<目標>
水道事業の公共的性質に気づき、それを維持するために問われている今日的問題に関心をもつようになる
1.生活における水の必要性に対する関心の立ち上げ
「水道がなくなったら?」(第1〜3時限)
教材:被災地の断水の報道
活動:親、近くの大人からの断水経験の聞取り
討論:水道が止まったらどうなるか?
調査観察:どんなところで水道を使っているか?
家庭、学校と、それ以外の場所について調査観察結果の発表
検討:どの位の水を使っているか?
2.水道を維持するための社会的営みの概要を知る
−1)どこから水を得ているか? (第4時限)
河川、雨水、地下水(井戸)など
<取水と浄化>
教材:川、池(水たまり)からバケツで組んでいる世界各地の人々
地域に以前にあった井戸の配置図
河川、湖沼の汚染状況(そのままでは使えないこと)
簡単な浄化装置(の模式図)
近隣の河川における取水と配水地図
検討:取水した水をそのまま使えるか?
−2)どうやって水を届けているか(第5〜6時限)
<配水の仕組み>(第5時限)
教材:地域の用水・配管の地図、世界の上水道普及状況
活動:実際にバケツで必要量を1km運んでみる
討論:水道がない場合に必要な水運びの仕事量
<浄水場と配水>(第6時限)
教材:浄水場の仕組み、その設備のあらましと目的、巨大さ;汚泥
3.水道が公共的な性質もっていることの意味に気付く
(A案)ペットボトルの水と水道水との比較(第7〜8時限)
活動:値段の比較
教材:需要増加状況
討論:その原因
(B案)下水処理 または 農業用水
4.まとめ(第9〜10時限)
1)得られた新しい知見・認識の確認
・ 日常生活における不可欠性
・ 水道事業の公共性
補充:生活用水以外の水の需要:農業・工業用水
下水処理との不可分の繋がり
2)更に調べたいことへの関心の拡張
刺激:農産物自給率の低下は間接的に他国の水資源を買い占めていることに繋がること。
水道事業の民営化は、廉価な給水を崩す。
助言:
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小単元:10~15時間の一連の授業
a)問いの立ち上げ(10〜25%)
b)「問い」に対する答えを見つける(55〜70%):
疑問「なぜ?」、仮説「**ではないか?」
検証:調べて確かめる
c)まとめ&次の問いへの繋げる(10〜20%)
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