方だけが発表する形式はスムーズでよかったと思う。
何が問題なのかが大まかに3つに分けられて書かれているので、内容がパッとつかみやすかった。
レジュメに載せてある二つの図が少しわかりづらい。もう少し説明して欲しかった。
一人の立場だけでなく、国、市町村、事業者、消費者、所有者それぞれ の視点、問題、対策に触れていたのがよかったと思う。
「子供たちとの関わり」の部分はハッとさせられた。子どもがどういう風に考えるかだとか、考えやすいかだとか、また、子どもの興味・関心についても考えて、そこからごみ問題に結び付けているやり方はとても良いと思った。
「子供たちとの関わり」の部分は特にだが、全体的にも順序立てが良いという印象を受けた。
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